開催終了ノル森100％とっても長いお散歩デート
詳細
2007年04月03日 13:09 更新
「私のこと覚えていてほしいの。私が存在し、こうしてあなたのとなりにいたことをずっと覚えていてくれる？」（『ノルウェイの森』1987年）
「私があなたに求めていることはたったひとつ〜あなたに私のことを覚えていてほしいの」（『海辺のカフカ』2002年）
「帰りの電車の中で何度も自分に言いきかせた。全ては終わっちまったんだ。もう忘れろ、と。そのためにここまで来たんじゃないか、と。でも忘れることなんてできなかった。直子を愛していたことも。そして彼女がもう死んでしまったことも。結局のところ何ひとつ終わっていなかったからだ。」（『1973年のピンボール』1980年）
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」（『ノルウェイの森』1987年）
「目が覚めたとき、君は世界の一部になっている」（『海辺のカフカ』2002年）
「あなた、今どこにいるの？」いったいここはどこなんだ？・・・僕はどこでもない場所のまん中から緑を呼びつづけていた。（『ノルウェイの森』1987年）
講談社でデビュー作から春樹さんを担当する編集者が
『1973年のピンボール』を読み、「直子の話を小説にしませんか？」
と依頼した。「まだ書けない」という返事だった、という。
* * *
1987年9月『ノルウェイの森』が発売された。
「100パーセントの恋愛小説です」という帯のついた赤と緑の装丁。
その年のクリスマスにはどの書店でも店頭に山積みにされていた。
あれからどのくらい読み返したろう？
恥ずかしい話、僕は読み返した数よりも
プレゼント（貸して戻ってこない含）した数の方が多いかもしれない。
■オフ会概要■
この春のお散歩会は100％『ノルウェイの森』を巡る
お散歩会としたいと思います。
雨の中で傘もささずにしっかりと緑を抱きしめた�眦膕阿硫鮎紂�
直子と歩いた、とっても長いお散歩コ−スがメインです。
二次会には『DUG』を考えています。
とっても長いコースとなりますので、
いつものように水を忘れずに。
※計画が遅くなり桜には間に合わないかもしれませんが
春の気持ちよいお散歩会となることを期待しています。
また今回は東京の中心をお散歩することになりますので
街や建築、歴史や文化などについても、
たとえば企画者の主宰させて頂いているコミュ
【モダニズム（思想とデザイン）】http://
の視点からも見て回るお散歩会としたいと考えております。
●開催日時 （候補：参加希望の方は希望日を書いてください）
4月7，8，14，15（土・日）のいずれか
AM10:45日本橋高島屋屋上集合
二次会18：00〜新宿DUGを予定
（千駄ヶ谷旧ピーターキャットに変更可能性有）
●集合場所
日本橋 高島屋屋上 最寄駅：地下鉄日本橋（銀座線・東西線）
http://
http://
●費用
参加費：400〜500円（休憩時ワイン等のドリンク代や準備費用として）
交通費・おやつ・昼食・カフェ休憩費用については各自負担
●持ち物
「春の熊ゴロゴロシート」
「ゆっくり歩け たくさん水を飲め」のための
靴・水・帽子などの用意
キウリ、サンドウィッチ、動物クッキー
ドーナツ、レモンドロップ等のおやつ
●集合アイテム
★印や赤と緑のアイテム、春樹本
合言葉・サインは「ピース」
●コース・スケジュール （詳細は後日お知らせします）
10：45 日本橋 高島屋屋上集合
『ベーグラーズカフェ』http://
11：30発
12：00 新御茶ノ水駅 聖橋
ニコライ堂 ・緑のお父さんが入院した病院・YWCA・明治大学
山の上ホテル・錦華公園（休憩）・夏目漱石碑
神保町古本街裏通り・カフェ休憩
（柏水堂・さぼうる・エリカ・大丸やき茶房など）
周恩来石碑・九段下・靖国神社・白百合学園・法政大学
外堀公園・市ヶ谷・四ツ谷雙葉・外堀公園・上智大前土手
15：45 外堀公園でお花見会
17：30 JR四ッ谷駅 「やれやれ」
18：00 二次会「あしか祭り」：熱き思いを語りあいましょう！
※雨天の場合、コース変更あり
参加希望人数により企画変更・中止の可能性あり
※精神的・象徴的援助と学習のお願い
協力スタッフ募集http://
■ノルウェイの森・登場人物繋がりマップ
突撃隊 ― ルーム ― |ワ| ― 親友 ― キズキ（自殺）
メイト |タ| ｜恋人
小林緑 ― 恋人 ― |ナ| ― 恋人 ― 直子（自殺）
（同窓） |ベ| ｜ 阿美寮
永沢 ― 先輩 ― |ト| ｜ ルームメイト
｜恋人 |オ| ― 好感 ― 石田玲子
ハツミ ― 好感 ― |ル|
（自殺） （僕）
■ノル森の中の場所
・緑とのデート
日本橋�眦膕阿涼浪漆�堂と屋上
お茶の水の大学病院・公園（日大病院と錦華公園を想定）
紀伊国屋書店・DUG（二次会あしか祭り）
・直子とのデート
中央線→四ツ谷→線路わきの土手
（土手の向こうのテニスコート・ベンチの修道尼）
→神保町（僕は神田の本屋が目的）→お茶ノ水（お茶の水の坂）
四ッ谷雙葉は「世界の終り〜」に出てきましたが
陽子さんの出身校でもあるようです。
※写真
左：ノル森100％お散歩マップ
中：�眦膕芦鮎�
右：『ノルウェイの森』の中のDUG
※3月23日00:28のログでは
4月7日を仮開催日としていましたが
4月7日を正式に開催日として決定いたしました。
また募集期限を4月2日から4月3日へと
一日延ばしましたので参加を迷ってられる方など
どうぞご都合などお考えになり、参加の有無を
あらためてお知らせ下さいますようお願いいたします。
* 設定変更を忘れていましたので4月4日としました。
「私があなたに求めていることはたったひとつ〜あなたに私のことを覚えていてほしいの」（『海辺のカフカ』2002年）
「帰りの電車の中で何度も自分に言いきかせた。全ては終わっちまったんだ。もう忘れろ、と。そのためにここまで来たんじゃないか、と。でも忘れることなんてできなかった。直子を愛していたことも。そして彼女がもう死んでしまったことも。結局のところ何ひとつ終わっていなかったからだ。」（『1973年のピンボール』1980年）
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」（『ノルウェイの森』1987年）
「目が覚めたとき、君は世界の一部になっている」（『海辺のカフカ』2002年）
「あなた、今どこにいるの？」いったいここはどこなんだ？・・・僕はどこでもない場所のまん中から緑を呼びつづけていた。（『ノルウェイの森』1987年）
講談社でデビュー作から春樹さんを担当する編集者が
『1973年のピンボール』を読み、「直子の話を小説にしませんか？」
と依頼した。「まだ書けない」という返事だった、という。
* * *
1987年9月『ノルウェイの森』が発売された。
「100パーセントの恋愛小説です」という帯のついた赤と緑の装丁。
その年のクリスマスにはどの書店でも店頭に山積みにされていた。
あれからどのくらい読み返したろう？
恥ずかしい話、僕は読み返した数よりも
プレゼント（貸して戻ってこない含）した数の方が多いかもしれない。
■オフ会概要■
この春のお散歩会は100％『ノルウェイの森』を巡る
お散歩会としたいと思います。
雨の中で傘もささずにしっかりと緑を抱きしめた�眦膕阿硫鮎紂�
直子と歩いた、とっても長いお散歩コ−スがメインです。
二次会には『DUG』を考えています。
とっても長いコースとなりますので、
いつものように水を忘れずに。
※計画が遅くなり桜には間に合わないかもしれませんが
春の気持ちよいお散歩会となることを期待しています。
また今回は東京の中心をお散歩することになりますので
街や建築、歴史や文化などについても、
たとえば企画者の主宰させて頂いているコミュ
【モダニズム（思想とデザイン）】http://
の視点からも見て回るお散歩会としたいと考えております。
●開催日時 （候補：参加希望の方は希望日を書いてください）
4月7，8，14，15（土・日）のいずれか
AM10:45日本橋高島屋屋上集合
二次会18：00〜新宿DUGを予定
（千駄ヶ谷旧ピーターキャットに変更可能性有）
●集合場所
日本橋 高島屋屋上 最寄駅：地下鉄日本橋（銀座線・東西線）
http://
http://
●費用
参加費：400〜500円（休憩時ワイン等のドリンク代や準備費用として）
交通費・おやつ・昼食・カフェ休憩費用については各自負担
●持ち物
「春の熊ゴロゴロシート」
「ゆっくり歩け たくさん水を飲め」のための
靴・水・帽子などの用意
キウリ、サンドウィッチ、動物クッキー
ドーナツ、レモンドロップ等のおやつ
●集合アイテム
★印や赤と緑のアイテム、春樹本
合言葉・サインは「ピース」
●コース・スケジュール （詳細は後日お知らせします）
10：45 日本橋 高島屋屋上集合
『ベーグラーズカフェ』http://
11：30発
12：00 新御茶ノ水駅 聖橋
ニコライ堂 ・緑のお父さんが入院した病院・YWCA・明治大学
山の上ホテル・錦華公園（休憩）・夏目漱石碑
神保町古本街裏通り・カフェ休憩
（柏水堂・さぼうる・エリカ・大丸やき茶房など）
周恩来石碑・九段下・靖国神社・白百合学園・法政大学
外堀公園・市ヶ谷・四ツ谷雙葉・外堀公園・上智大前土手
15：45 外堀公園でお花見会
17：30 JR四ッ谷駅 「やれやれ」
18：00 二次会「あしか祭り」：熱き思いを語りあいましょう！
※雨天の場合、コース変更あり
参加希望人数により企画変更・中止の可能性あり
※精神的・象徴的援助と学習のお願い
協力スタッフ募集http://
■ノルウェイの森・登場人物繋がりマップ
突撃隊 ― ルーム ― |ワ| ― 親友 ― キズキ（自殺）
メイト |タ| ｜恋人
小林緑 ― 恋人 ― |ナ| ― 恋人 ― 直子（自殺）
（同窓） |ベ| ｜ 阿美寮
永沢 ― 先輩 ― |ト| ｜ ルームメイト
｜恋人 |オ| ― 好感 ― 石田玲子
ハツミ ― 好感 ― |ル|
（自殺） （僕）
■ノル森の中の場所
・緑とのデート
日本橋�眦膕阿涼浪漆�堂と屋上
お茶の水の大学病院・公園（日大病院と錦華公園を想定）
紀伊国屋書店・DUG（二次会あしか祭り）
・直子とのデート
中央線→四ツ谷→線路わきの土手
（土手の向こうのテニスコート・ベンチの修道尼）
→神保町（僕は神田の本屋が目的）→お茶ノ水（お茶の水の坂）
四ッ谷雙葉は「世界の終り〜」に出てきましたが
陽子さんの出身校でもあるようです。
※写真
左：ノル森100％お散歩マップ
中：�眦膕芦鮎�
右：『ノルウェイの森』の中のDUG
※3月23日00:28のログでは
4月7日を仮開催日としていましたが
4月7日を正式に開催日として決定いたしました。
また募集期限を4月2日から4月3日へと
一日延ばしましたので参加を迷ってられる方など
どうぞご都合などお考えになり、参加の有無を
あらためてお知らせ下さいますようお願いいたします。
* 設定変更を忘れていましたので4月4日としました。
コメント(47)
2007年03月27日 23:35
みなさんこんばんは
開催日についてですが
桜の開花が進んでいることや
途中、喫茶店休憩などを考慮しますと
神保町の喫茶店は日曜休業のところが多いから
4月7日（土曜日）を第一候補としたいと考えています。
皆さんのご都合ご希望など
さらにお知らせ下さいますよう
お願いいたします。
※
イベント詳細にて
街や建築、歴史や文化などの視点からも
探訪するお散歩会としたい旨を書きましたが
ここでは高島屋について以下少し触れてみたいと思います。
緑と待ち合わせした日本橋高島屋ですが
昔からある古い建築ですので
親しみを感じてられる方も多いのではないでしょうか？
昭和8年（1933）竣工で
東京都の歴史的建造物にも指定されている建築物です。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/03/20g3sd00.htm
ルネサンス様式の外観をもち
内部では照明やエレベーター、手摺など
随所にアールデコ装飾のインテリアをご覧になれます。
設計は高橋貞太郎、前田健二郎、片岡安、
また1933年、村野藤吾氏により増築が行われています。
高橋貞太郎氏はハルキストならお馴染みの
神宮外苑の絵画館の設計も手掛けており
今回のお散歩コース付近の学士会館も彼によるものです。
またその学士会館の向かいに建つ
共立女子大学の共立講堂は
前田健二郎氏の設計によるものとなります。
日本橋高島屋は村野藤吾氏による増築部分も見ごたえがあり
大きなガラス面や壁面彫刻、屋上のペントハウスなど
コルビジェを思わせるようなモダンデザインも見られ
大変見ごたえのある素敵な建築物であるといえるでしょう。
（続く）
2007年04月02日 22:22
みなさん
こんばんは
昨日はこちら夏日のような
少し暑いくらいの日和となりました。
桜もすっかり満開となり、週末には
花見に行かれた方も多いのではないでしょうか？
そして今日、新入生や新入社員たちの姿が
初々しいですね＾＾
さて、オフ会開催日のお知らせから。
８番ログにて書きましたように
途中、立ち寄ってみたい喫茶店などの営業日の都合から
開催日を4月7日（土曜日）とさせて頂きます。
参加人数の確認のため
皆さんの参加の有無について
あらためてお知らせ下さいますよう
お願いいたします。
またあわせて二次会出席の有無についても
お知らせ願います。
***********************************
次にお散歩コースとなる
街や建築のお話の続きです。
長文となりますが、ご興味のある方など
最後までお付き合い頂けましたら幸いです。
さて、日本橋からお茶の水へと移動し
最初に訪れる予定の場所が聖橋です。
アーチ型の聖橋はお茶の水の
ランドマークのような存在ですよね。
東京中央郵便局でも知られる
山田守による設計で昭和4年竣工しています。
映画『珈琲時光』ではこの橋から見下ろす
中央線、総武線、丸の内線が交差する様子が印象的でした。
ところでお茶の水・神田・神保町界隈は
元々、武家屋敷の政府接収によりまちづくりが始まり
岩崎家本家（三菱財閥）が居を定めたのを機に
多くの資本が投下されることになりますが
政府主要機関が集中する大手町に隣接することから
教育機関や病院施設が多く立地する
文教地区としての発展を遂げることになります。
また日清日露戦争後約40年の間に中国政府政策による
30万人もの中国人留学生がこの地に集まり
これによりさらに活況を呈することとなり
書店やカフエー、食堂、映画館なども集まることで
日本のカルチェラタンとしての性格を色濃くさせ
著名な文化人を多く輩出するなど
文化的中心地として発展してきた歴史があります。
僕の記憶に残る昔のお茶ノ水界隈には
同和病院や名倉病院を始め井上眼科、
杏雲堂病院、三楽病院、浜田病院など
多くの病院には古いお屋敷跡の名残が感じられましたし、
移転する前の中央大やドームを頂く明治大学、
日大に研数学館、東京歯科大、共立女子や
淡路、湯島、九段小学校など様々な復興建築物
その他、救世軍ビルなど
古い建物が本当に数多く見られました。
またこの街では夏目漱石、谷崎潤一郎、森鴎外
林芙美子、樋口一葉などの文豪や
中国の周恩来などの足跡を辿ることも出来ますし
林芙美子や池波正太郎、内田百�療�も訪ねたという
居酒屋やカフェー、蕎麦屋に中華料理店、文具店など
今でも昔ながらの老舗を数多く見ることが出来ます。
たとえば喫茶店なら、さぼうるやラドリオ、
ミロンガ、エリカ、大丸やき茶房など他
逢坂剛や常盤新平さんなど行きつけのお店もあり
沼田元気さんあたりが礼賛する
レトロな佇まいの宝庫といっていい
街と言えるのかもしれません。
さて、お散歩コースの話に戻りましょう。
坂上の山の手側にあたる聖橋からニコライ堂へと向かい
駿台予備校東校舎のある坂を抜けると日大病院があります。
http://www.med.nihon-u.ac.jp/hospital/surugadai/enkaku.html
駿台は春樹さんのエッセイにも時々登場してきますが
駅から向かえばその坂を少し下り
右側に入ったところに病院があります。
そう、ここが緑のお父さんが
入院していた病院であると思われます。
その日「僕」は寮に迎えに来た緑と共に
どこに行くのか知らされないまま、お茶の水の病院に来たのでした。
回診が終わり少しして「僕」は緑に地下食堂に誘われますが
この駿河台日大病院には実際、地下食堂があります。
ところで、余談になりますが
この病院には個人的にも友人が長い間入院したり、
また僕自身が救急車でここに運ばれた経験もあって
いろいろと思い出深い病院なのです(;^_^A
さて、その食堂で「僕」が緑に二時間ばかりのお散歩を
勧めたのに従い、緑は「僕」に世話を任せて出かけますが、
その間に「僕」は「エウリピデス」の話をしたり
海苔を巻いた「キウリ」を食べさせたりします。
緑は「公園でぼおっとしてたの」と言って帰ってきましたが
この辺りでのんびり出来る公園というと、
夏目漱石の碑がある錦華公園ではないかと思われるところです。
お散歩会では日大病院を少し見たら、
YWCAのある道からお茶の水橋のある通りを渡って
坂を上り、「山の上ホテル」へと向かいます。
「山の上ホテル」は坂下の「主婦の友会館」と同じ
ヴォーリスの設計による歴史あるホテルであり
多くの作家が利用していることで知られていますが
春樹さんのエッセイにも確か登場したことがありますよね。
このホテルにはノンノンとモンモンという
2つのバーがあるのですがカウンターバーで
マーロウのようにギムレットなど如何でしょう＾＾？
（春樹さんもきっと利用しているのでは？）
次にこのホテルを抜け、錦華坂を下ると
古本屋さんの密集する神保町の街へと至ります。（続く）
※雑文ながらこの界隈のことを少し綴った頁
「カフェのある街、記憶の街、様々な風景」
http://shinjuku.cool.ne.jp/cafenasci/cafe/kouhiiOCHANOMIZU.htm
などありますので、よかったらご覧になってみてください。
写真左：お散歩ポイントマップ（1）
写真中：聖橋から見た風景
写真右：英国風カウンターバー「ノンノン」（山の上ホテル）
2007年04月03日 00:39
のりさん
そして皆さん
こんばんは
参加を希望される方は
二次会参加希望の有無を必ずお知らせ下さい。
toki さん
どうもよろしくお願いいたします
ところで「エリカ」さんですが
実は去年、水道橋店（西神田）の珈琲エリカのマスターが
お亡くなりになられまして
現在は休店となっているんですよ。
コラムニストの有田芳生さんのブログ
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2006/11/post_c71c.html
に詳しく紹介されていますので
よかったらご覧になってみてください。
※上記左・中の掲載写真は
神保町にあるもう一つの「珈琲エリカ」になります。
お散歩会では、こちらも土曜日は13：00までの
営業ということですので、訪問する予定ではありません。
写真右は水道橋店「エリカ」にて四つ葉のクローバーの椅子
2007年04月05日 00:40
みなさん
こんばんは
まず、最初に確認させて頂きます。
現在、登録されている方15名、
全員が出席されるということで
よろしいでしょうか？
また皆さん二次会も出席されるということで
考えてよろしいでしょうか？
もし出席できない方などいらっしゃいましたら
お知らせ下さいますようお願いいたします。
さて
お散歩の続きを
お話させて頂きます。
「ギムレットを飲むには少し早すぎるね」
なんて言い＾＾？
山の上ホテルを後にし坂を下ると錦華公園です。
錦華公園は先のログでもご紹介していますが
元々武家屋敷であったところが政府に接収され
その一部の段丘沿いの庭が関東大震災後に
現在の公園となったようです。
坂の多いお茶の水・神保町界隈ですが
坂上のマロニエ通りと坂下の猿楽通りに挟まれた
この一帯には文化学院やアテネフランセ
坂下にはカトリック神田教会などが立地し、
錦華坂の他、男坂、女坂、など緑や坂道が多く
文化的環境をいっそう情緒ある佇まいとしています。
また隣接のお茶の水小学校（旧錦華小学校）は
夏目漱石が通っていた学校として知られ
猿楽通りに面しては夏目漱石碑があります。
漱石というと、『海辺のカフカ』にて
カフカくんが『虞美人草』『坑夫』などを読んでいましたね。
また当然のことながらこの辺りは『こころ』など
漱石の小説の舞台として登場しています。
さてお散歩は、ここから九段下方面に向けて
神保町一帯を歩くことになりますが、
細かな路地が多く、古本屋さんはもちろん
『いもや』や『人生劇場』など学生街ならではの
お店や下町的風情が続きます。
また今は僅かになってしまいましたが
靖国通り沿いには古本屋さんを始め
震災復興期の古い建物なども見ることが出来ます。
直子と靖国通りを歩いた頃には、
まだ多くの復興期建築があったことでしょう。
お散歩会ではこのあたりの喫茶店で
たとえば「さぼうる」など老舗の文壇喫茶にて
食事または喫茶休憩を予定しています。
もしくは、お昼は
「窓のひとつもない地下のがらんとしたホールに
椅子とテーブルがずらりと並んでいて〜定食を
アルミニウムの盆にのせて〜」（『ノルウェイの森』より）
の大学病院地下食で＾＾？ （続く）
2007年04月05日 23:04
こんばんは！
以前、日立研究所の会に参加させていただきました、みねこと申します。
その時の写真も今だアップ出来ずにいるしまつで申し訳ありません。
今回のお散歩、uguiさんより伺いました。
あいにくその日は家の用事は参加出来ないのですが、偶然にも日本橋高島屋に行く予定でした。早起たら、写真だけでもお渡ししようかと思っております。
また職場が神保町なので、今回のコースは馴染みが多く嬉しい気持ちでいっぱいです。
うちの職場のおやつには、柏水堂のケーキや大丸やきがよく登場しますよ。大丸やきは冷めてから食べるのが店主流らしいです。
皆さんのお散歩が素敵なものでありますように。
2007年04月06日 00:09
みなさん
こんばんは
＞ yukariさん、ugui さん、ぐみきゃんさん、ともさん、JOJOさん
次回はぜひご一緒しましょう。
＞ボビー さん
では二次会でお会いしましょう
＞いわし さん
ではご報告お待ちしています。
＞みねこさん
ありがとうございます
それでは高島屋屋上で＾＾/☆
さて、お散歩の続きをと思いましたが
その前に先の31番ログの写真の説明を。
写真左：山の上ホテルです。
戦時中は海軍に戦後は米軍に接収されながら
返還後、昭和29年ホテルとして開業とのこと。
池波正太郎、三島由紀夫、松本清張、遠藤周作、
山口瞳氏など、仕事場として利用されていたようで
その他、吉行淳之介、栗本薫（中島梓）、高橋洋子さん等
このホテルを小説の舞台とした作家も多いようです。
写真中：「我輩は猫である」の漱石碑
写真右：靖国通り沿いのかまぼこ長屋型復興建築
大正14年竣工の木造2階建て屋根裏付
奥行き方向のマンサード形式の屋根が珍しく思われます。
写真は改築のため切り取られ残り僅かの寂しい姿の復興建築
※ みなさん、『ノルウェイの森』は再読されましたでしょうか？
再読された方が、ディテールも分かり
きっと、ずっ〜と、お散歩が楽しくなると思いますよ。
ではまた明日、出来れば残りの神保町から九段下、
靖国そして外堀公園と話の続きをしたいと思います。
2007年04月06日 21:52
みなさん
こんばんは
いよいよ明日ですね
明日は晴れたら
直子と歩いた土手でお花見をしたいと考えていますので
みなさん必要と思われるお花見グッツなど
ご用意してきていただけると嬉しいです＾＾
もっとも、荷物にならない程度に。
また、お花見の場所や「あしか祭り」の『DUG』では
『ノル森』をめぐっていろいろお話できればと考えています。
たとえば、上の詳細に「ノルウェイの森・登場人物繋がりマップ」として
「僕」「キズキ」「永沢さん」「突撃隊」
「直子」「緑」「レイコさん」「ハツミさん」による
相関図も書いていますが、みなさんの共感するタイプや
ご自身を喩えたらどのタイプにあたるか等を手始めに
疑問やなぞ、彼らの考え方や姿勢など
たとえば、100パーセントの恋愛って？ とかね。
では、お散歩の続きです。
錦華公園から西、靖国通りの方に向かうと
古本屋さんの他、天ぷらやとんかつの『いもや』さんや
パチンコ『人生劇場』、金子國義さんの『美術倶楽部ひぐらし』
それに1920年創業の万年筆の『金ぺん堂』など、
カルトなファンが多いお店が続いて点在しています。
さらに通りを渡って向こう側「すずらん通り」には
書店や文具店、中華料理店など老舗が軒を連ねており、
靖国通りに挟まれた界隈は特に味わい深いものがあります。
お昼はこのあたりを予定していますが
予約が出来ないことから、『いもや』あたりのカウンターで
食事をすましてから、このあたりのカフェーで
休憩ということになるかもしれません。
ところで「すずらん通り」から南側の一帯は
バブル以降、大きな変貌を遂げることになりました。
地上げによって住民の多くが引越しして行き
バブルが崩壊すると街には虫食いのような
中途半端な空き地も多く残されましたが紆余曲折の末、
2003年に超高層ビルの建つ再開発地区として完成します。
竣工当時、見学した感想を駄文になりますが書いた文章が
見つかりましたので以下、その抜粋を少し紹介させて頂きます。
＊ ＊ ＊
「高度資本主義社会」
凡庸な言葉かもしれない。
けれども、この言葉は『ダンス・ダンス・ダンス』において
象徴的なキーワードとなっていました。
そして「僕」の知る小さな「いるかホテル」は
二十六階建ての巨大ビルディング「ドルフィン・ホテル」と
変貌を遂げています。
目的や意味が見えないことに不用意に腹を立ててはいけない。
君はただ流れにうまく乗ることだけを心がけなくてはならない。
その流れだって、きっと見逃してしまうことの方が多いのだから。
『ダンス・ダンス・ダンス』では、そんな声も聞こえてくるようでした。
そして
「意味なんて考えちゃいけない〜 とにかく踊りつづけるんだ」と。
システムに内在する矛盾や歪、そしてその不透明性に潜む暴力の前で
それをあたかも嗅ぎ求めるようにそこに立ち竦み、囚われ
ついぞステップを踏めなくなってしまうことの多い人間にとっては
村上春樹のこの言葉は割り切れない歯がゆさを
感じるところであるかもしれません。
立ち竦む側の僕からすれば、道義的な不条理さをも
含みながら流れていくシステムに対し
せめて、それが閉じてしまわぬことを、
つまりシステム自身が内包する歪に対しても
それを常に明らか（オープン）にしていく
システムであってほしいと考える次第です。
「僕」は次のようにも言っています。
「僕らはどんどん移動しつづけている。
〜 何ひとつとしてとどまらないんだ。意識の中にはとどまる。
でもこの現実の世界からは消えていくんだ。僕はそれが心配なんだ。」
この言葉は「僕」にとって大切な人、ユミヨシさんに向けた言葉でしたが、
人だけでなく、もちろん街についてもこの言葉はあてはまるはずです。
神保町に限らず、その街に商業がある限り、
ついては欲望のある限り、それを回収する装置として商空間は
欲望と対となってきっと変貌しつづけていくことになるでしょう。
けれども個の欲望が大量消費とともに複合化・不可視化され
「高度資本主義社会」というシステムや制度として機能している今
個々の欲望から、遊離して資本の論理によってのみ
街が変貌していくとしたなら、心の通わない、
つまらない街になってしまうに違いありません。
街はバーチャルではなく現実にそこに存在しています。
しかしながら、必ずしも巨大資本投下による
高層ビル化の街づくりに対し否定的には考えてはいません。
ある意味で、巨大資本投下による
再開発も高層化も必然であったとも考えられます。
問題はその街が活きているのか、
コンセンサスのある街づくりとなっているのか、
まちの記憶（コンテクスト）や街をつくってきた
人々の思いに敬意がはらわれているか、
コミュニティ空間は、つまりコミュニケーションに配慮したものとなっているのか、
そして、もちろん環境や美観への配慮は十分であるのか？などということであり、
そうしたことへの配慮やプロセスを経た「まちづくり」こそ、肝要なのでしょう。
懐古的になり昔のほうがよかったなどと、ならぬ為に
今のまちづくりに誰もが参加できる、あるいはその可能性が開かれた
まちづくりが為され、そうしたまちづくりに
誰もが関心をもつことが重要であると感じています。
「東京パークタワー」と名づけられた
バブルの頃より始まった再開発は、景気低迷もあって
遅れに遅れていました。
そこでは巨大資本と行政の思惑ばかりが先行した経緯がありました。
例えば、様々に街の表情を創り出し、
幾つもあった路地は住民への説明もないままに、
廃道が決定されたことから、そうした住民不在の
社会的責任を欠いた進め方に、
多数の怒りの声があがっていました。
結果、地域住民有志等の呼びかけで専門家を含む
再開発対策協議会が設立され、
開発業者や行政に対峙し、まちづくりに向け協議を
重ねていくことになります。
建物を見に行くと、床面積の大きなロイヤルホストやコンビ二に並んで
立ち退きになったはずの珈琲屋さん「茶房きゃんどる」が小さな間口に
ハーフティンバーの外装で復活しているのを見つけ、なんだかほっとしました。
竣工までには、数多くの様々に埋もれたドラマがあったに違いありません。
そして地元の人たちのまちづくりに対する前向きな姿勢なくしては、
きっと今の姿はなかったことでしょう。
再開発以後、今まではあまり見られなかった
若いOLたちの姿が増え、街には新たな活気が
蘇ってきているとの声も聞かれています。（以上抜粋）
＊
さて、『ダンス・ダンス・ダンス』におけるキーワード
「高度資本主義社会」は『ノルウェイの森』の中で
永沢さんが言う「俺のシステム」と重なり合うものが感じられます。
自己を「システム」として客体化して考えることで
競争原理の世界に生き抜く強さを磨き自らの能力を
最大限に発揮しようとする意志が感じられるものでした。
しかしその表面的な強さとは背反して、
「その心は孤独に陰鬱な泥沼の底でのたうっていた」
ということを「僕」（ワタナベ）は見抜いていました。
僕が思うに「僕」はそうした社会に“あきらめ”の「やれやれ」を
永沢さんはそうした社会に自らを呑み込ませてしまうだけの
「自分に同情するな」という強さを持っていたように感じられますが
皆さんはどのように感じられましたでしょう？（続く）
写真左：さぼうる（昭和30年開店）
写真中：文房堂（1887年創業の老舗、1922年竣工建物の外壁保存建築）
写真右：東京パークタワー（2003年竣工）
2007年04月06日 22:34
いわしさん、tanaさん
残念ですね。
また次の機会にでもどうぞ。
では続きです
神保町から靖国通りを九段下へと
直子と歩いたのとは逆に向かって歩きます。
九段下には「九段会館」(S.9)や復興共同建築の「九段下ビル」(S.2)、
また靖国神社内に「遊就館」(S.6)等といった
鉄筋コンクリート造の古い建築を見ることが出来ます。
これらの建物は戦前に出来た建築であり
いわば戦中戦後と戦争を見つめてきた生き証人であるといえます。
ところでご存知のように村上春樹さんの小説では、
戦争に関して、それは象徴的メタファーとしての存在を含め
多くの様々な記述が見られるかと思います。
それは、心の闇を形成するものであったり、
社会的構造の一部として今でも機能している影であったりします。
群れることによる暴力や沈黙の暴力などを浮き彫りにします。
『ノルウェイの森』では寮でのシーンに
少し表れたくらいでしたが、その他の小説では
『羊をめぐる〜』『世界の終り〜』『ねじまき〜』『海辺のカフカ』など他
羊男をはじめ羊博士、大佐、間宮中尉、疎開児童、二人の兵隊など
様々に登場してきますね。
最近翻訳された『グレート・ギャツビー』や『ロング・グッドバイ』でも
戦争は主人公たちに大きな影と意味を持たせることになりました。
桜の舞う靖国神社ではそうした「戦争」に対して
真摯に考えてみるのも良いかもしれませんね。
靖国神社を出て、白百合、法政大前を歩き
外堀公園を線路沿いに市ヶ谷そして、
閑静な番町の街並みを抜けると
再び桜並木の美しい外堀公園へと出ます。
ちょうどこのあたりが四ツ谷雙葉の前であり
お花見はこの辺りから上智大前くらいで
場所を探すことといたしましょう。
それでは、みなさん
どうぞよろしくお願いいたします。
尚、二次会「あしか祭り」は
「DUG」18：00〜を予定しています
【村上春樹的世界オフ会】NASCIとして席を取りましたので
二次会のみ遅れてお出での予定の方は
その旨、お店の方（オーナー：中平さん）にお伝え下さい。
また、こちらはバーになりますので
食事はサンドウィッチなど軽食程度になります。
緑と「僕」のようにウオッカ・トニックを五杯ずつとか
あまり飲み過ぎませんように＾＾
ピスタチオは頼みたいですよね
Jazz Cafe Bar DUG
Address: 〒160-0022 新宿区新宿3-15-12（アドホック隣）
Phone: 03 - 3354 – 7776
※作成したマップなどよかったらプリントアウトして
お持ちくださいますように。
写真左：お散歩ポイントマップ（2）
写真中：九段下ビル
写真右：靖国神社
2007年04月11日 04:47
お散歩に参加された
みなさん
ご苦労様でした
二次会から参加の方
たくさんのお話ができ
楽しかったです。
また今回参加したくとも都合などにより
参加出来なかった方
これからもまた機会などありましたら
是非ご参加下さい。
さて今回、このトピックにて綴ってきたログに
お散歩の写真を添付、説明を加え
日記にてアップしましたので、
よろしければご覧下さい。
建築や街並みなどの風景写真が多いため
多少重いかも知れませんが
建築などご興味のある方には
特に楽しんでいただけるのではと思います。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=396479622&owner_id=75034
> toki さん
ご報告ありがとうございました。
> Vincent さん
はじめまして
次回は秋にまた出来ればと思っています。
Vincentさんは『和敬塾』の寮にお住まいとのこと
羨ましい限りです。
実は次回のお散歩会では
『和敬塾』見学をコースに含めるということも
考えておりましたので、
もし、そのようなことに決定いたしましたら
ご案内などお願いすることになるかもしれません。
その際はどうぞよろしくお願いいたします。
※最後に皆さんにお願いです。
お散歩会を毎回企画してきまして
少し残念に思うことに、参加登録されておきながら
何の連絡も無くキャンセルされる方が
しばしばいらっしゃるということです。
そのような方が多くなりますと
会を企画運営する上で様々に支障が生じ
また、企画者その他参加者の気概までも
残念ながら削がれてしまうものです。
皆さんに楽しんでいただくためにも
今後の開催にあたっては
会に対し、できるだけ積極的且つ協力的な方に
のみ参加をお願いしたいと思いますので
ご理解いただけますようお願いいたします。
春樹的良き「繋がり」のために
写真左：日本橋高島屋屋上噴水広場
写真中：大学病院地下食堂
写真右：四ツ谷雙葉前外堀公園
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