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開催終了京都人類学研究会例会(3月16日)

詳細

2007年02月17日 07:47 更新

今回は映像関係ではありませんが、映像人類学が人類学の一分野であることを考えた場合、重要な発表だと思われますのでお知らせいたします。


【日時と場所】
日時:3月16日(金) 18:00開場 18:30開始
場所:京都大学人間・環境学研究科地下B23(A)
(詳しくは以下の地図をご参照下さい)
http://www.h.kyoto-u.ac.jp/jinkan/top/map.html

【発表者】
春日直樹氏(大阪大学大学院人間科学研究科教授)

【タイトル】
「旧人類学 新人類学」

【発表要旨】
最近の人類学の状況をみると、新旧二つのタイプが入り交じっている印象を受ける。たとえば、旧い人類学が「成員」「システム」「社会」などをキーワードにしつづけるとすれば、新しい人類学では「エージェンシー(アクタント)」、「ネットワーク」、「集まり」[assemblage]が重要な用語である。旧い人類学が社会的文脈の重視を説くのに対し、新しい人類学では構成要素を明確化しながら分析を開いておくことに注意を払う。旧い人類学が人間の顔のみえる記述を大切にするのに対し、新しい人類学では「人間」がどうやって構成されるのかを問う。
旧い人類学が研究対象との距離の縮小を突きつけられて危機意識を深めたのに対し、新しい人類学はむしろ対象と人類学的知識との相同性をみいだす好機ととらえる。
旧い人類学にとって、新しい人類学は社会の個人化や知識化という現象の産物に映り、そのためにしばしば、浅薄な現実理解のように思える。新しい人類学にとってはそうした批判こそが時代遅れであり、自分たちは現実に即して現実をとらえようとするのだと考える。新しい人類学と旧い人類学の優劣を決することは容易ではない。二つは年齢や世代と必ずしも符合するわけでもない。確かなことは、両者の違いが「社会」「人」「行為」といった人類学の基本用語をめぐるイメージの差異と深く結びついている点である。本発表は人類学の針路を論じるための第一歩として、こうした基本用語を再検討する。

【備考】
*事前の参加予約は必要ありません。
*当日は、資料代として200円をいただきます。
*京都人類学研究会は、京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ大学院生・研究者がその研究成果を報告する場です。どなたでも自由に参加いただけます。

【これからの予定】
4月12日(木) 内堀基光氏(放送大学教授)

【問合せ先】
田辺明生 tanabe@zinbun.kyoto-u.ac.jp

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  • 2007年03月16日 (金)
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