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開催終了筒井康隆さんへの質問状 − 『聖痕』出版記念講演会

詳細

2013年05月27日 16:00 更新

「筒井康隆さんへの質問状 − 『聖痕』出版記念講演会」

  日時: 6月15日(土) 15:00〜16:00 (開場14:30予定)
  会場: 「御堂会館・A展示室」大阪市中央区久太郎町4-1-11   
受講料: 朝日カルチャー会員 3,360円  一般 3,675円 

※お問い合わせは、朝日カルチャーセンター中之島教室へ(電話 06−6222−5222)
※ホームページからもお申し込みいただけます。
  http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=206668&userflg=0

(講演の内容紹介)
朝日新聞朝刊で8ヶ月にわたり(平成24年7月〜平成25年3月)連載した筒井康隆さんの小説『聖痕(せいこん)』が、5月末日に新潮社から刊行されます。美貌ゆえに性器を切り取られた少年の人生を綴る、奇想天外な物語は、「色色(いろいろ)しい」(=女性に惹(ひ)かれやすい)、「含(ほお)まれどなよびか」(=蕾(つぼみ)のままだがもの柔らかで優しい)といった古語や「ありきぬの(宝)」などの枕詞で彩られています。「使われなくなった古い言葉に触発された」と語る筒井さん。これまでも、小説の形式と虚構性を逆手にとった『虚人たち』や、一つの場面が執拗に反復される『ダンシング・ヴァニティ』をはじめ、実験的な作品を発表し続けてきました。作家生活50余年を数えた今、思うこととは。これまでの作品、日本語の今昔、現在の関心事など、皆さまから寄せられた質問に抽選でお答えする、Q&A形式の講演会です。(回答終了後に、ファン垂涎のお楽しみも!) ※質問の締め切りは6月6日(木)必着、専用の用紙に記入のうえ、郵送かFAXでお送りください。(お申し込みいただいた方に専用用紙をお渡し、もしくは送付いたします。)

コメント(2)

  • [1] mixiユーザー

    2013年05月28日 02:03

    参加させていただきます。
    ちなみに私は全集2期についての質問をいたしました。
  • [2] mixiユーザー

    2013年06月15日 22:37


    本日2013.6.15、筒井先生の講演会へ行って来ました。
    爆笑を誘う場面もあり、お話の内容も面白くてあっという間の一時間弱でした。

    質問に答えるという形で語られた『聖痕』についてのお話は、
    私にとって作品を読み解く衝撃と言っていいほどのヒントと示唆に満ちておりました。
    もうすでにインタヴューやなにやかやで先生自身が語られているかもしれませんが、
    私自身の整理もかねて記させて頂きます。

    ******************

    まず、この作品では小説の技術や作法を超えたかった、ということでした。
    その例として、

    登場人物の科白に「」が無いこと、
    同じ段落内で複数の人物の「」の無い科白のやり取り、
    そして(書き手の)視点の移動。

    そういえば、冒頭の貴夫が誕生する場面などは貴夫自身が語っているのか作家が語っているのか過去形なのか現在形なのか判然とせず、
    何やら足元をすくわれるような不思議な感覚を覚えます。
    また、貴夫が事件に遭うシーンでは同じ文の中で「貴夫」「男の子」と記し方が変わるのですが、
    これなどは「視点の移動」なのかもしれません。

    古語については、注釈の付いてないそれ(古語)らしい言葉は先生の造語らしいです。
    読者を惑乱させようという気持ちもあったそうですが、古語のパロディともいえますね。
    また丹念に読み返して「偽古語」を探すのが楽しみです。
    逆に現代語のような古語も使われていて「乱舞(らっぷ)」などはその一つ。
    先生が言われる「古語の魅力」が少しわかった気がします。
    そして私が最も感銘を受けた古語に関しての先生の言葉なのですが、
    「今ではほとんど使われていない古語もある。
    そういった言葉をこうして「物語り」の中で再使用して、
    それが違う意味で使われてもいい、
    「現代の言葉」として再生すればいいと思うのです。
    言葉というものはそういうものだと私は考えています」
    と言われました。
    言語というものをずっと追求してきた先生の一つの答えがこの『聖痕』なのだなあ、と思いました。

    ********************

    瑠璃のその後を描いた続編の可能性は?という質問に、
    「『聖痕』はクロニクル(年代記)で、もし瑠璃の成長を描くとしたらそれはSFになる。
    何が起こるか予測出来ない現代でもあるし、『聖痕』の続編はありません」
    とキッパリ明言されました。
    しかしファンとしては読んでみたいですね、瑠璃の物語り。
    そうそう、今までクロニクルを書いてないので挑戦してみたが、
    自分にはまったく向いていないのがわかった、とも言っておられました。
    本にするにあたってそういった時代考証?的な部分の手直しも結構されたようです。

    そしてファンなら誰もが気にしているであろう、これが本当に「最後の長編」になるのか?という質問。
    これには「常に、これが最後になるかもしれない、と思ってそのつもりで書いているということです」との答え。
    ああやって明言して自分を追い込んでもおられるのだと思います。
    ですからおそらく次の「最後の作品」も書かれるに違いありません、いや絶対にそうだ、そうに決まった(笑)。

    *********************

    なにかいろいろと大切なことを書き落としている気がしますがこのへんで。
    もし他にも参加された方がおられて上記に間違いなど気付かれましたら御指摘をお願い致します。

    (文中の先生の言葉は、記憶に基づいて自分なりに再構成したものです、悪しからず)
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