mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

開催終了秋吉巒・悦楽郷の幻影展〜知られざる秋吉巒の世界〜

詳細

2010年06月26日 14:38 更新

東京飯田橋にあります日本で唯一のSM・フェティシズム専門図書館「風俗資料館」と申します。以下ご案内させていただきます。

2010年7月30日(金)から8月4日(水)までの期間、当館にて「秋吉巒・悦楽郷の幻影展」を開催いたします。当館は通常は会員制の図書館ですが、このたびの展示はおよそ3年ぶりに会員外の方もお入りいただける展覧会となります(展覧会期間中は図書館は夏季休館とさせていただきます)。
興味のある方は是非足をお運びください。


***

秋吉巒・悦楽郷の幻影展
〜知られざる秋吉巒の世界〜

期 日 2010年7月30日(金)〜8月4日(水)
   (会期中は日曜日も開館いたします)
時 間 10:00〜18:00(水・金は〜21:00)
入場料 500円(風俗資料館会員は無料)
場 所 風俗資料館
    Tel:03-5261-9557
    E-mail:pl-fs@kagoya.net

http://pl-fs.kir.jp/pc/info/tenji/akiyoshi.htm

***


 孤高の幻想画家・秋吉巒(1922-1981)。
 風俗資料館では秋吉家から寄贈された五百点ちかい膨大な量の原画を所蔵しています。このたびアトリエサードから発行される『秋吉巒・四条綾 エロスと幻想のユートピア〜風俗資料館秘蔵画選集1』の発売にあわせ、これまで未公開だった秋吉巒の原画を館内にて展示いたします。
「裏窓」や「サスペンスマガジン」その他、古い昭和のSM雑誌をはじめとした様々な風俗雑誌のために描かれた作品は、秋吉巒自らの内に蠢く不条理な衝動や、この世ならぬ美への耽溺そのものを表現し、いまなお私たちを不思議な恍惚へと誘います。
 アブノーマル世界にひそむ混沌とした空想・妄想・幻想のユートピア……約三年ぶりになる会員以外の方にもご鑑賞いただける今回の展示では、見る者の感性の奥底を刺激し豊かなイマジネーションをかきたてる作品群が館内を埋め尽くします。


■風俗資料館と青木画廊で《知られざる秋吉巒の世界》同時開催!――
 澁澤龍彦が「ぬけぬけと自分の夢に溺れることができた画家」と記し、ほぼ無名のうちに逝去した画家・秋吉巒。永眠した翌年(1982年)に青木画廊で遺作展が開かれ、そのエロスと幻想に彩られた絢爛なイメージの世界は、多くの人々に衝撃を与えました。
 しかし、秋吉巒にはもうひとつの顔がありました。1950年ごろより長年にわたって、風俗誌の表紙や挿絵を描き続けていたのです。大衆によって消費されていく風俗誌ですが、そこに描かれた作品はしかし、余技として軽視されるようなものでは決してなく、幻想画と同等の深い世界観をたたえ、雑誌にある種の品格を与えていました。

 澁澤龍彦は秋吉の作品を「羨望をこめて」「通俗シュルレアリスム」と称しましたが、その「通俗」とシュルレアリスム的幻想とがまさに交合した舞台はその風俗誌上であると言っていいかもしれません。
 ですが、読み捨てられてしまう風俗誌ゆえ、そうした雑誌での仕事は長らく省みられることがありませんでした。そこで、そうした風俗誌掲載の作品に焦点を当てた画集が出版されるのを機に、秋吉巒という画家のもうひとつの側面を照射する展覧会を、都内二箇所で同時開催いたします。
 幻想画の聖地である銀座・青木画廊では、秋吉家秘蔵の未発表作品(油彩・グァッシュ・鉛筆画)約20点を。日本で唯一のSM・フェティシズム専門図書館である風俗資料館では、雑誌の挿絵をメインに画集未収録作品を含めたおよそ70点の作品を展示いたします。
 展示作品は、初めて公開される作品ばかりで、たいへん貴重な機会です。その奥行きのある世界は、決して現代においても色あせておらず、往年のファンはもちろんのこと、若い世代も魅了する展示になるでしょう。この機会に是非、青木画廊・風俗資料館ともに足をお運びいただき、秋吉巒の底知れぬ魅力を存分にご堪能いただきたく思います。

★風俗資料館では原画とあわせ様々な所蔵資料も展示いたします。秋吉巒が表紙を描いた「風俗草紙」「SMキング」「SM奇譚」「SMクラブ」は勿論のこと(ただし各雑誌の発行全号は膨大な冊数にのぼるため抜粋した期間の号の展示となります)、知る人ぞ知る「不思議な雑誌」、そして秋吉巒が表紙を描いていたことを知る人は稀と思われるカストリ雑誌「デカメロン」等の表紙スクラップを予定しております。その一部はお手に取ってご覧いただけます。どうぞごゆっくり閲覧ください。

★会期中の一週間は会員以外の方でもご来館いただけます。ちょっとだけ中を見てみたいという方も歓迎いたします。この機会に是非足をお運びください。ただし書架の前にずらりと作品が並びますので、展示されている本以外の閲覧はできません。


***

■関連情報――

●青木画廊「秋吉巒・幻想とエロス」展
 期 日:2010年7月31日(土)〜8月7日(土)会期中無休
 時 間:11:00〜19:00(日曜12:00〜18:00)
 場 所:青木画廊
 〒104-0061東京都中央区銀座3-5-16 島田ビル
 Tel:03-3535-6858
 http://www.aokigallery.jp/
 入場無料

●「秋吉巒・四条綾 エロスと幻想のユートピア〜風俗資料館秘蔵画選集1」
 A5判変型・並製・136頁・定価2000円(税別)
 2010年6月末発売(発行:アトリエサード、発売:書苑新社)
 http://atelierthird.jugem.jp/?cid=41
 ※当画集は展覧会中、風俗資料館でも販売いたします。

***


【風俗資料館HP=PC用】
http://pl-fs.kir.jp/pc/index.html

【風俗資料館HP=携帯用】
http://pl-fs.kir.jp/index.htm

風俗資料館
〒162-0824 東京都新宿区揚場町2−17川島第二ビル5F
Tel:03-5261-9557
E-mail:pl-fs@kagoya.net

コメント(2)

  • [2] mixiユーザー

    2010年06月26日 20:38

    中原さん

    おお!詳細を記して頂き
    どうもありがとうございます!

    家にも「デカメロン」昭和25年秋季特別増刊号
    があるんですが、「不思議な雑誌」のことは知りませんでした。

    あと単発かもしれませんが「異端文藝」
    それにオカルト雑誌の「オカルト時代」も表紙を飾っておられますよね〜

    今のところ訪れる予定ですので
    その際はどうぞよろしくお願いします。
mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!
  • 2010年07月30日 (金) 2010年8月4日まで
  • 東京都 風俗資料館
  • 2010年07月30日 (金) 締切
  • イベントに参加する
  • 気になる!
参加者
2人