７月２０日、井上ひさしさんが２０年間住んだ市川市に待望の市川市文学ミュージアムが開館しました。
開館記念特別展は〈永井荷風−「断腸亭日乗」と「遺品」でたどる３６５日−〉。
日記文学の最高峰と評される「断腸亭日乗」原本と、蔵書や文具、衣類、日用品など、市川での暮らしの偲ばれる遺品を、日乗と相互に結びつけながら紹介する展示です。

また、無料の通常展示フロアでは、映画の水木洋子、演劇の井上ひさし、小説の永井荷風、詩歌の宗左近、演芸評論家の小島貞二、絵本作家の梶山俊夫、写真家の星野道夫をはじめ、市川の多彩な文芸作家をモニターやフォトフレームで紹介。
井上ひさしコーナーでは、井上ひさしさんのインタビュー、熊倉一雄さん、木村光一さん、井上麻矢さんのコメント映像、こまつ座旗揚げ公演で、現在上演中の「頭痛肩こり樋口一葉」に関する資料展示、井上さんと荷風との関わりを示す作品などが展示されています。


井上ひさしさんの「私の見た荷風先生」の講演記録ビデオ上映会、映画「墨東綺譚」上映会、川本三郎さんの講演会、文学散歩など、関連イベントも多数予定。

http://www.city.ichikawa.lg.jp/cul06/20130720.html