● Wax Poetics Japan 創刊号の Roy Ayers 記事抜粋 古典となった膨大な作品群が、新旧世代を超えて多くの影響を与えているロイ・エアーズ。歌も歌い、ヴィブラフォン奏者としても活躍する彼は、実にさまざまな仕事をしてきており、1970年代にポリドール・レコードに残したアルバムは、録音当時と同様に今日でもその存在価値が光り輝いている。時代とともに生きている真のレジェンド(伝説)は、現在進行形でその伝説が作られている。彼の膨大な過去作品からサンプリングされ何百という新作品を生み出すヒップ・ホップ世代を通して、彼へのトリビュートが行われる。
Roy Ayers
1940年L.A.生まれ。70年代から活躍するヴィブラフォン奏者で自己のグループUbiquityを率い、ジャズ、ソウル、ファンクを融合した作品を数多くリリース。それらの作品が90年代以降のヒップホップ、レア・グルーヴ、アシッド・ジャズの盛り上がりと共に再評価された。またグールー (Gang Starr)のプロジェクトJazzmatazzやケニー・ドープとルイ・ベガのNuyorican Soulへの参加を通じて、ロイ・エアーズに興味を持つようになったファンも多い。代表曲「Everybody Love the Sunshine」、「Searching」、「Running Away」等々のクラシック・チューンで若い音楽ファンからも絶大な人気を誇る一方で、フェラ・クティ(Fela Kuti)との「2000 Black」や「Coffy is a color」、「Evolution」といったアッパーな疾走感あふれるナンバーも人気は高く、ガラージ・クラシックとして上げられることも多い。2003年には未発表曲集「VirginUbiquity」、2004年には「Mahogany Vibe」をBBEレーベルからリリースしている。
INO Hidefumi
5歳よりクラシックピアノを始める。2004年「1レーベル1アーティスト」という隅々まで行き届いたサウンドプロダクションを志すレーベルとして、自身の作品のみを発信し管理する”inoconcent record”を始動。命名は小西康陽氏。
2005年7inciアナログレコードというフォーマットにこだわった”7inch series”を発表。現在に至るまでに7枚をリリース、初期4作品は入手困難な盤となっている。2006年1st Album “Satisfaction”を発表。ノンプロモーションにも関わらず、口コミで広がり大手レコードショップインディーズチャートでは、8ヶ月間(32週)にもわたりベスト10入りするなど、驚異的な記録を残す。2007年 INO hidefumi LIVE SET “Satisfuction” TOURスタート。東京、大阪、広島、福岡、LONDON、全6公演全て超満員でツアーを終了。ドラム、ベースとの3人編成で、アルバムのクールなサウンドに内包される攻撃的な音像を再現、その他、日本国内での代表的なフェスティバルに出演する等精力的に活動。 GILLES PETERSON JAPAN TOUでのメインアクトを勤め、話題となる。藤原ヒロシ氏、dskとのユニットIDF結成。楽器音楽からプログラミング、ミックスダウンまで1人で創り上げる、その清廉で心に響く音色と職人的な音楽性で、幅広い層の心を揺さぶりながら浸透中。