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開催終了溶岩ツアーの誤解

詳細

2007年02月14日 20:01 更新

 最近、「夜間の溶岩ツアー」の言葉だけ一人歩きしてます。心配なので現地の状況を説明します。

 現在、キラウエアカルデラから南東約20kmにあるPu'u O'O'火口から流れ出した溶岩は、一挙に1200mを流れくだって海に至ります。粘度の低い玄武岩質溶岩のため、多くはLava Tubeの内部を冷えずに流れるため海岸沿いのChain of Crater RD.を分断して海まで長距離運ばれています。(このLava Tubeの裂け目からときたま溢れた溶岩が地上で見ることができます。裂け目が無いと地上で見れないこともあります)現在この流れは東西2つに別れて海に注いでます。
 
 現在、オーシャンエントリーの場所は公園側から伸びているChain of Crater RD.の終点から徒歩で往復5時間です。アップダウンのある溶岩帯を5時間歩くのはまず普通の観光客では無理です。また、オーシャンエントリーを見る場所は崖の上になるのでエントリーと見る崖の見る角度が影響します。崖は常に崩落するので運良く近づいても見れるかは五分五分です。

 この状況から現在公園側(西側)からアプローチするツアー会社は昨年溶岩が見れない状況でした。(某業者は独断で東側ツアーを強行し、カラパナのハワイアンに私有地侵入で警察に通報されています。)
 この状況で考えられたのが夜間ツアーです。夜間なら遠目や双眼鏡で山麓の赤い溶岩の流れや水蒸気に映る赤い光を見ることが可能になります。
 赤い溶岩の筋や水蒸気に映る赤い光を見るツアーが主力になっています。当然昼間このコースをたどっても赤い光を見ることはできません。

 Chain of Crater RD.の終点から夜間往復2時間程度の公園内の歩行といっても周囲には光はありませんので経験と装備のない一般の観光客が歩くことは不可能に近いです。
 また、Chain of Crater RD.もコナへの帰路も夜間になります。ハワイでの運転のスキルが必要です。
 コナーキラウェア(152km)(東京ー那須塩原157.8km)(大阪ー吉永150.2km)

 公園側の歩行距離が伸びたために苦肉の策として考えられたのが夜間ツアーです。この夜間ツアーが一人歩きして「キラウエアで夜溶岩が簡単に見られる」と考えられているようです。灯火の無い広大な公園の溶岩台地を現地の地理情報も十分無い観光客が2時間も歩くことは不可能です。ましてやオーシャンエントリの場所まで往復5時間は自殺行為です。


 参照
 Chain of Crater RD.は溶岩に寸断されたところまでは多くの観光客が集うCrater Rim RD.(Kilauea Caldera1周道路:17.6km:新宿ー東小金井)から片道約32km(東京駅ー国立駅)往復62km(東京ー相模湖)の行程で、高度差は約1200mもあります。ガソリンの残量を確認しないと帰れなくなります。
 
 
 では最近知られ始めたChain of Crater RD.の東側(カラパナ側)からのアプローチですが、ここはもともと村があった場所が1990年の噴火で溶岩に覆われたところです。公園では無いので民間の土地です。かつて公道であった場所(境界は見えないです)以外に立ち入ればとがめられることもあります。
 カラパナ側の道路寸断地点から往復1時間30分で東の流れの上に至ります。Lava Tubeの裂け目がなければ地上の溶岩は見られません。現在は写真で報告した穴とオーシャンエントリーが見れます。現在のところ崖とオーシャンエントリーの位置が見える角度にあるため見えます。無論崩落すれば見え方は変化します。

 現在、カラパナ側からアプローチできるツアー会社は最初に溶岩ツアーを始めたアアツアーのみです。理由を聞いて驚いたのが、会社は地元のハワイアンの資本参加があるからとのことです(゚д゚;)。地元の人がオーナーなので強いのでした。
 ツアー参加について
 【ハワイ火山国立公園】http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=619923&comm_id=122952&page=all  の>98参照してみてください。



 個人でのアプローチも不可能ではないのが東側のカラパナ側からのアプローチです。
 個人で蒸気を目標にオーシャンエントリーまではカラパナ側ならなんとかなる可能性はありますが、複数のリスクがあります。
 まず帰路無事車まで戻れるかのリスクがあります。
 オーシャンエントリーまでの往路の途中で車の姿は完全に見えなくなります。
 2つめに、風向きにより火山ガスが流れます。普通は東風(貿易風)なのでカラパナ側は風上になりますが時に西風が吹けば危険です。水蒸気と異なり青い火山ガスは刺激のある金属臭です。風向きにより的確な対処判断が求められます。
 3つめはオーシャンエントリーの付近は当然Lava Tubeの上になります。長ズボンで歩くと下からの熱気が十分感じられず危険を察知するのが遅れます。個人でアプローチする場合は転倒して怪我するよりこのリスクが高いのでアアツアーのガイド同様半ズボンでのアクセスをお勧めします。
 
 夜間ならこれらに注意を払い、更に灯火の無い溶岩台地で10m四方程度の場所を探しあて見学し、更に僅か2×5m四方の車を見つけるのです。
 そして帰路ヒロまでなら約1時間、コナまでなら約3時間の夜間の運転が待ち構えてます。
 あともうひとつあります(ーー;)
 カラパナ側の駐車場に長時間駐車するとガラスを割られる車上荒らしが発生してます。特に人目の無い夕方夜間に多く発生してます。
 駐車場付近は完全な無人ですので簡単に襲われます。現地では荒らしている人間がほぼ特定されているようです(^_^;
 そのためアアツアーのオーナーの一人であるカラパナのハワイアンはアアツアーの車を荒らさないようきつく警告しているとのことです(ーー;) そのためアアツアーの車は比較的安全とのことです(゚д゚;)。
 昨年の暮れの、松坂慶子さんの取材協力で、夜間撮影のためアアツアーのスタンさんはローンの残る自家用ピックアップをカラパナに駐車していたところ見事後部座席のガラスを割られたそうです。盗まれるものは無かったのですが現在もプラ版でごまかしてます。
 自家用車を出したのが悔やまれるとのことです。
 カラパナに駐車するときは思い切ってドアロックしないのも一考かもしれません。
 これがあるので私も個人で行きたくないのです(^_^;
 保険の手続きや代車の要求で1日つぶれるもの・・・。

コメント(3)

  • [2] mixiユーザー

    2007年02月21日 19:17

     個人でのアプローチの留意点

     水は多めに持ちましょう。最低500mlは予備含めて2本。雨具は必携。風があるのと蒸れるのと考えて傘とビニールカッパは欲しい。天候は変わりやすいです。
     長袖のジャージかトレーナー、ウィンドブレーカーあると心強い。せめてウィンドブレーカーは欲しい。雨になると冷えます。炎天下なら無論荷物になります。
     食料は適度に持参です。万一のとき1晩お泊りですから。
     手袋は必携。転ぶと大怪我します。ガラス質で切ります。
     リーダーは半ズボン、他は長ズボンです。
     帰路のルート確保はしましょう。できれば登山で使用する赤いリボン用意するぐらいの気持ちで。
     なれている方は行きは蒸気をめざす。帰路は海岸との距離を測りながら東に帰るのです。
     溶岩チューブは大きく蛇行しています。踏み抜かないよう常に地面からの熱を察知してください。

     簡易治療キット(包帯、バンドエイド)はできれば持参しましょう。転倒するとかなりダメージあります。
  • [3] mixiユーザー

    2007年06月03日 09:01

    参考
    aa toursの連絡先です
     スタンリー・山内さん  Stan Yamauchi
     電話は勿論日本語OKです。
     ハワイ島では808は不要です。
     808−325−7315
     808−937−7466(携帯:これ一番つかまる:ハワイ時間昼(日本は午前中)なら日本からもOK)

     「ホタカの紹介!」と言えばなんとかしてくれると思います(@_@)

    stan@aatourslava.com

    上のメールに3日以内に返事なければ
    予備のメールアドレス(確実に捕らえよう!)
     sgyamauchi@msn.com
     これは個人のようです(^_^;

    件名に「Introduction of Hotaka!」
    と書けばなんとかしてくれると思います(^^)/

     問い合わせは期間に余裕持つと安心です。
     時間なければ電話です。日本時間AM.3:00-PM.3:00が目安です。

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