今日付けの日記からの転載です
ご了承ください

昨日は
９月３０日に行う
「ドン・チェリー・トリビュート・ライブ」
のリハーサルでした。


ドンは１０月１９日にこの世を去ったので
この次期はニューヨークでも
彼を偲ぶトリビュート・ライブが
あちらこちらで行われるようになった

去年はニューヨークで
オーディエンスの一人として参加したので

今年は自分でやろうと
思ったのでした

自慢じゃないが
俺はドンと仕事もしたが
プライベートな面においても
他のミュージシャンよりは
良く知ってると思う

この世に
奴のチン○の大きさまで
知ってるミュージシャンは
何人もいてへんやろ。笑


今回はドンが俺と
ニューヨークで一緒に住んでたころに
一緒に書いた（書き直した）

「ART DECO」

以前に彼がフランスでレコーディングした
「Homeboy」というアルバムに入ってたのを
俺が聞いて

「この曲が一番好きや」

というと

「そーか」

というこになって
アコースティック・バージョンに書き直し
チャーリー・ヘーデンらとともに
アコースティックで録音しなおした曲

その際、俺も少なからず
協力した

そのアルバムには
書き直した譜面のコピーも掲載されている

その譜面のとおりに今回は
演奏します

何故か
「ビリー・ホリデイに捧ぐ」
というサブ・タイトルがついてます

書き直してるときに
俺にビリー・ホリディの
霊でも降りていたのか
そうでないかは
さだかではないですけど・・・笑

ドンはこれ以来
この曲を死ぬまで
演奏し続けた

俺にとって
一番好きなドンの一面
（義理、人情は決して忘れない）
が良く出てる曲と思う

決して演歌調の曲やないですよ。笑

＃５thというコードが
流麗に響き渡る
ハイセンスでソフィスティケイトされた曲です


あと
あまり知られてないが
俺がドンに

「今までレコーディングしたアルバムの中で、どのアルバムが一番気に入ってる？」

と聞いたときに

「アフリカのメンバーとエド・ブラックウェルとで録音した
【TAMMA】(タンマ）が一番好きや」

と言っていたので

そのTAMMAというアルバムからも２曲、演奏します
独特のアフロ・ビートが軽快かつトリッキーに
グルーブする曲

OO DJA NA
TARA

後、
俺がニューヨークから完全撤退したあと
ドンも新しい生活を始めるべく

当時の彼女、パットとサンフランシスコに
引っ越してから出来上がったアルバム

「Multikulti」から

Until The Rain Comes

このアルバムも実はニューヨークで俺と住んでるときから
部屋で口ずさんでいたメロディーの
オンパレードで出来上がってるアルバムや

俺が先に口ずさんだメロディーも入ってる。笑

この曲には詩がついてるのだが
この詩の意味を理解できるのは
この世に俺しかおらんと思う

俺と部屋で会話してたときに
生まれたアイデアやから
俺には良くわかります

現代社会に生きる人間が
失ってしまったものを嘆いてる
嘆きの詩である



一般には
「仙人」的
「雲の上の存在」的
「宇宙人」的

扱いを受けている彼ではあるが

俺にとっては
忘れがたい
俺の人生に大きな影響を与えた一人の人間である

全身全霊で演奏に望みたいと思う



ライブ情報は以下のとおり
お時間のあるかたは是非

ロイヤルホース、今月のお勧めライブにも選ばれてます



２００７年９月３０日

【Soulbleed〜ソウルブリード〜】


梅田「ROYAL HORSE」（ロイヤルホース）

大阪市北区兎我野町15-13　ミユキビル1階
TEL： 06-6312-8958・9
FAX： 06-6312-2991

●開場時間：17:00　●開演時間：19:00/21:00　

●チャージ料金：前売り、又はご予約　S=２５００円

当日： S=2,800円　A=2,500円　barcounter=1,500円

http://www.royal-horse.jp/index.shtml

【メンバー】

行本　清喜　 （トランペット　etc.）
古谷　光広　 （サックス）
白山　貴史　 （エレクトリック・ギター）
冠　　智志　 （エレクトリック・ベース）
松本　理恵子 （キーボード）
ラリー　ランサム　（ドラム）

写真１：ART DECO

写真２：Multikulti

写真３：TAMMA



直接お店にご予約いただくか
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宜しくお願い致します