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開催終了5月2日 Frankie Knuckles vs Frankie Valentine

詳細

2005年04月26日 02:16 更新

Frankie Knuckles vs Frankie Valentine

5/2(mon)DIMENSION K presents -100°
OPEN : 23:00
DOOR :¥4500 ,¥4000(w/f), 3500( ADV)

DJ : 【ARENA】FRANKIE KNUCKLES(CHICAGO), FRANKIE VALENTINE(UK) 
【ROSE】SHUYA OKINO , TOSHIO MATSUURA 
【TENT】FREDERIC GALLIANO(FRA) , DJ DEEP(FRA), 
     ALEX from TOKYO 
【WATER】TOMITAKA KIYAMA IZURU UTSUMI

LIVE : 【TENT】HADYA KOUYATE(FRA)

INFO :ageHa@studio coast 03-5534-2525
http://www.ageHa.com

5月2日、ゴールデンウィークのど真ん中に今年初の『DIMENSION K』が開催される。会場は前年度と同じく、東京最大規模のクラブ空間を提供する新木場・ageHa@STUDIO COAST。

世界トップレベルのDJやアーティストを集結させ、そのハイクオリティな融合と競演を実現させてきた『DIMENSION K』が、今年はどんな展開で楽しませてくれるのか。コアなクラバーならずとも注目なのである。
 
『DIMENSION K』で繰り広げられるショーやデコレーション演出はかなり大がかりで、アゲハという“容れ物”をフル活用した、魅力的なアミューズメント空間を実現させてきた。高い天井からカラフルなオーナメントが吊されたり、エントランスに巨大オブジェが置かれていたり、パフォーマーが宙を舞っていたり…。普通のクラブイベントではまずお目にかかれない仕掛けがたっぷりと用意され、クラブ本来の姿である、非日常的な空間を創造することに成功しているのだ。

また『DIMENSION K』はDJのラインナップにビッグネームを次々とフィーチャー。世界トップレベルのDJであるBASSMENT JAXX, JOHN DIGWEED , LOUIS VEGAなどによるプレイを、惜し気もなく提供しつづけている。クラブシーンそのものがビジネスとして過度期にある日本で、こうしたイベントが開催され大物アーティストのプレイに触れる機会が設けられるのは、日本のクラバーにとって大きな刺激となっているのだ。そんな『DIMENSION K』で今回メインフロアに登場するDJは、ハウス界のビッグネーム中のビッグネーム、フランキ−・ナックルズだ。

クラブに興味のある者なら、ほぼ間違いなくフランキー・ナックルズの名を聞いたことがあるだろう。“ゴッドファーザー・オブ・ハウス”とも呼ばれるこの巨匠はほぼ毎年のように来日しているので、イマイチその“ありがたみ”が薄れているのかもしれないが、フランキ−は偉大だ。またここ数年でダンスミュージックにハマった血気盛んな若者には、名前を聞いたことがある程度の人物かもしれないが、さまざまな評価や純粋な好き嫌いを横に置いて、これだけは言い切れる。フランキーは偉大だ。

ダンスミュージックが音楽業界にも認められるようになり、やっとグラミー賞に「ベスト・リミキサー賞」というカテゴリーが創設された1997年(遅すぎたような気もするが)。この記念すべき最初の「ベスト・リミキサー賞」はフランキーに与えられた。誰も文句は言えないだろう。なぜなら彼が手がけた多くのポップソングやR&Bの楽曲は、そのハウスリミックスによって多大なプロモーションを受け、セールスを伸ばしたのだ。フランキーによるハウスバージョンはダンスフロアから多くの人々の心を動かし、気持ちを掴んできた。
 
そして昨年の夏、シカゴでフランキ−の偉大さを証明するひとつの事件が起きた。ブロンクス出身の彼がシカゴに居を移して数年になるが、市が8月24日を“フランキー・ナックルズの日”と制定したのだ。さらにフランキーが1977年から82年までDJを務め、“ハウスミュージック”の語源になったとも言われるクラブ「WAREHOUSE」がかつて存在した通りが“フランキー・ナックルズ・ウェイ”と名付けられた。ハウスミュージックをここまで育てた貢献を讃えての動きだが、このような栄誉を受けたダンスミュージックのアーティストは、世界に類を見ない。

なぜフランキーは“ゴッドファーザー・オブ・ハウス”と呼ばれるようになったのだろうか?フランキーは出身地NYの「BETTER DAYS」、「 CONTINENTAL BATHS」といったクラブで70年代から活動をはじめている。フィリーソウルやサルソウル、ディスコをかけるDJとして当時から人気者で、その後知人が『NYのブームをシカゴでも』とオープンした店でレジデントDJとしてプレイするためシカゴへ移住。そのクラブこそが、今も語り継がれる「WAREHOUSE」だったのである。フランキーのプレイは話題を呼び、ダンスミュージック不毛の地と言われていたシカゴに新たなシーンを生んだ(シカゴはブルース、ロックが主流)。
 
ところが1980〜81年頃からディスコブームの衰退と共に、ヒップなレコードがなくなってきた。フロアで肩を寄せ合い上半身裸になって踊り騒ぎたがっているクラウドを喜ばせるため、フランキーは当時ヒットしていたソウルのレコードをリコンストラクトしてプレイすることにする。つまりオープンリールのテープに録音された曲をカットアップし、ドラムループが続くようにしたり、3台目のターンテーブルを駆使して別のレコードのアカペラをのせたり、ドラムマシン909を鳴らしながらレコードをかけるなどして、お客がずっと楽しく踊っていられるよう、ライブで編集しながらのプレイを行ったのだ。テンポを変える、別のレコードから取ってきたパーカッションを重ねるといった、今では軽くデスクトップ上で行える作業をフランキーはブースの中で、ライブで、DJをしながら、やってのけていたわけだ(こういった実験はシカゴの「WAREHOUSE」で始まったのではなく、ラリー・レヴァン、ニッキー・シアーノらと共にNYですでに始めていたらしい)。このフランキ−・マジックに魅せられ、同じ手法をじっくりスタジオや自宅でやってみようという輩が増え始め、“人を踊らせるためのレコード”は続々とリリースされるようになる。ハウスミュージックを定着させるきっかけを作ったのは、紛れもなくフランキーだったのである。

 その後も「WAREHOUSE」の人気は続き、ハウスミュージックシーンが熱い街としてシカゴを有名にした。オーナーはその人気を利用すべく、入場料金を値上げするなどして経営方針を変えたため、フランキーは「WAREHOUSE」を離れ、1987年故郷NYへ戻ることになる。そして、ここからまた新たな伝説が始まった。デヴィッド・モラレスのDEF MIX PRODUCTIONSへの参加、そしてSOUND FACTORY BARでのレジデンシーだ。DEF MIX PRODUCTIONSはハウスシーンにおけるミュージックプロダクションとしては、まさしくパイオニアといえるだろう。多くの良質なハウスを世に送り出し、キーボードを担当していたトミイエサトシの貢献もあり、美しい旋律のピアノハウスなどを得意とした。DEF MIXサウンド、フランキー・ナックルズ・サウンドを確立し、すでに世界的な広がりを見せていたハウスシーンに多大なる影響を与えた。
 
フランキーのSOUND FACTORY BARでのレジデンシーは6年間続き、その後はイタリアやスペイン・イビザ島などヨーロッパ各地でもDJの回数を増やしていった。思えばフランキーが活躍し始めた時代のDJ/プロデューサーで、いまも精力的に動いている人間はほとんどいない。50歳になっても世界中でDJし、昨年は7年ぶりにニューアルバムを発表するなど、シーンの代表的存在として活躍しているフランキーが、いかに偉大であるかがわかる。ここ10年ほどでイギリスを中心にダンスミュージックカルチャーが急成長し完全にグローバル化したが、それに伴って例えば東欧やロシアなどテクノ、トランスなどからシーンが興った地域ではハウスミュージックに縁遠いところもある。そんな地域からも“ハウスミュージックの歴史を作った偉大な人物“として招かれるフランキー。ハウスが根付いていないエリアでハウスミュージックを初体験するとしたら、これほど最適で最高のアーティストはいないだろう。他の人がプレイしたら薄っぺらく聞こえてしまうようなハウスクラシックスもフランキーがかければ歴史の厚みと本来その曲が持っているヴァイヴや意味を持ってフロアに響く。

そのフランキーが5月2日、アゲハで行われる「DIMENSION K」に出演するため再来日する。巨大クラブ・アゲハでのプレイは2度目となるが、前回はゲイパーティだったので今度はまた対照的な環境でのプレイとなる。熱狂的なディープハウスのファン層は小〜中規模クラブでフランキーを聴き慣れてきただろうから、アゲハでのプレイ、しかもDIMENSION Kという大掛かりな“未来派”のパーティでプレイするフランキーに新たな発見をするかもしれない。

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  • 2005年05月02日 (月) 23:00〜
  • 東京都 新木場ageHa
  • 2005年05月02日 (月) 締切
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参加者
2人