「ヴィジュアル・ナラティヴの生成と『映像作品』の生成 (The Generation of Visual Narratives and the “Film Work”)」 まず、映像人類学における、客観・主観論争と映像作品の関係から最近の理論動向について述べる。その後、第二回「映像ナラティヴワークショップ」(2008年、企画:やまだようこ)での『同居とカメラ』(新井)の上映を踏まえて、また本WS企画者であるやまだのナラティヴ研究の理論モデルを参考にして、ナラティヴ撮影者・被撮影者・視聴者の関係性が、常にずれを生み出す可能性をもちながらも相互反照的・侵食的に「ひとつ」の「テクスト」に加工されていく過程そのものを『映像作品』とする手法が、ヴィジュアル・ナラティヴ研究に有効な理論的・方法論的な視座を与えるかどうかについて話題を提供したい。