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開催終了◆◆ダリ回顧展◆◆

詳細

2006年10月23日 23:31 更新

公式HPhttp://www.dali2006.jp/

本展は、20世紀を代表する画家サルバドール・ダリ(1904−89)の生誕100年を記念して、スペインのフィゲラスにあるガラ=サルバドール・ダリ財団とアメリカ合衆国のセント・ピーターズバーグにあるサルバドール・ダリ美術館から、日本初公開の作品を含め、最初期から最晩年まで主要な約60点を集めたものである。

 1920年代後半の細密に描かれた「パン籠」のように、古典主義的傾向を持った作品群(「ラファエロ風の首をした自画像」、「カタルーニャのパン」、「自らの栄光の光と影のなかでマルガリータ王女を描くベラスケス」、「甲冑、もしくは戦士」など) は、彼が賛美するラファエロやベラスケス、あるいはスルバランといった過去の画家、さらにはミケランジェロたちの表現に着想を得ている。これらの作品は、そこからいかに自分の方法論による新たな表現世界を提示できるかを示そうとしたものである。

 また、「早春の日々」のような作品群は、精神の内的領域が単なる現実の物質的理解よりも無限に見返りがあり、それこそが「現実」であるというシュルレアリスムの支配的な考えのひとつに基づいている。その考えから「パラノイアック・クリティック(偏執狂的批判的)」な方法も生み出された。例えば、「子供-女の記憶」や「ミレーの『晩鐘』の考古学的記憶の増大」、「夜のメクラグモ―希望」、「ヴォルテールの見えない胸像」など彼の最も知られた作品たちにはこうした方法が用いられている。すなわち、イメージの二重、あるいは複数の読みを可能にするそれらの作品は、視覚のトリックを見せるためのものではなく、目の前にある世界は多様な読みができるということを暗示したものである。

 さらに、彼の表現でよく知られた、溶け出すような柔らかな物質が描かれた「焼いたベーコンのある自画像」や「記憶の固執の崩壊」などは、20世紀前半のアーティストに興味を抱かせた非ユークリッド幾何学やアインシュタインらの新しい物理学の理論からイメージを発展させたものである。とりわけ、「時空の歪み」という考えは、多くのアーティストたちを刺激し、新しい表現を生み出させていった。溶けた時計など、ダリの柔らかな構造体もまたその一つであった。

 いずれにせよ、ダリの表現はさまざまな意味を持って表されており、一枚の絵の中にある複数の読みを可能にしてくれる。そこには彼の本当の考えとは異なる読みも当然出てくる。しかしながら、彼自身はその読みもまた重要であり、見る側一人ひとりが一枚の絵を借りてそれぞれの内的世界を広げ、想像力に遊ぶことを望むとともに、それを見て自ら楽しんでいたのである。

 今回展示される作品もまた細部を見ていけば、さまざまな発見があり、自由に読み取ることができる。現代の表現にたった一つの解答しかないということはないのだ。


開催期間 2006年9月23日(土)〜2007年1月4日(木)
開催場所 東京・上野の森美術館
地図:http://www.fujitv.co.jp/events/dali2006/img/map_gif.gif
JR「上野駅」公園口から徒歩3分、
東京メトロ 銀座線・日比谷線/京成線「上野駅」から徒歩5分

〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2 TEL : 03-3833-4191(代)
開館時間 午前10時 〜午後6時 (入館は閉館30分前まで) 全104日間 会期中無休
上野の森美術館
TEL:03-3833-4191(代)

開館時間 午前10時 〜午後6時 会期中無休
(入館は閉館30分前まで)


料金  当日 前売り 当日団体 障害をお持ちの方

 一般 1500円 1400円  1300円  750円
高大生 1100円 1000円  1000円  550円
小中生  500円  400円   400円  250円


*未就学児は無料
*団体は20名以上
*障害者とその介護者1名は無料です
入館の際障害者手帳などを提示ください

前売り券
各主要プレイガイドにて6月17日(土)より発売予定。


関連コミュ

サルバドール・ダリ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=58246

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  • 2007年01月04日 (木) 2006年09月23日〜2007年1月4日
  • 東京都 上野の森美術館
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