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開催終了(7月〜12月)このキャラとシナリオを動かそう。

詳細

2007年07月13日 12:49 更新

[前書き]
ねえ、そこのあなた。
やってみない?こんなこと初めてでしょ…。
ふふ、そんなに緊張しなくてもいいわ。
さぁ、一緒に、しましょ?

・・・というわけで題名のとおり、簡単に僕こと管理人が作った書き出しと、その中に出てくるキャラクターをつかって、その続きを書いてみましょう。

[書き出し]
【リード文】
何かいやなことがあって、田舎から出奔してきた野中麻紀は、ある都市にやってきた。

【本文】
「すっかり暗くなったなぁ」
麻紀はゆっくりと黒くなりかけている空を見上げた。
ニコニコと笑う気力も麻紀にはなかったのだ。
というよりも、麻紀にはそもそもこんなに遠くに家出してくるだけの勇気がなかった。
でも、それだけの勇気をどこかから奮い立たせてでも出てきたのだ。
あのことはそれだけ麻紀を複雑な気分にさせたのだった。

「そういえば、どこに泊まろう」

麻紀は不安そうに人の流れを見た。そんなに手持ちも無い。それなのに今日の雨露を凌ぐ軒先が見当たらないのだ。勢い飛び出してきたのもあって服もそんなに替えがあるわけでもない。もちろん、ここにツテがあるわけでもない。
「漫画喫茶とか?あいてるんだろうか」
麻紀は駅の近くでそれがないかどうか確かめてみることにした。ずいぶん昔にテレビで放送されていた漫画喫茶族をあのころは手放しで馬鹿にして笑っていたのに、いざこうなってみると惨め以上の気分を与えてはくれなかった。

ずっと歩き回って調べてみたけれど、あたりの漫画喫茶はもうすっかり“住人”に占められてしまっていて、麻紀が割り込む椅子は無かった。結局徒労だった。疲労だけが麻紀に残ったのだ。

携帯電話が時折なっていたが、電池が切れたのかいつのまにか静かになっていた。駅の中の24時間チェーン店の喫茶に入り込んで、一番安くて、長居できるドリンクバーを注文して、コーヒーを持ってきてもらってから麻紀はいっそう小さく縮こまった。もう本当はべそをかきたくて仕方なかった。

まきには、たよれるものがなかった。

それだけで十分麻紀は絶望に打ちひしがれるだけの材料となっている。次々に人が入れ替わっていく中で、うとうととし始めた麻紀に、誰かが声をかけてきた。
「あれ、あんたって、まさか」
ハスキーな女性の声だった。時間で交代して出てきたウェイトレスのようだ。真っ赤なエプロンドレスに和風の前掛けをあわせたような何かおかしな変装をしているような制服で、胸のある人だったらものすごく視線を集めそうな構造をしているのが売りでもあるのだが。

いや、まさか、といいなおして、何か勘違いか、というのを表情に浮かべたまま女性は続けた。
「ねえ、あなた、前どこかで会ったでしょう?たしか・・・」
麻紀は麻紀で頭が混乱していた。え、いきなり誰だ?と思った。二人とも黙って何かを考える。

そして、二人は以前そうして出会ったようにお互いを指差して、叫んだ。

「あのオフ会に参加した方ですか?」
「あなたあそこにいたでしょ!」

あのオフ会のとき“悠里”と名乗った女性は、今制服の構造上突き出てしまう胸のところにワッペンで「中里遊里」と名乗り直していた。

「遊里さん、ああ、そうか。あの時はどうも」
麻紀は思い出してあのときの行動が恥ずかしくなり、頭を思わず掻いた。二日ほど洗ってないんで脂ぎってるんだけど。
「マキさんでしたっけ?・・・お住まいはもっと遠くの方だと思ってましたけど」
「遊里さんこそ、ずいぶんととおくだったとおもいますが・・・」
「私はちょっとね、夢があってこっちに越してきたんよ。結構生活苦しいけどね」あはは、と遊里は笑った。仕事だからと麻紀に断って、机を拭くのに近寄ったとき、麻紀の体臭がきついのに遊里ははっと気づいた。
「あれ、ひょっとして家出?」とニヤニヤしている、
「あ、の、まぁ、その、そうです。はい」
「泊まるところ無いんじゃない?ねえ、どこに今泊まってるの?」
「いや、その・・・駅の中とか・・・こういうレストランとか。あまりいいことじゃないってわかってるんですけど」
「ふうん。『何でまあ?』とかは聞かないよ。マキがいろいろ大変なのは、掲示板とかでよく読んでたし」
「はは」自嘲気味に小さく笑うと、麻紀はなんとなくここから離れたい気分になった。彼女は私には無いものを殆ど持っているから。代わりにあるのは何だろう?
「ねえ」遊里は麻紀が何か考えているという、その雰囲気を察したのか、無理には引き止めないけれど、と付け加えて、「うち、来る?」と言った。

「シャワーしかないから、風呂は銭湯に行くしかないんよね」遊里は麻紀がしたように、頭をポリポリと掻いた。麻紀とは違って飲食店員として髪が清潔に束ねられているが。
「えっ?」麻紀にとってみれば、この言葉は意外だった。だって、麻紀にはそういうことを言ってくれる人は誰もいなかったからだ。泊めることはあっても。

「ふうん?別に今、ここから出て行ってもいいけど、あんた、たぶんこのままだといろいろ汚いことにてを染めるしかなくなるんじゃない?」遊里は自分が経験してきたかのような口ぶりで、どうしようか、信じようか信じまいか逡巡する麻紀にささやきかけた。
「あのさ、」遊里は続ける。
「別に無理に、とは言わないし、あんまりいい環境でもないからなあ。この店を出るまでに私のところに来てくれれば泊めたげる。無理にとは言わない。ただ、」そういって遊里は、拭き終わったのか麻紀のいる机から一歩引いた。「ただ、一つの条件があるけど、それはまた来ることになってからね」

遊里は麻紀がもう4,5杯は飲んでいるコーヒーカップに、彼女が持ってきた熱々のコーヒーを注いでから、ご注文があればまた御呼び付けくださいませ、と気軽にカウンターに戻って行った。

適当に持ってきた文庫本をもてあそびながら、麻紀は一生懸命考えた。帰ろうか、それとも自分でやっていこうか、それとも彼女に頼ろうか、と。

そうして何分か考えた後、麻紀はその結論を思い立って席を立ち上がった。

[条件]
1、必ず上記のキャラクターを用い、上記のシナリオの続きを考えてください。また、その過程であなたが思いついたことなどを自由に増やすことは可能です。キャラクターを増やすその際は、下につけているキャラクターのテンプレートを使って書いてください。また、縛られていることもちゃんと考えた上でなんとか工面してください。
なお、別に言うまでもありませんが、このキャラクターについて年齢、性別、趣味、嗜好がまったく明記されていないのは、あなたの考えに完全にお任せしているからです。

【テンプレート】
キャラ1
名前:野中麻紀(のなかまき)
年齢:XX
性別:XX歳。
趣味:XX
その他付け加えたいこと:XXX。

2、1をどのようにあなたの文章に組み込むのかは自由ですが、必ず大まかなプロットを考えること、またそれを基にあらすじとして自分の作った文章の冒頭に組み込んでおくこと。

3、文章は、400字詰め原稿用紙に8枚以上。長すぎるのもアリです。なお、僕の書いたものはその中に含みません。

4、構成、誤字、脱字を良く注意し、無いようにしてください。

5、論理の破綻はないか、風呂敷を広げたらそれをちゃんとたためているか、確認してください。独りよがりの文章になると読むほうも結構苦痛ではありませんか?

6、提出期限は2008年1月1日、元旦の日です。

7、これは任意での条件ですが、キャラクターの設計図がつけられたり、いろいろと考えるのに作った下書きなどもあったら面白いかもしれません。

[あとがき]

こことは別の、ラノベ作者になりたいコミュの方でテンプレになってるのはとても光栄なことのような気がします。けど、そのまんまもってくのはどうかと思うな。

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