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開催終了モハマッド・バクリ来日公演

詳細

2006年12月02日 11:34 更新

◆イスラエルのパレスチナ人映画スター・モハマッド・バクリ来日公演
*一人芝居『悲観楽観非運のサイード』公演
*映画『ジェニン、ジェニン』と最新作『あなたがいなくなって後』上映
*シンポジウム

モハマッド・バクリ
1953年イスラエル北部に生まれ、パレスチナ人としてはじめてテルアヴィヴ大学演劇学科を卒業する。舞台俳優として経歴を積みつつ、勃興途上のパレス チナ映画界を支える。またイスラエル映画界でも、パレスチナ人役の特異な俳優として活躍。『壁の向こうに』『カップファイナル』などで主演。
『1948』をはじめドキュメンタリーを監督。とりわけ西岸難民キャンプでの虐殺を主題とした『ジェニン、ジェニン』は日本を含め、国際的に上映された が、イスラエル国内では激しい非難に晒される。コスタ=ガブラスやタビアーニ兄弟のフィルムにも出演し、ヨーロッパ映画において幅広い活躍を行なっている。


京都
場所:元・立誠小学校講堂(阪急河原町駅下車徒歩3分。四条・木屋町通りを、高瀬川沿いに北に歩いて、3分ぐらいで左手に見えてくる古い小学校です)
地図
https://www.ecology-cafe.net/press_release/press/060810_ecoNoTerakoya/
map_rissei.jpg

●12月12日 午後6時〜
講演+映画上映
映画『ジェニン、ジェニン』と最新作『あなたがいなくなって後』上映後、と四
方田犬彦講演。入場料1000円。

●12月13日 午後6時30分〜
一人芝居『悲観楽観非運のサイード』公演。
入場料2000円(『悲観楽観非運のサイード』脚本、四方田犬彦による解説パンフ付き)。岡真理(アラブ文学研究家・京都大学助教授)によるトーク。

*バクリ一人芝居『悲観楽観非運のサイード』
1948年にイスラエル国家が突如成立してしまい、少年サイードは家族は離散。父親とロバは射殺され、かろうじて本人だけが助かります。失恋と孤独をへ らへらとやり過ごし、いつしか労働組合の書記長になりました。結婚して一児の父親となったものの、今度は息子が武器をもって抵抗運動。妻と息子を一時に 喪ったサイードは、ついに精神病院へ。イスラエル国内のパレスチナ文学者エミール・ハビービの著した長編小説を、バクリが自在に脚色した、抱腹絶倒にし て悲痛きわまりない一人芝居。

*映画『ジェニン、ジェニン』(2002年、49分)英語字幕
2002年4月にパレスチナ西岸の町ジェニンの難民キャンプを、イスラエルの特殊部隊が急襲。13日にわたって破壊と虐殺が続けられた。バクリは事件の 9日目にイスラエル領内から密かにジェニンに侵入し、犠牲者の生々しい証言をカメラに記録。長らくイスラエル国ないで放映禁止とされ、監督は非難の矢面 に立たされた。

*映画『あなたがいなくなって後』(2006年、58分)英語字幕前作が大スキャンダルとなり、苦境に追い込まれたバクリによる、孤軍奮闘の日々を描く最新ドキュメンタリー。文豪ハビービの墓を訪れ、彼の生涯へのつき せぬ追憶に耽るバクリ。イスラエル国内にパレスチナ人として生き続けることの困難と矜持が語られる。

問い合わせ 京都地域文化交流委員会 075-755-6327
info@benri-web.com

主催 京都地域文化交流委員会
製作協力 劇団とっても便利
助成 国際交流基金

<推薦文>
岡真理(京都大学助教授)
 パレスチナの不条理な現実はしばしば「カフカエスク――カフカ的――」という言葉で形容される。だから、イスラエルとなったパレスチナでパレスチナ人 が生きる現実をリアルに描いたエミール・ハビービーの『悲観楽観主義者』が超現実的モダニズム小説となるのは当然なのだ。私たちの目にシュールに映るそ れは、実はいささかもシュールではなく、それこそがパレスチナのリアリティなのだから。ハビービーの悲観と楽観の弁証法を、彼自身イスラエルに生きるパ レスチナ人である俳優、ムハンマド・バクリィが一人芝居にどうアレンジし、どう演じるか、楽しみである。

四方田犬彦(映画研究家)
ドン・キホーテ、カンディード、阿Q。どの民族にも固有の道化師が存在する。「悲観楽観サイード」は、占領地パレスチナが生み出した最大の道化師であ る。原作はエドワード・サイードがパレスチナ文学の最高峰と賞賛した、作家ハビービの戯作小説。演じるはパレスチナ最大の立役者。夢野久作に似た狂気の 語りが、ここぞとばかりに噴出する。

なおエミール・ハビービの原作小説は『悲楽観屋サイードの奇妙な失踪』の題名で、11月末に作品社より山本薫訳で刊行。

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  • 2006年12月12日 (火) 13日
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