mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

開催終了 「アーサー王の物語」

詳細

2008年02月21日 21:31 更新

http://bretonsdujapon.wordpress.com/2008/02/11/expoiida/
http://www.irtrp.info/framepage9.html

■解説 「アーサー王の物語 飯田達夫とグザヴィエ・ド・ラングレ」
グザヴィエ・ド・ラングレ(1960-1975)の名は,日本では『油彩画の技術』(黒江光彦訳,美術出版社,新版1974 年)の著者として知られ,画家と研究者に計り知れない影響を及ぼした.ド・ラングレは,画家・美術学校教師として活動したのだが,ブルターニュにまつわる歴史や伝説を主題とする分筆家としても重要な業績を残している.特に晩年は,フランス(ブルターニュ)からイギリスにまたがるケルト民族の伝説的な英雄,アルチュール王(英語ではアーサー王)の物語の執筆に力を注ぎ「アルチュール王物語」全5 巻を出版した.この間のことは,1970 年からド・ラングレに師事した飯田達夫がくわしい.ド・ラングレは,絵画技法の精髄を飯田達夫に伝え,さらに「アルチュール王物語」の日本語への翻訳と出版を慫慂したのである.今回の飯田達夫の展覧会は,翻訳と出版から成った第1巻から主題を取った作品を展示しているが,それらの作品には,師のド・ラングレから受け継いだ精妙な技法が生かされていることが認められるにちがいない.しかしまた,師のドラングレが文筆家でもあったことに示されるように,ヨーロッパ絵画の伝統のうちにある文学的な内容を絵画の主題とすることを飯田達夫が学び取り,その成果が作品に現れていることとも見逃してはならない.「アルチュール王物語」に語られていることと,彼の作品に描かれた場面との照応を見ることが,この展覧会であたえられる大きな楽しみのひとつなのである.飯田達夫は,今日の彼の活動の重要なもととなったグザヴィエ・ド・ラングレとの出会いを片時も忘れることができない.日本人の弟子として想像もできない優遇を受けていたのである.

飯田達夫の願いは,『油彩画の技術』の著者としてだけでなく,画家としてのド・ラングレの作品を日本に紹介することである.そのために彼は,フランスに残されたド・レングレの作品を今回の展覧会にあわせて展示しようとした.むしろ,彼にとっては,師の作品の紹介のほうがこの展覧会の主眼であるかもしれない.彼はそのために,フランスとイギリスに,ド・ラングレの足跡を求めて旅立ったのである.そこから持ち帰ったド・ラングレの絵画の内容と技法が一体となった芳醇な魅力について,私たちの認識を深め,さらに,今後にもド・ラングレの作品を日本でみることのできるきっかけとなることが,飯田達夫にとってだけでなく,日本の美術愛好家にとっても望ましいことであろう.そうした期待も含めて,このユニークな展覧会の開催が待たれたのである.

小倉 正史( 美術評論家)

■展示コンセプト
この度の個展では「「アーサー王の物語」飯田達夫油彩画展 〜グザヴィエ・ド・ラングレ「アーサー王の物語」出版記念師弟展〜」と題し、飯田達夫が師ラングレ著の「アーサー王の物語」の世界観を描いた油彩画を物語の進行に合わせて観客がたどれるように展示いたします。
「アーサー王の物語」の場面には,伝統的な衣装をまとった登場人物たちが登場し,ブルターニュやウェールズやイングランドといったケルトゆかりの土地の風景が登場します.飯田達夫はそれらを綿密に取材し時代考証を重ねた上に想像力によって物語の場面を油彩画により表現しています.
またその「アーサー王の物語」の著者グザヴィエ・ド・ラングレの作品と彼がこだわったブルターニュの資料も展示することで,近年注目されることが多いケルト文化をフランスから見る側面を紹介し,私たちがよく知っているフランスの奥深さと魅力を堪能していただけることを願います.
☆会期中展示に併せて、飯田達夫が自ら翻訳し出版したグザヴィエ・ド・ラングレ著の「アーサー王の物語」を展示販売致します.

■飯田達夫 プロフィール
1948 年 小倉生れ.
1974 年 東京藝術大学油画科卒業.
1975 年 同大学院絵画組成研究室在籍.
1970-1972, 1974-1975 年 油彩、テンペラ、フレスコ、パステルのフランス最後の伝統的技術継承者であるレンヌ美術学校教授グザビエド ・ラングレに師事。
1982 年 文化庁より派遣されフランス国立美術館修復家でソルボンヌ大学教授のジャック・マレシャルにアトリエとソルボンヌ大学で絵画修復を学ぶ。ルーブル美術館、その他で模写.
1988 年 小山敬三美術奨励賞修復部門受賞.
1987-1992 年 雑誌「アトリエ」に” 技法の実際” を6年にわたり連載.
1999-2002 年「伊豆の踊り子」、「無法松の一生」、「舞姫」などをテーマに個展.
現在、日本美術家連盟技術顧問.倉敷芸術科学大学非常勤講師.油彩画技術修復研究所IRTRP 主宰.


■グザヴィエ・ド・ラングレ プロフィール
1906 年フランス・ブルターニュ生れ.
1941 年-1972 年レンヌ美術学校教授.
ブルターニュ芸術運動に参加.
フレスコ画家.油彩画家.テンペラ画家.版画家.装丁家.油彩画技術研究者.美術批評家.小説家.エッセイスト.ブルトン語研究者.

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!
  • 2008年02月25日 (月)
  • 東京都 Wainright Hall Kyobunkan (Ginza)
  • 2008年02月25日 (月) 締切
  • イベントに参加する
  • 気になる!
参加者
1人