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開催終了6月25日講演「日中関係とODA」

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2011年06月17日 12:46 更新

第37回北京日本人学術交流会のお知らせ
みなさん
いつもお世話になっています。
山口直樹@北京日本人学術交流会です。
第37回北京日本人学術交流会は、JICA中国事務所副所長の岡田実氏に「日中関係とODA−なぜ日本は対中政府開発援助を開始したのか?」というテーマで報告いただきます。
岡田実氏は、すでにその研究成果を『日中関係とODA−対中ODAをめぐる政治外交史入門−』(日本僑報社、2008年)という書籍にして世に問われています。
その書の推薦の言葉で指導教授でもある菱田雅晴氏は、「書店の店頭には、対中嫌悪感を露に打ち出した中国排除論、排斥論が平積み状態で、アンチ中国、中国バッシングの書籍はまさに汗牛充棟の体をなしている。中国にあっても、事情はさして選ぶところはないが、経済の歩みとも軌を一にした停滞感、漂泊感が色濃い現代日本の心性には、威勢のよい高飛車な言葉ほどより心地よく響くのかも知れない。 
しかし、これらのアンチ中国、それと表裏をなす日本の対中外交バッシングの小気味良い言説からは、中国とどう向き合うべきなのか、具体的な処方箋は何ら得られない。大嫌いであろうとも、よしんば、相手の姿が仮令如何に驕慢に映ろうとも、その相手にどう立ち向かうのか、付き合わざるをえない相手だとするならば、怜悧にその方策を巡らさねばならない。
(中略)相互接触の拡大は必ずしも相互理解をもたらしてはいない。双方がさまざまなレベルで接触を重ねることを通じ、自動的に相互の了解が深まり、両国関係が成熟したものへと発展して行くであろうとの予定調和信仰は、寧ろ、相互誤解、相互不信の現実によって裏切られている。それが了解不足ゆえであるならば、それは上述した70年代の“知られざるもの”への熱狂が、依然として“なお知られざるもの”への危惧、警戒感に変貌しただけかも知れない。また、「知ってるつもり」の“誤解”に基づく失望感、不信感、嫌悪感もかなりの部分を占めているのではあるまいか。
 こうした歪みをも含んだ対中“情緒”も蔓延する今日の日本にあって、中国との関係をどう切り結ぶか、具体的な対処案を真剣に描こうとするひとびと、あるいは、日中関係を、国交正常化以来の歩みとして基礎から学ぼうとするひとびとに、本書を薦めたい。」と述べられています。
今日の日本で支配的な「威勢のいい」中国論とは距離を置き日本の対中ODAを冷静に検証しようと試みた書であることがうかがえますが、岡田実氏には、今回、その具体的な成果を披露していただきます。
お時間、関心のある方は参加いただければ、幸いです。
また今回は、北京日本人学術交流会の三周年を記念した回でもあります。
これまで北京日本人学術交流会には北京に在住する日本人、中国人を中心としてのべ1200人以上の人に参加いただいてきました。
第二部では代表の山口直樹が、北京日本人学術交流会の三年の歩みを振り返り
若干の総括を行います。また三周年にあたってあらかじめ集めた参加者からの感想やメッセージを集めた北京日本人学術交流会三周年記念の小冊子を配布し、それらを紹介しつつゲストの方からもコメントを頂き、日中の学術交流のあり方について考えます。
こちらも参加いただければ、幸いです。
参加希望の方は、6月22日深夜までに連絡係の坂本(green.forest1023@ gmail.com  )まで申し込んでください。
なお座席に限りがありますので、埋まり次第締め切りとなります。あらかじめご了承ください。ではよろしくお願いいたします。
■日時:2011年6月25日(土)午後2時から午後3時半まで報告、午後4時まで質疑応答。
第二部4時10分から6時ごろまで、その後、場所を移して懇親会。
■報告テーマ:日中関係とODA〜なぜ日本は対中政府開発援助を開始したのか?
■報告者:岡田 実(国際協力機構中国事務所副所長)
■場所:北京市海淀区五道口成府路沿いのビル16階2ndplaceというカフェ(ドリンクつき)(詳細は申し込んでいただいた人にお知らせします)
■参加費:30元(資料代、小冊子代、運営費など)
■申し込み:6月22日深夜までに連絡係の坂本(green.forest1023@ gmail.com  )まで

■報告概要
2008年は、日中平和友好条約締結と中国の改革開放30周年にあたり、また2009年は、対中ODAの出発点となった1979年の大平総理訪中から30周年の節目の年であった。さらに来年2012年は日中国交正常化40周年を迎える。
なぜ、日本は1979年以来、中国の経済建設、改革開放への協力を進めてきたのか?中国はなにゆえに日本との協力関係を受け入れてきたのか?この節目の時期を捉え、対中ODAの原点に時計の針を戻し、対中ODAの軌跡を辿りつつ、日中関係の大きな背景の下に映し出すことを試みる。
○はじめに
○第一の文書「日中共同声明」−1972年
・日中共同声明には何が書かれているか?
・なぜ1972年に国交が「正常化」したのか?
・日中国交正常化にはどのような歴史的意義があるのか?
○アジア諸国との戦後処理
・「戦後処理」「戦後賠償」とは何か?
・アジア諸国との戦後処理はどのように行われたのか?
・中国との戦後処理と他のアジア諸国との戦後処理はどう違うのか?
○第二の文書「日中平和友好条約」−1978年
・「日中平和友好条約」はなぜ1978年に締結されたのか?
○1979年体制−「危機」と「和解」の政治構造
・対中ODAはなぜ1979年に開始されたのか?
・「1979年体制」の政治構造とODAの役割
・国際政治の危機と対中ODA
・中国の国内政治の危機と対中ODA
・日本の国内政治の危機と対中ODA
・日本の戦後処理と「和解」としての対中ODA
・日中「戦後和解」プロセスにおける「1979年体制」の役割
○おわりに
◎第二部(午後4時10分ごろから午後6時ごろまで)
北京日本人学術交流会三年の歩みを振り返って(代表;山口直樹)
さらに北京日本人学術交流会に寄せられた感想、メッセージが紹介される予定。
ゲスト;宮内雄史(東京大学北京代表所所長)
山田重夫(在中日本大使館)
小林さゆり(フリーライター)
大坪光泉(生け花師)
山口慶(Tomonos)ほか

連絡先
北京日本人学術交流会代表:山口直樹( ngodzilla21@ yahoo.co.jp )
http:// j.peopl edaily. com.cn/ 96507/9 7399/66 83162.h tml



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  • 2011年06月25日 (土)
  • 海外 北京
  • 2011年06月22日 (水) 締切
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参加者
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