2007年につづいて津田ホールには2回目の登場。今年没後200年となるハイドンの作品で始まり、つづいて現代作品にも積極的な彼女たちが今回選んだのは、1960年生まれのノルウェーの作曲家、ニルス・ヘンリク・アスハイムの「ブロークン・ライン」です。 これは、オスロ室内楽フェスティヴァルがヴェルターヴォ・カルテットのためにアスハイムに委嘱した作品。2008年にリリースしたCD「アスハイム/室内楽のための作品集」(Aurora Records ACD5044)にも収められています。 たゆたう旋律、短い言葉で呼び交わすような音、4つの弦楽器が複雑に絡まりあって生まれる響き…、ヴェルターヴォ・カルテットならではの切れ味の鋭い演奏が期待されます。