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開催終了thinking on the borderland,  art talk session vol.3 森山安英 − 日常への抵抗 −

詳細

2008年03月19日 16:14 更新

■企画趣旨
自由を求め、時として時代に対して抵抗を試みるアーティスト達
に、私は北九州で出会った。このアーティスト達の営為に私達はど
のように向きあうことができるか?
thinking on the borderland / art talk session シリーズの第
3回目となる今回は、森山安英をメインゲストに招き「日常への抵
抗」と題して討論していきたい。森山は、1960年代末から70年代初
頭にかけて北九州・福岡を舞台に活動した美術グループ「集団蜘蛛
」の中心的メンバーとして、当時社会を席巻していた反体制・反芸
術運動を徹底してパロディ化し、無化してみせた。
この度のセッションではトークゲストとして、著書『北京芸術村
−抵抗と自由の日々』において中国の混沌とした現在に対峙し表現
するアーティストたちの日常を生々しく描き出した麻生晴一郎氏と
、ポスト資本主義社会における文化/政治運動の新たな姿を追った
著書『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間の叛乱』の著
者、社会学者・毛利嘉孝氏をお招きする。
イリーガルな領域に踏み込み、政治と芸術の場を横断しながら表
現活動を行っている集団・アーティストについて、麻生氏からは中
国の事例を、毛利氏からは欧米の事例をご報告いただく。中国と欧
米の事例を併置することによって、日常への抵抗ともいえる森山の
営為を、この今に浮上させ、かつ相対化する視点を構築したい。森
山の営為と沈黙、そして現在に、私たちはどう出会い直すことがで
きるだろうか。
(企画/谷口幹也+花田伸一)

トークゲスト:麻生晴一郎(フリーライター)
毛利 嘉孝(文化研究/東京芸術大学)

日時:2008年3月23日(日)15:00〜17:30
会場:GALLERY SOAP 北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23
http://g-soap.jp/
参加費:会場入口にて1drink/?500のオーダーをお願い致します。

主催/thinking on the borderland プロジェクト
平成18〜20年度科学研究費補助費若手研究 課題番号:18730543
研究代表:谷口幹也

協力/GALLERY SOAP

■問合せ先(本トークセッションに関して)
九州女子大学・谷口幹也
TEL/FAX:093-693-3085 m-gavro540@iwa.bbiq.jp
http://www1.bbiq.jp/gavro/borderland/index.htm

■問合せ先(展覧会「お帰り集団蜘蛛」に関して)
GALLERY SOAP
TEL/FAX:093-551-552 info@g-soap.jp
http://g-soap.jp/


■当日の流れ
15:00 開会
「森山安英の営為をめぐって」花田伸一(フリーランス・キュレーター)
15:20 報告 麻生晴一郎(フリーライター)
毛利 嘉孝(文化研究/東京芸術大学)
16:50 フォーラム「芸術・政治・日常 −抵抗という身振り−」
17:30 閉会
進行/谷口幹也(美術教育学/九州女子大学)


■アーティスト紹介

森山安英(1936年 北九州市八幡生まれ 美術家)

1960年代末から70年代初頭にかけて北九州・福岡を舞台に活動した
美術グループ「集団蜘蛛」の中心的メンバー。反体制・反芸術の風
が国内を吹き荒れる時代の中、政治活動家や前衛芸術家たちの熱狂
を横目で睨みながら、「否定の否定」という姿勢で、それらの活動
を徹底してパロディ化して無化し、自滅に至るプロセスを体現して
みせた。

《主な活動》
1968
4月 グループ「ZELLE」結成 → 7月に「集団蜘蛛」となる
5月 「グループ連合による芸術の可能性」展(福岡県文化会館)
7月 「集団蜘蛛のアート・フェアー」(小倉、めがねのセコール2F/北九州)
9月 「集団蜘蛛蜂起展」(北九州市立八幡美術館)
1969
1月 「山田弾薬庫反対運動デモ」に参加
2月 「第3回 九州現代美術の動向」展(福岡県文化会館、菊畑茂久馬企画)
5月 「万博破壊九州大会」(戸畑文化ホール/北九州)
9月 「朝日西武美術展」粉砕声明(福岡県文化会館)
1970
2月 福岡市天神交差点にてハプニング
2月 「可能性への意志」展 粉砕声明(北九州市立八幡美術館)
7月 伝習館高校(柳川市)教師の処分に反対運動に参加
11月 伝習館救援会結成大会に参加、公然猥褻罪に問われる
12月 上記活動をめぐる簡易裁判
1973
8月 裁判判決:公然猥褻、猥褻図画公然陳列により罰金刑

《関連展覧会・講演会ほか》
1997 資料展「「集団蜘蛛」の軌跡展」(福岡市美術館)
2004 作家講演会「光ノ表面トシテノ銀色」(北九州市立美術館)
2007 映画上映会『MORIYAMA:集団蜘蛛 森山安英インタビュー』
(GALLERY SOAP、福岡県立美術館)

《参考書籍》
菊畑茂久馬『反芸術綺談』海鳥社、1986年(2007年に新装版)
『機關16号「集団蜘蛛」と森山安英特集』海鳥社、1999年
田代俊一郎『駆け抜けた前衛 九州派とその時代』花書院、1996年
中谷至宏・小林昌廣編『造形論のための20の対(ペア)昭和堂、1999年


■トークゲスト紹介

麻生晴一郎(1966年 北九州市生まれ フリーライター)

幼少・青年期を北九州、大分、東京、神奈川などで過ごす。湘南高
校を経て東京大学国文科に進む。80年代以来の時代の空気に馴染め
ず、大学在学中の1987年から上海、ハルビンなどを放浪。大学卒業
後、テレビマンユニオンに就職するものの「史上最悪のAD」の異
名を持ち2度の長期失踪の末に3年足らずで退社。以来1998年まで
の大半を中国、香港、タイ、ラオス、インドや東京の中国人社会な
どで過ごし、無一文同然の生活を送る。1998年より執筆とテレビ制
作(ディレクター・プロデューサー)開始、2003年より執筆に一本
化。著書に『北京芸術村 抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『
旅の指さし会話帳 中国』(情報センター出版局)、『こころ熱く
武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)などがある。


毛利嘉孝(1963年長崎県生まれ 東京藝術大学 音楽学部 音楽環境
創造科 准教授)

専攻は社会学・文化研究。京都大学 経済学部卒業後、広告代理店に
勤務。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジMA(メディア&コミ
ュニケーションズ)、PhD(社会学)。ポール・ギルロイに師事。九
州大学大学院 比較社会文化研究院 助教授を経て、2005年より東京
藝術大学 音楽学部 音楽環境創造科 准教授。特に音楽や美術など現
代文化と都市空間の編成や異文化理解をテーマに幅広く活動中。NPO
法人アート・インスチチュート北九州理事。
《単著》 『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間の叛乱』、月曜社、2003年ほか

*********************
GALLERY SOAP 企画展 『お帰り集団蜘蛛』
会期:3/11(火)〜3/30(日)
開廊時間:14:00〜19:00
入場無料
http://g-soap.jp/

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