エルミタージュ･シャンタルエット1989。「特別なワイン」として扱う、初のローヌの白ですが、先月のフランス出張でもっともインパクトのあった白ワインです。もちろん究極のオーガニック栽培、ビオディナミによって作られるワインです。


フランス、ローヌ地方でワイン作りに携わる日本人、ラ･グランド･コリーヌの大岡さんは「ローヌのワインは赤よりも白のほうが美味しいんですよ」とさりげなく言います。一般にはシラーから産まれる力強い赤ワインこそがローヌの魅力だと考えられがちですが、確かに上等のエルミタージュ(白)には「偉大なワイン」を印象付けるものが全て揃っています。

「モノ･セパージュ」といわれる、ひとつの品種の葡萄100％でつくるワインは、その品種に由来する個性が魅力としてはっきりと伝わりますが、一方でごまかしがきかない作り方と言えます。ボルドーや南仏、そしてローヌのワインは数種類の異なる品種の葡萄をブレンドすることが一般的です。ところがエルミタージュの偉大な作り手であるシャプティエは上級キュヴェをすべてモノ･セパージュで作ります。エルミタージュの白ワインはすべてマルサンヌ種100％なのです。

シャプティエの営業マネージャー、ステファン氏曰く
「マルサンヌは瓶詰めされてから始めの４年は起きているが、その後の４年はまったく眠りについてしまう。しかし熟成が１０年を越すとまた目を覚ましはじめ、その偉大さをあらわす。私はつい最近熟成２０年に達するマルサンヌを試したが信じられない程の果実のフレッシュさとマルサンヌ特有の柔らかく重厚な味わいがあった。まったく素晴らしい体験だった！」

このエルミタージュ･シャンタルエットは名手シャプティエのつくる、数あるエルミタージュの中でも最もバランスよく作られたワインです。畑の耕作は馬、収穫はすべて手摘み、化学肥料などを使わないのはもちろん、植物や大地のポテンシャルを最大限に引き出すために特別な暦にしたがうビオディナミ農法が用いられます。ぜひとも多くの方に素晴らしい体験をして頂きたいものです。


抜栓：　3月26日（金）
特別価格 \1900(税別) / 1glass
※売り切れ次第終了致します。
※数量に限りがございますため、お一人様１杯までとさせて頂きます。
お問い合わせ：03-3780-6977　bar Plum