日本において伝統気功の中の静功の文化と技術を研究するための日本静功学会がスタートします。 　

我が国に大衆的な規模で中国気功法が伝播して四半世紀が過ぎていますが、この間、日本で教えられ、練功される気功法の大部分は動功で占められ、静功はわずかしかやられてきませんでした。気功には動功と静功があって、ということは誰でも口にするのに、静功は私的な研鑽に止まるか、気功指導の場ではごく入門的な段階だけが紹介されてきました。気功法は普通「導引派」「吐納派」「静定派」「存想派」「周天派（内丹派）」の五つに分類されますが、この導引派以外は大部分を静功が占めるものであり、その意味では、日本ではまだ気功という経験の大半がこの「導引派」の枠内に限定されてきたということです。 　

私たちは2005年夏に吉野の天河神社で、劉天君先生とともに最初のまとまった静功の体験を持ちました。2006年2月に東京と入野谷で集中講義と合宿を持ち、さらに06年10月に大阪と東京で静功のトレーニングを受けました。この経験の中で、静功を継続的に学んで、それをひとつのまとまった文化として日本に定着させていくための道筋が少しずつ見えてきました。 　

そこでここに改めて静功を学び、励まし合って深めていくための日本静功学会を旗揚げして日本のすべての気功愛好者、指導者と、気功だけでなく心の安定と浄化に向けてのトレーニングに関心のあるすべての皆さんにこの動きにつながっていただけるようよびかけるものです。 　　2006年12月20日 日本静功学会準備会　　　　 津村喬

◆1月20日（土）大阪で、27日（日）東京で劉天君先生を迎えて設立準備のための集まりを持ち、27日には正式に発足の運びとしたいと思っています。自分で静功をしていきたい方、静功指導者になって行きたい方、静功という文化に関心のある方はぜひお集まりください。
◆07年夏には、静功指導者養成の本格的セミナーを予定しています。
◆当面は連絡費程度の安い会費で発足し、これまでの蓄積を共有していく作業を積み重ねていきます。
◆東京と大阪で定例の静功研究会を開き、また指導者が増えるにつれて直営の静功の場を全国に作っていきます。
◆近くホームページを立ち上げます。
◆劉天君『気功入静の門』日本語版は07年度に出版の予定です。

劉天君07年1月講習 大阪

1月19日（金）　 静功講習 10時-12時　14時-18時
1月20日（土）　
日本静功学会設立準備関西交流会 10時-12時 　　
医療気功学習プログラム 　14時-17時 　　　　　
静功の医療応用例をはじめ、医療気功を学んでいく上でどういう学習、ト レーニングが必要か、北京中医薬大学の具体的経験から話してもらいます。 あわせて、もっとも基本的かつ規範的な気功教科書として評判の全国高等中 医薬院校規格教材『中医気功学第三版』について、内容と特色を紹介しても らいます。この教科書の定例研究会もこれから持っていきます。

1月21日（日）　静功講習 10時-12時　14時-18時
1月22日（月）　治療気功研究（個別相談）10時-12時.14時-17時
劉先生の本職は医師です。鍼灸等の実施はできませんが、診断して相談に乗 ることはできます。気功による治療の実際にふれるため体験してみたいか た、また解決したい病気のある方、077-569-1730気功文化研究所に申し 込んで時間を調整してください。
〔電話受付平日10時から6時〕

東京 1月25日（木）治療気功研究（個別相談）10時-12時.14時-17時 077-569-1730気功文化研究所に申し込んで時間を調整してください。
1月26日（金）静功講習 10時-12時　14時-18時
1月27日（土）静功講習 10時-12時　14時-18時
1月28日（日）日本静功学会設立総会　10時-12時

◆19日から22日の大阪の会場はイーストウエスト対話センター
住所は、大阪市港区八幡屋一丁目１１-１　
地下鉄中央線朝潮橋駅下車徒歩５分 地図は http://www.east-westdialogue.org
にあります。
会場名称は（Center for East-West Dialogue）
連絡先；06-6599-2520

◆25日から28日の東京の会場は東京王子フォレストヒルズです。
　JRまたは地下鉄南北線王子下車徒歩10分。03-5993-8553
◆個別相談は30分7000円（通訳込み）です。
◆静功はできるだけ二日間通して受けてください。二日間12時間で30000円〔気功文化研究所会員28000円〕です。
◆設立準備会・総会は大阪・東京とも3000円〔新設の会なので割り引きなし〕、医学気功講習は4000円です。