1)"a kiss is still a kiss"の"still a kiss"を発音するときに、"still"の"ll"の後に日本語の「ウ」のような余計な母音を入れないこと。"still"の"l"は舌の先端を上歯茎の裏に付けるが、その直後に"a"があるので、あたかも"stilla"という単語があるかのように連続発音すること。正しく発音すると、あたかも「スティル ア キス」ではなく「スティラ キス」のように聞こえるはず。
<この曲で同様の注意が必要な部分>
"A sigh is just a sigh"の"just a"の"t"と"a"のつながり
"Moonlight and love songs"の"Moonlight and"の"t"と"a"のつながり
"The world will always welcome lovers"の"will always"における"l"と"a"のつがなり
2)"The fundamental things apply"の"fundamental"の"n"、"t"、"l"は、直後に"things"の"th"が来ることから、th"の舌の位置で発音する。
3)"No matter what the future brings"の"what"の"t"は、直後に"the"の"th"が来ることから、"th"の舌の位置で発音する。正しく発音すると、日本語の「ツ」のような音が混じる(詳細は"Teach Me Tonight"参照)。
4)"Moonlight and love songs"の"Moonlight"の"i"に当たる部分の二重母音の前半部分と、"and"の"a"の部分の母音と、"love"の"o"に当たる部分の母音の違いを明確にする。"light"の"i"の前半部分及び"love"の"o"に当たる部分の母音は日本語の「ア」よりも口を縦にあけて発音する。一方、 "and"の"a"は日本語の「ア」よりも横に口を開き、あたかも日本語の「ア」と」「エ」の中間のように聞こえる。この「縦」と「横」の違いを明確に出す必要がある。3つの音すべてを日本語の「ア」で代用しないように。
"And man must have his mate"も同様で、"and"、"man"、"have"が同じ横に拡げる音で、"must"は"love"と同じ縦に口を開ける音。横横縦横になるが、慣れるまで訓練することが必要。
"A fight for love and glory"も同様。
<"light"と同じ母音を含むこの曲の中の他の単語>
sigh
apply
time
by
rely
deny
<"and" "have" "man"と同じ母音を含むこの曲の中の他の単語>
as
that ("on that"の"that")
matter
passion
<"love" "must"と同じ母音を含むこの曲の他の単語>
just
fundamental
lovers
welcome
5)"on that you can rely"の"that"と、"that no one can deny"の"that"を同じように発音しないように。前者は指示代名詞なので、母音の部分を口を横に拡げて発音するのに対し、後者は関係代名詞なので、口は余り開かず、かつ、長く発音しない。
1)"Well, don't think I'm trying not to learn"の"don't"の母音の発音を正確に。アルファベットの"o "と同じ二重母音で、後半部分は日本語の「ウ」で代用するのではなく、日本語の「ウ」よりも唇を丸めて突き出す。この二重母音の後半部分については、市販本でよく「日本語の「ウ」を軽く添えればよい」などと書いてますが、完全な間違いです。
この曲で同じ母音が含まれる他の単語。
"goes" "so" "almost"
2)"Since this is the perfect spot to learn"の"since"の"n"を日本語の「ン」で代用しない。日本語の「ン」は喉の奥(声帯)を狭めて、詰まった空気を鼻に抜いて発音しますが、英語の"n"は原則として舌先を上歯茎の裏に付けて発音します。"since"のように、後に"s"の音が続くときは、日本語の「ツ」のような音が聞こえます。
3)"One thing isn't very clear, my love"の"one"の"n"を日本語の「ン」で代用しない。"n"の発音は上記で原則として舌先を「上歯茎の裏」に付けると述べましたが、このばあい、"n"の後に"thing"の"th"が続いていることから、"n"は上歯茎ではなく、舌先を上前歯の下に付けて発音されます。この場合も日本語の「ツ」のような音が聞こえますが、"since"の場合の「ツ」とも、日本語の「ツ」とも発音方法は全く異なります。
4)"Should the teacher stand so near, my love?"の"should"の"d"の発音に気をつける。"d"は"n"と同様、原則として舌先を上歯茎の裏につけて発音されますが、この場合、後ろに"the"の"th"の音が続くことから、"d"は舌先を上前歯の下につけて発音されます。その際、日本語の「ツ」のような音が聞こえますが、日本語の「ツ」を出しているわけではなりません。
"The song a robin sings"の"the"、"a"
"The murmur of a brook at even tide"の"the"、"a"
"That ripples by a nook where two lovers hide"の"that"、"a"
"A great symphonic theme"の"a"
3)"While the breeze on high"の"while"の"l"は、後に"the"の"th"が続くことから、舌先は上歯茎の裏ではなく上前歯の下につけて発音する。
4)"While the breeze on high"の"on"の"n"を日本語の「ン」で代用しない。ちゃんと発音すると、「オンハイ」ではなく、「オンヌハイ」となるはず。"Under an August moon"も同様。
5)"sang a lullaby"の"sang"の"a"と"lullaby"の"u"の違いを明確に出す。前者は横に口を拡げる音、後者は縦に開く音である。両方とも日本語の「ア」で代用しないように。"sang"の"a"は"paradise"の最初の"a"と同じ母音である。特に"paradise"の場合は、最初の"a"で口を横に開くだけではなく、長く発音するように。
4)"That's the one thing"の"that's"の"ts"の音をしっかりと発音する。直後に"th"があることから、この"ts"を日本語の「ツ」で代用すると、舌先が下がって下前歯の裏に来ることになり、直後に上前歯の下まで瞬時に持っていくことが困難となる。舌先は上歯茎の裏につけて発音すれば、上前歯の下まで移動することは容易である。
5)"That's the one thing"の"one"の"n"を日本語の「ン」で代用しないのはもちろんのこと、直後に"thing"の"th"が来ることから、"th"の舌の位置で発音される。日本語の「ツ」のような音が出るはず。
6)"all those things"の"all"の"l"は、直後の"th"の舌の位置で発音する。"Till the lucky day"も同様。
<歌われた曲>
As Time Goes By
Autumn Leaves
You'd Be So Nice To Come Home To × 2
Honysuckle Rose
Blue Skies
I Can't Give You Anything But Love
They Can't Take That Away From Me
Stella By Starlight
The Song Is You
Teach Me Tonight
On A Slow Boat To China
Stardust × 2
All Of Me
Too Close To A Comfort
Sentimental Journey
Love Letters