[Milton Bradley] 生まれも育ちもベルリンという生粋のベルリナーであるミルトンは、80年代後半にアシッド•ハウスとベルベジアン•テクノの洗礼を受け、エレクトリック•ミュージックの世界に足を踏み入れる。レコード•コレクターとなった彼は91年にDJとしての活動を開始。ダークなエクスペリメンタル•テクノからディープなインダストリアルまで、この20年間に多彩なサウンドを吸収してきた。2008年からは制作に乗り出し、レーベル<Do Not Resist The Beat!>を立ち上げ、独自の解釈のテクノ•サウンドを発表し続けている。2010年からはより実験的でダークな作品を発信するサブ•レーベル<The End Of All Existence>を始動、さらに盟友ヘニング•ベアーとともにインダストリアル•テクノ<K209>、今年に入ってからは90年代のアシッドサウンドにインスピレーションを得た<Alien Rain>もローンチするなど、ベルリンで最も精力的かつ厚い支持を受けるテクノ•プロデューサーである。DJとしても地元に根ざしたアンダーグラウンド•パーティとして定評のあるGrounded Theoryでレジデントを務め、Berghainなどでも頻繁に出演し、その実力は折り紙付き。初来日となったrural 2012でもそのDJセットはベストギグであったと多くのクラウドが口を揃えている。