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開催終了Masayoshi Fujita & Jan Jelinek ジャパン・ツアー金沢公演 / 音楽の地産地消

詳細

2011年04月25日 00:03 更新

”ヴィブラフォンを奏でる姿が霧状に揺らいだ。
降り注ぐ電子音は、まるで太古の生命の躍動する肢体のようにしなやかだった。
そこには鳥がいて、湖があり、そして注意を喚起させる何かがあった。”

Masayoshi Fujita
&
Jan Jelinek

2011年5月22日(日)17:00-21:00
金沢21世紀美術館 レクチャー・ホール

同日開催「音楽の地産地消」
出演 Asuna(Aotoao)、Kyoka(Onpa))))))、Kyosuke Fujita(Morec)

第一部 17時00分 「音楽の地産地消」

 現代文明の発展は今日の文化、思想に直接影響を与えていることは万人周知の事実です。科学技術の発達により私たちはより容易に異なる文化を学び、理解することが出来るようになりました。とはいえ、文化はただ情報を交換するだけで成し遂げ得るほど浅薄なものではありません。私たちが異文化を受け入れるにあたって重要な条件が課されるのです。その条件とは、自らの地域の特質を得ることです。
 文化が輸出・輸入され、受容される場が移動した後に、その形は少しずつ変貌を遂げます。それは時により美しく、また時により醜くもなります。その土地のあらゆる物が意識的に、又は無意識にその文化を原型から変容させるのです。ですから、より価値ある文化の往来を目指すためには先ず、「汝の足元を深く掘れ」となるのです。
 これはまさに「音楽」にこそ当てはまります。ある特定の分野の音楽が国境を越えると、ゆっくりとその性質を変えたという報告は枚挙にいとまがありません。この時、より良い様式へと生まれ変わったものについては、自らの地域に精通する音楽家たちが成し得た業であったのでしょう。
 では、このような動的な流れがない場合はどうでしょう。ある地域に長く属し、その地域の文化をよく知る作家の作品をその地域で享受することは、以上のような文脈からはどのような意味を持つでしょうか?より摂理に適うことなのでしょうか?そして、行き過ぎた世界の均質化を防ぎ、多様性を残すことのできる思想を音楽に求めることは出来るのでしょうか?
 今回のコンサートは、その問いに対する作り手側の意図に関わりなく、参加者自身に問う問題提起の場とします。
 石川の有形文化財である工芸品や建造物とは異なる価値観を持った無形文化財とも言うべき三人の音楽家の音楽を体感して下さい。それが私たちの地域文化について講ずるための一助となることを期待します。

Asuna (Aotoao)
1999年から解体/改造されたリード・オルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体として制作された数々のカセット・テープ作品が、LOS APSON?や、Kurara Audio Artsといったレコード・ショップ において話題を集め、2003年スペインのLucky Kitchenよりアルバム"Organ Leaf" を発表し、CDデビュー。それと前後して発表されていた、語源からその原義を省みた「機関・器官」として解体されたリード・オルガンの減圧モーターとリード蓋の固体振動をピックアップすることによって制作されたインスタレーション作 品"Each Organ"の展示でも注目を集める。加えて、様々な楽器・非楽器を扱い多様なスタイルを一貫したナラティブな作品としてまとめ あげる特徴を持ち、これまでにアメリカのMusic Related、Students of Decay、イタリアのSenufo Editions、日本ではHEADZ、SPEKK、Power Shovel Audioなど国内外を問わず多数のレーベルからアルバムを発表。ドイツ/ベルギーでの国際的メディア・アート/サウンド・アートのフェスティバル、transmedialeとHappy New Earsにも招聘され現地で演奏、その後アメリカ・ツアーや韓国ツアーにも招聘されるなど活動の幅を広げている。
www.aotoao.jp

Kyoka(Onpa))))))
1stアルバムリリース 以前より、他に類を見ない音響センスと、様々なギャップを乗り越えるバランスが欧米メディアやコアな音楽ファンをとりこにした。欧米各都市のフェスティバルやイベント等に偶然招待され続け、海外でのライブ/制作心得/インタビュー等を体験。結果として、パラノイアックでいながらも、立体音像構築についての一定の方程式を発現させた実験性の高い新しいダンスミュージックを研究する。独学ゆえの独特さを武器に、世界中のアーティストやエンジニア達からのラブコールが絶えないアーティストに。坂本龍一じきじきの誘いにより、Stop Rokkasho企画に参加。2009年夏、ベルリンで最も格式高く"ミュージアムアイランド"と称されるルストガルテンでも野外イベントに招待される。その日はkyoka以外に出演者のいない単独公演だったにもかかわらず、本イベント至上最多数1000人のオーディエンスを動員。主催者を驚かせる。また2010年真冬にはモスクワ政府協賛の大規模なコンテンポラリーアートフェスティバルに招待され、MTVヨーロッパなど大手TV番組、ラジオ等がkyoka目がけて宣伝、取材、収録するほどの注目株となる。
www.onpa.de

Kyosuke Fujita(Morec)
3000NDL、FERARRI、KYOSUKE FUJITAといったスタイルを使い分け、各都市でライブパフォーマンスやDJ、楽曲制作やリミックスワーク等を発表。地元金沢では国内外から様々なアーティストを召還しANTISUBZERO、CVSN、EATS THE CAKE、END等のパーティーをオーガナイズ。FERARRIで参加したProject mooncircleからのコンピレーション「FINESTEGO」は様々なメディアで紹介され、自身のトラック「BEFORE RED」はFive Six MediaのCEO King Brittに取り上げられた。
www.morec.jp
www.projectmooncircle.com
www.eatsthecake.com

第二部 19時45分 「Masayoshi Fujita & Jan Jelinek ジャパン・ツアー 金沢公演」

Masayoshi Fujita & Jan Jelinek(Berlin、Faitiche)
Farben名義でも世界中で賞賛される、エレクトロニカ/ミニマルミュージックの先駆者であり最重要人物ヤン・イェリネック(Jan Jelinek)のどこかオーガニックさを感じさせる電子音と、el fog名義での活動でも知られるヴィブラフォン奏者・プロデューサー藤田正嘉(Masayoshi Fujita)の抑制のきいたヴィブラフォンが融合したエレクトロ・アコースティックデュオ。弦楽器用の弓を使った奏法、様々なオブジェクトをのせながらの演奏等により、その豊かで柔らかい音色に独特の響きを与えられたヴィブラフォンと、オシレーター、フィルター、ループマシン、シンセ、エフェクター、サンプラーなど、多種多様な機材から発振される反復的で質感のある電子音とが織りなす音の波は、エレクトロニックミュージックとサウンドアートの間で唯一無二の世界を作り出している。2010年に、Jan自身が主催するレーベルFaiticheよりファーストアルバム "Bird, Lake, Objects"をリリース。これまでに、ベルリンのtransmedialeをはじめ、スイスのecoutes au vert、ポーランドのFestival Jazz Jantar 2010、ポルトガルのFim-de-semana Especial等各国のフェスティバルに招聘されている。
www.faitiche.de

「Masayoshi Fujita & Jan Jelinek ジャパン・ツアー 金沢公演 / 音楽の地産地消」
日時 2011年5月22日(日)17:00-21:00
会場 金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金 ■一般 3000円(前売り 2800円)■学生 1500円(前売り 1400円)※当日学生証など顔写真付きの身分証明書をお持ちください。
席数 全95席 
前売りチケット販売店 Bum The Space (076)208-3677 金沢市竪町6-3
助成 ドイツ外務省 Goethe-Institut 
主催 KAKUDA Susumu 
お問い合わせ wyatttrobertsdream@googlemail.com 角田 宛

このコンサートの売り上げの一部が東日本大震災被災者の方への支援金として寄付されます。

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2011年05月17日 01:20

    たくさんのお問い合わせありがとうございます。

    引き続き前売り券はメールでも予約承っています。

    wyatttrobertsdream@googlemail.com 角田 宛
mixiユーザー
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  • 2011年05月22日 (日) 日
  • 石川県 金沢21世紀美術館レクチャーホール
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