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開催終了「オダサク×ダザイ」を読む会ともうすぐ初日!ワークショップ開催

詳細

2009年05月29日 20:43 更新

キンダースペースはこれまでに四十本を超えるモノドラマを作ってまいりました。
モノドラマとは、近代のわが国の小説家の短編作品を、一人の俳優によって一つの演劇作品として舞台に立体化する試みです。
俳優はここで、語り手、登場人物、そして作者が作品にこめた文学そのものを、三つながら体現します。
今回は、そのようにして作り上げてきたモノドラマの方法をもう一つ推し進め、十人の俳優によって、
織田作之助、太宰治、それぞれの作品を上演します。
この二人の作家は、昭和の戦前から戦中、敗戦直後という時代の元に、日本人であるということを称揚する小説を、
決して健康とはいえない身体と反比例するかのような強い創作エネルギーで、発表し続けた文学者です。
太宰は今年生誕百年を迎え、四年後に生まれた織田作之助は没後六十二年となる今年、その生の最後の瞬間まで、
血と闇と生活、その全てと格闘した作家の作品を数本。
その間からさしてくる強い光は、いま生きている我々自身の生のあり方を照射します。
取り上げた作品は、太宰が自らの二回目の心中未遂を書いた「姥捨」(狂言だという見方が定説です)。敗戦をむかえたその瞬間を物語の発端とした「トカトントン」。遺作のグッド・バイにもつながる文体で終戦後の風景を捉えた「メリイクリスマス」。そして、これは遡るのですが、太宰版のゴドー待ちとも言える「待つ」。
 織田作之助は。その、独特の人生の切り取り方で、実直を絵に描いたような風呂屋の釜焚きが、一度だけ過ちを犯そうとする様を描いた「人情話」。同じように、主人どうしに決められた結婚を、奉公する女の側から描いた「許嫁」。なくなった妻の一代という名の、一番の馬券を買い続ける男の「競馬」。織田作には珍しい、かけなくなった自己を見つめた「郷愁」。いずれも織田作の距離で人生を、人間を切り取ったものです。

日 6/9(火)〜14(日)〈オダサク・ダザイ 交互上演〉
劇場 劇団キンダースペースアトリエ〈西川口〉

この公演に先立ち、明日30日、
〜参加すれば芝居が2倍楽しめる〜 「オダサク×ダザイを読む会」&「もうすぐ初日! ワークショップ」を開催します。

「オダサク×ダザイを読む会」5月30日(土)18:00〜

今回の題材である織田作之助・太宰治の小説の一部を参加者と劇団員で読みます。
原作に触れ、声を出して読むことで、「モノドラマ」を観劇する面白さを、
より味わっていただこうとする試みです。


「もうすぐ初日! ワークショップ」 5月30日(土)19:30〜 

演出家 原田一樹を中心に、芝居作りの行程や上演作品の紹介、演劇そのものの持つ魅力についてなど、
演劇をより身近に感じていただく為のセミナー形式のワークショップです。

両会とも特にご用意いただくものはありません。どうぞお気軽にご参加ください。


場所 劇団キンダースペースアトリエ
参加費 無料 ※要予約

詳細は劇団キンダースペースWEBページをご覧ください。
http://www.kinder-space.com
お申し込みはメールにてお願いします。
post@kinder-space.com

※管理人様、長々と失礼しました。よろしくお願いいたします。

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  • 2009年05月30日 (土)
  • 埼玉県 西川口劇団キンダースペースアトリエ
  • 2009年05月30日 (土) 締切
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参加者
1人