クラリネットとバスクラリネットの世界を、弦楽四重奏とピアノ、ファゴットと共に演出します。

出演者は、静岡在住のクラリネット・バスクラリネット奏者の井上幸子と、フィンランドのクフモ国際室内楽音楽祭で知り合った仲間たちが、札幌、大阪、東京、ボストン、滋賀、神奈川から静岡に集まります。

クラリネットを中心にした室内楽作品ほか、大変珍しい「左手によるバスクラリネット独奏」もあり、1つは日本初演になります。

多数の皆様のご来場をお待ちしております。

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井上 幸子　リサイタル
〜クラリネットとバスクラリネットの世界〜
Sachiko INOUE with Kuhmo’z vol.3

2009年10月25日（日）
静岡市江崎ホール（静岡市葵区七間町8-20　毎日江崎ビル9階）
開場 13:30 開演 14:00
一般 2,000円（当日500円増）
チケットご予約・お問い合わせ：mixiメッセージか、inoue@tokoha-jc.ac.jpまで。

<Program>
H.B.クルーセル：序奏とスウェーデンの旋律による変奏曲　作品１２（クラリネット5重奏版）

クヌドーゲ・リーサゲル：クラリネットとヴィオラ、ファゴットのための変奏曲　作品４　

G.ヴェルディ/ D.ロヴレーリョ：「椿姫」の旋律による演奏会用幻想曲　（クラリネット５重奏版）

アラン・リヒャルドソン：バスクラリネット、ヴィオラ、ピアノのためのソナタ

キンモ・ハコラ（編曲・振り付け　井上幸子）：バスクラリネット独奏と踊りのための　「ダイアモンド・ストリート」

ヤン・ハーデルマン：スポット・ライト・オン・ザ・バスクラリネット

木山　光：バスクラリネットと鍵盤楽器のための「SachiCounterpoint」（日本初演）

セルゲイ・プロコフィエフ：ヘブライの主題による序曲　

＜出演＞
クラリネット・バスクラリネット：井上幸子
ピアノ：鎌倉亮太
ヴァイオリン：板谷真以子、高岸卓人
ヴィオラ：深谷由紀子
チェロ：谷口賢記
ファゴット：井上直哉


井上幸子（クラリネット・バスクラリネット）（旧姓 上山幸子）

北海道帯広市出身。北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース卒業、フィンランド・シベリウス音楽院首席卒業、オランダ・ロッテルダム音楽院バスクラリネット修士課程首席修了、修士一号最優秀修了生として表彰され、ロッテルダム音楽院修了生代表演奏をつとめる。96年第7回日本クラシック音楽コンクール全日本大会審査員特別賞受賞。97年第9回HIMESコンクール第2位。北海道国際音楽交流協会ならびに、北海道文化財団から留学助成金を受け、98年フィンランド・シベリウス音楽院に入学。99年札幌市新人音楽会出演。2000年第100回日演連新人演奏会にて札幌交響楽団と共演、北海道４都市にてデビューリサイタルツアーを行なう。同年、第2回フィンランド・ラハティ木管コンクール第2位。02年〜04年クフモ室内楽音楽祭・若手音楽家推薦オーディションに連続合格、数々の国際的音楽家と同室内楽祭にて共演。05年、平成18年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として、フィンランドからオランダへ移り、ロッテルダム音楽院に入学。第1回ヘンリ・セルマー国際バスクラリネットコンクール第3位。07年、自らの研究テーマである「バスクラリネット独奏の可能性」を、踊りと映像による総合芸術舞台で自演し、第1回ロッテルダム国際芸術音楽家コンクールにて優勝。オランダ５大都市にて招待演奏ツアーを行なう他、地元TV、雑誌メディアに出演。2008年8月、帰国。03年〜05年ヘルシンキ・スウェーデン劇場管弦楽団クラリネット奏者、05年〜08年オランダ・プロムナド交響楽団バスクラリネット奏者。クラリネットを渡部大三郎、武田忠善、山本洋志、アスコ・ヘイスカネン、カリ・クリーック、マルティン・フロスト、バスクラリネットをヘイッキ・ニクラ、ヘンリ・ボク、即興演奏をウィリアム・タンケ各氏に師事。北星学園女子高等学校音楽科、東ヘルシンキ音楽学校講師を経て、2008年9月より札幌大谷大学・短期大学クラリネット・バスクラリネット講師、2009年4月より常葉学園短期大学音楽科管楽器専任講師として後進の指導にあたる。