mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

開催終了ジョン・ケージ公演@芦屋

詳細

2012年06月06日 21:48 更新

 ジョン・ケージ生誕100周年を記念するリサイタル・シリーズを、来週末(6月16日(土))から芦屋で開始しますので、ご案内申し上げます。

[大井浩明 《ピアノ・アンバイアスト》 ]
http://ooipiano.exblog.jp/17974903/ チラシpdf画像 http://twitdoc.com/11U5
山村サロン (JR芦屋駅前・ラポルテ本館3階)http://www.y-salon.com/

チケット:全自由席 前売り¥2500 当日¥3000 3回通しパスポート¥7000
予約/問い合わせ: 山村サロン 0797-38-2585 yamamura@y-salon.com

──────────────────
【第1回】6月16日(土)18時開演/17時30分開場 《ジョン・ケージ生誕100周年記念(その1)》
○J.ケージ(1912-1992):ソナタとインタリュード(1946-48) (全20曲) 〜プリペアド・ピアノのための
○J.ケージ(1912-1992):易の音楽(全4巻) (1951)
○片岡祐介(1969- ):プリペアド・ピアノ独奏のための《カラス》(2012) 委嘱新作初演
 -------
【第2回】7月14日(土)18時開演/17時30分開場 《ジョン・ケージ生誕100周年記念(その2)》
○J.ケージ(1912-1992):南のエテュード集 第1巻&第2巻(1974-75) (全16曲)
○H.カウエル(1897-1965):マノノーンの潮流(1917)、エオリアン・ハープ(1923)、ザ・バンシー(1925)
○譚盾(1957- ):C-A-G-E- (1994)
○E.サティ(1866-1925):ピアノ作品選集 [ジムノペディ第1番〜第3番、ジュ・トゥ・ヴ、グノシェンヌ、薔薇十字教団の最も大切な思想、犬のための無気力な本当の前奏曲、映画《本日休演》のための交響的間奏曲 ほか]
○副島猛(1962- ):ピアノ独奏のための《ホオジロのいる風景》(2012) 委嘱新作初演
 -------
【番外編@京都】 7月17日(火)20時開演 
○M.フェルドマン:バニタ・マーカスのために(1985)(ピアノ独奏、約70分) M.Feldman: For Bunita Marcus
カフェ・モンタージュ http://www.cafe-montage.com/ [京都市中京区夷川通柳馬場北東角] 地下鉄「丸太町」夷川東出口より徒歩5分、市バス「裁判所前」より徒歩3分
¥2000 (40席限定) 予約/問い合わせ: tel 075-744-1070 montagekyoto@gmail.com 
 -------
【第3回】8月25日(土)18時開演/17時30分開場 《1980年代のピアノ作品を巡って》
○高橋悠治(1938- ):光州1980年5月 (1980)
○B.ファーニホウ(1943- ):レンマ-イコン-エピグラム(1981)
○尹伊桑(1917-1995):間奏曲A(1982)
○姜碩煕(1934- ):ソナタ・バッハ (1986)
○S.シャリーノ(1947- ):ソナタ第2番(1983)&ソナタ第3番(1987)
○陳銀淑(1961- ):ピアノのためのエテュード集(1994-2003)(初版+改訂版 全10曲)
○横島浩(1961- ):ピアノ独奏のための《華麗対位法?》(2012) 委嘱新作初演

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【6月16日(土)公演について】

  プリペアド・ピアノとは、ピアノの金属弦の間に、ボルトやナット、木、ゴムなどを挿入して、ガムラン・アンサンブルのような玄妙な音色を出す手法です。「ソナタとインタリュード」はその代表作であり、ジョン・ケージの名をアメリカ国内はもとよりヨーロッパでも広く知らしめたものです。
  通常は、音楽ホール所蔵の楽器で内部奏法・特殊奏法を行うのは、日本国内では厳禁されております(すなわち、それだけ生演奏に触れる機会が少ない)が、今回、ケージ生誕100周年ということで、山村サロン様の特別の御許可を頂き、実現の運びとなりました。言うまでもなく、ハンブルク・スタインウェイのような銘器をこそプリペアドして、初めて生まれる音色、というものが御座いますので、是非ご期待下さい。(因みに、「易の音楽」にも、幾つかの特殊奏法が突発的に現れます。)
  そもそも、プリペアド・ピアノというのは、上記の通り、弦の間に異物を挟みますので、通常の鍵盤奏法よりは音量は抑えた表現となります。この点で、サロンくらいのキャパがちょうど音色の繊細な差異を聞き取るのに適切と言えるでしょう。ジョン・ケージが「ソナタとインタリュード」の解説演奏を、メシアン・ブーレーズをはじめとするパリの音楽家たちの前で行ったのは、もちろん芸術擁護者のサロンででした。

  「易の音楽」(全4巻)は、4人のピアニストの合同上演(1992年)以来の全曲演奏、かつ、おそらく一人のピアニストによる演奏としては日本初演になると思われます。この大作は、1951年以降の全ての前衛音楽(ブーレーズ・シュトックハウゼンを含む)に決定的な影響を与えた、ピアノ音楽史上の最重要文献の一つです。11月に東京で取り上げる予定の《34分46.776秒》(プリペアド・ピアノのための)もかなりの難曲ですが、「易の音楽」の比ではありません。

  片岡祐介氏の新作は、この「ソナタとインタリュード」のプリパレーション状態を前提としつつ、彼独自の創意が発揮されるものです。氏とは、一昨年東京での塩見允枝子個展でパフォーマンスをお願いして以来のコラボレーションです。

──────────
【7月14日(土)+7月17日(火)公演について】

  プラネタリウムを仰ぐかのような美しい倍音に満たされたケージの連作《南のエチュード》第1集・第2集(全16曲)に、ケージが愛好するエリック・サティ、ケージの師匠であるヘンリー・カウエル、ならびにケージを師匠と仰ぐ譚盾(タン・ドゥン)のケージ追悼作品を組み合わせました。チラシにあしらったのは、この《南のエチュード》の基となった、南天の星座図です。カウエルの有名な3作と譚盾作品は、内部奏法+特殊奏法の応酬で、いわゆる「楽しいゲンダイ曲」です。
  副島氏は京大哲学科出身で、1992年に山村サロンで初リサイタルを行った際に新作委嘱をさせて頂いて以来です。バード・ウォッチングが最近の趣味、とのことなので、「小鳥たちのために」書いて下さることになりました(ホオジロザメの事ではありません!)。

  ケージと並ぶアメリカ実験主義の巨匠、モートン・フェルドマンの晩年の大作《バニタ・マーカスのために》は、1時間を超えるゴブラン織りのような繊細極まる変容が宗教的な感動を呼び起こす傑作です。東洋人で現代音楽というと、武満・細川・高橋の諸氏のように「小柄」「痩躯」「寡黙」というイメージが強い、と言われがちでしたが、そのたびに、「でもフェルドマンがいるから!」と反論して参りました(フェルドマンは巨躯の肥満体)。ヒストリカル・クラヴィコードで微音の特訓はバッチリ重ねて来ましたので、このたび番外編として敢行する次第です。

──────────
【8月25日(土)公演について】

  「Piano Unbiased」の命名は、もちろんケージの作風を前提としておりますが、たとえばこの第3回公演では、北も南も同時に取り上げる、ということで、昨年末の東京公演に引き続き、「有り得ない」構成となっております。
  シャリーノのピアノ・ソナタ全5曲中でも饒舌さで知られる第2番・第3番、同じくファーニホウの最も真っ黒な譜面「レンマ・イコン・エピグラム」、それに勝るとも劣らない情熱的な尹伊桑・姜碩煕・陳銀淑の代表作を対比させてみました。
  横島浩氏の作品を演奏させて頂くのは、今回が初めてです。これで、個人委嘱的にも、テンプス・ノヴム(作曲家グループ)は同人全員制覇ということになります。プログラミング上の括りとしては、陳銀淑と同様に1961年のお生まれ、という格好です。新作は「パレストリーナのトータル・セリー風」との事ですが、横島さん御自身がピアノの名手でもいらっしゃるので、譜面が届くのが今から戦々恐々です。


━━━━━━━━━━━━━
  7/17(火)に、神戸大学発達科学部(鶴甲キャンパス)でレクチャーを致します。13時20分〜16時40分(2コマ) 「楽譜に書かれていること/書かれていないこと 〜バッハ《平均律》からジョン・ケージまで」 外部者聴講可(無料)。 問い合わせ/田村研究室 http://www.edu.kobe-u.ac.jp/hudev-bunsay/




 皆様のお越しをお待ち申し上げております。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!
  • 2012年06月16日 (土)
  • 兵庫県 芦屋・山村サロン
  • 2012年06月16日 (土) 締切
  • イベントに参加する
  • 気になる!
参加者
1人