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開催終了文学座・中野志朗主宰WS/ブレヒト『処置』読み合わせ

詳細

2018年05月08日 21:46 更新

ブレヒト『処置』を読む〜文学座・中野志朗による演劇WS

これまで「戯曲読み合わせWS」と称しまして、参加者の皆さまと、チェーホフ作品、ブレヒト作品、岸田國士作品、菊池寛作品を読んでまいりました。相手役との関係性を大切にしつつ、作家の言葉を丁寧に音声化することで、演技力のブラッシュアップとともに、作品それぞれの奥深い面白さを探求してまいりました。

今回はベルトルト・ブレヒト作『処置』をとり上げます。当方のWSとしましては、『第三帝国の恐怖と悲惨〜「スパイ」』に続きまして、ブレヒト作品としては第二弾になります。

20世紀の演劇を代表する巨大な才能であったベルトルト・ブレヒト(1898〜1956)は、1920年代の終わり頃、従来の「消費のための演劇」ではなく、演ずる者にも観る者にも、作家の提出したテーマについて熟考させて、また議論の出発点になり得る新しい演劇「教育劇」を提唱しました。

若かりしブレヒトが生きた時代の共産主義の問題を扱った『処置』は、一連の教育劇の中でも、問題劇として注目されてきました。「全体のために個をのり越える」というテーマ性から、共産主義国家の粛清(=異なる思想を持つ者の処刑)を作家が肯定していると捉えられる恐れから、作者自身が長らく上演を禁止してきた経緯もあります。

今日、私たちは、ブレヒトが生きた時代とは全く異なる時代に生きていますが、問題作『処置』をとおして、今なお、今日にも響き得るテーマの発見に期待して、この戯曲をとり上げます。

またブレヒトが用いた「異化効果」のような現場的な技術についても、読み合わせをとおして学びます。


〜あらすじ〜
モスクワ共産党からの指令で、5人の工作員たちが正体を隠して中国奉天にやってきます。理想の社会を実現する革命を準備する彼らの活動は、やがて仲間の一人の自分勝手な行動によって危機に瀕します。そこで彼らがとらざるを得なかった行動とは……。


開催日:5月12日(土)13時〜18時
    
開催場所:杉並会館 第三集会室
     
参加費:2000円

定員:5名より開講致します。演技経験は問いません。

テキスト:開講が決まり次第、郵送させて頂きます。

申し込み・問い合わせ先:shiro.nakano72@gmail.com(中野)
お申し込みの際には、上のアドレスまでお名前、性別、年齢、演技経験の有無/経験年数をお知らせ下さい。

締め切り:5月10日(木)

中野志朗・プロフィール
文学座演出部所属。2007年度文化庁在外研究員として、1年間ベルリンにて演劇研修を受ける。演出活動の他に、俳優養成の講師を務める。都立総合芸術高等学校舞台表現科市民講師。他にも芸能事務所、専門学校等で指導をしている。演出代表作としてファルク・リヒター作『崩れたバランス』、ベルトルト・ブレヒト作『男は男だ』などがある。

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