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開催終了千代崎ダンス倶楽部ときくみるはなす縁坐舞台の関係

詳細

2012年07月12日 19:54 更新

ダンス、カラダ、そして今ここに「ある」ことをこよなく愛する皆様へ。


黒子沙菜恵・橋本久仁彦をナビゲーターとして、
愛すべき参加メンバー達と一緒に継続してきました
「今ここだけにしかないダンス」は、一年の蜜月を得て、
“千代崎ダンス倶楽部”へと変容し、今夏以降も「哲学するダンス」を
継続してまいります。


生きること、存在することを、カラダと空間を通じて探求する
哲学者のような佇まいを見せる彼女との稽古=実験の時間は、
僕や倶楽部メンバーにとってかけがえのないものになっています。

ダンスが初めての方も是非どうぞ。

また長く踊ってこられたプロの方も是非どうぞ。
その道の「ベテラン」や「大御所」もお見えになっています(笑)


オドリやカラダ、動きや空間とは何か、またなぜ我々は踊るのか、
あるいはそもそもオドッテイルのは誰なのか、といった視点からの
定点観測ができる場になっています。


先日の十勝・帯広での縁坐舞台のワークショプで、周りのすべての音を
聞き受け、コンタクトしてオドル=カラダを運ぶ=カラダに運ばれる実習を
行いました。その「運び」を「執り行う」参加者の身体は、観客が「人のカラダって
美しいもんですねー」と嘆息をもらすような輝きを放ちます。


きくみるはなす縁坐舞台を行った時に、ある話し手が、カンボジアで多くの命が
失われた事実に向き合い続ける自分自身について語りました。


その話し手の方は最初、ご縁の坐布団に座ったものの、言いたいコトがなく、
何故か今、腕が痒いと言うだけでした。
囃し方の女性が「腕が痒いんですね。」とそのまま受けて、
ともにしばし沈黙の中にいると、
「カンボジアではいっぱい蚊に咬まれてね。。」
と言葉が移ろい、円坐の中で一緒に耳を傾ける我々の心象風景は、
かつて東南アジアの美しい国で起こった惨劇の記憶へと映ろって行ったのでした。


「では、ご縁の坐をお願い致します。」


一礼とともに舞台が始まります。


はなされたコト場(言葉)を聴き受けて、ご縁の坐から建ち上がった
ヒトガタ役者のコトの運びが佳境に入ったちょうどそのとき、
会場近くのナウマン象記念館から象の鳴き声が何度も響いて来ました。


刹那、カンボジアにもたくさんの象がいて、彼らもカンボジアの人々とともに
その生活を支え、また戦争の犠牲になっていったコトがフラッシュバックします。


僕をはじめその突然の哀しい鳴き声にカラダを貫かれたものは、
体中にゾクゾクと何かが走るのを感じます。


この十勝の縁坐舞台でも、その土地にすでにある何か、
「その土地にある“もの”」が舞台に参入し、
縁坐舞台にとってもっとも大切な「余情」を生み出してくれたのでした。


北海道十勝の幕別町忠類(ちゅうるい)にある忠類ナウマン象記念館には
最後のナウマン象の様子を物語にしたオーディオ装置があり、
観光客がスイッチを押せば、底なしの沼に足を取られて沈み逝く一頭の象の
断末魔の叫び声が流れ出るようになっているのです。


きくみるはなす縁坐舞台においては、このような舞台外部からの音や光の現象が
寄り付いて、舞台内容に参入してくる働きを「縁坐借景」と呼んでいます。


決してそのものズバリの言葉を明解に言挙げすることなく、「借景」として、
「余情」として映し、移ろい、大切な面影が密やかに立ち寄ってはまた還って往く。


そのような縁坐舞台の構造を僕はとても好ましく思います。


このような味わいを生きる僕にとって、まったく別の人生行路を歩んで来たはずの
黒子沙菜恵という気鋭のコンテンポラリーダンサーが見ている視界に、
大いに重なるところがあるということ。。


この人は同じ景色を見ている人なんだな、と納得する所以があるのです。


地元の帯広・幕別からのある女性参加者が、


「うまく言葉にできないんですが、見ている私の中に
重なって来るものがあって、なぜか涙や笑いが湧き出てくるんです。」


という言葉をくださいました。


僕もまさしく、、きくみるはなす縁坐舞台と千代崎ダンス倶楽部という
新しい二つの表現の場に重音(かさね)てやって来る、ある懐かしい面影を
見ているのです。

     
               シアター・坐・フェンス   橋本久仁彦


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千代崎ダンス倶楽部創部ご挨拶再録  黒子沙菜恵部長


橋本久仁彦氏と共にダンスワークショップを行って、
早いもので一年が経ちました。

たくさんの愛すべきユニークなカラダとその瞬間に出会うことができ、
私は真剣に見つめ、真剣に笑い、真剣に感動し、
そんな時を過ごさせてもらいました。

これからどのような場にしていきたいのか?と、
今までのコンセプトとは何ら変わりはないのですが、
一旦立ち止まって言葉にしてみました。

カラダには今までの記憶が沢山つまっています。
昨日今日でこのカラダが出来上がっている
わけではなく、何十年という日々の中で今のカラダがあるわけなのです。

そしてそれは今この瞬間にもひとつひとつ積み重なって行き、
日々流動的に変化しつつあるのです。

そう思うと、自分自身がすでに忘れてしまっている、
または混ざり合って生まれている、

拾い物みたいな、よくよく見るときらっと光るような感覚や
動きがきっとあるはずなのです。

網目のような、または混ざり合った層のような、
そんなカラダを想像してみてください。

同じようにこの空間も世界も多面的です。
ただ存在するだけで、ただまぶたを動かすだけでも、
ただ息をもらすだけでも、

カラダの世界とこの空間世界はまるで必然的に
偶然につながって行きます。

身体という場を使ってまだまだ探ってみたいと思うのです。

ダンスといっても、さまざまです。
生きていること、その存在がダンスです。

手のちょっとした動き、歩き方、目の動かし方、呼吸の仕方、
刻まれたしわ、皮膚感覚、

カラダのすべてを使ってダンスすることが出来るのではないかと思っています。

より実験的により発展的により発見的により人間的により真剣により面白味を!

そんな時間をみなさんと共有したいと思っています。

私は変わらず、みなさんのカラダを食い入るように見たい、
そして皆さんも食い入るように見てください。

まだまだなぞは沢山あります。

それが面白いのです。

私が主体的になることもあったりくにさんであったり皆さんであったり、
多面的に面白い!と思えることを身体という場を使って探り、
ここだけのダンスから千代崎ダンス倶楽部に変化出来たらいいなと思っています。

まあ、ともかく私はおります。くにさんも出来るだけほとんどおります。

                  黒子沙菜恵



■時間は19:00~21:00
場所はフェンススタジオ。
地下鉄鶴見緑地線「ドーム前千代崎」駅?番出口徒歩2分
阪神ドーム前駅徒歩3分・JR環状線大正駅より10分

*出来れば当日でも連絡がつく方法、メールなどお知らせ下さい。

■倶楽部費 今年度から参加される方 一回2000エン

★2012年3月23日(金)創部・倶楽部活動開始^^/
 毎月1、2回のペースで進行中です。

7月以降の開催日
7月13(金)
8月24(金)
9月21(金)
10月26(金)
11月2(金)
12月7日(金)
12月21日(金)

以降は日程が決まり次第発表していきます。


参加申込先:
E-mail 千代崎ダンス倶楽部事務局
enzabutai@gmail.com

TEL 090−6066−7782(橋本)

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