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開催終了平野弥グルマンの会 会員募集

詳細

2006年10月01日 11:40 更新

「平野弥グルマンの会」が発足致しました。

既に皆さんのところに案内のメールが届いているかも知れませんね。

この会を発足するにあたり、平野さんはワインと食に対する並々ならぬ思いを、
かなりの長文で語っています。
平野さんから、mixiにも載せていいですよ、と言っていただいたのでこちらにも転記したいと思います。

平野さんの想いに賛同される方は、ぜひ会員になってみてはいかがでしょうか?


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<<平野弥グルマンの会>>会員募集

『ル・ヴァンノーブル』がフランチレストランとして歩み初めて、早2ヶ月半、
あっという間に時が過ぎてしまいました。鈴木シェフも徐々に本領を発揮しつ
つあります。

さて、今回、あらたに<<平野弥グルマンの会>>会員を募集します。
【グルマン(Gourmand)とは美味しいもの好きという意味です。メオ・カミュゼ
は、先日亡くなったアンリ・ジャイエから受け継いだワイン造りの原点をこのグ
ルマンという言葉で表現していました。】
まず、<<料理とワインのマリアージュ>>というテーマについて私、平野の考えを
明らかにしたいと思っております。

料理とワインの相性を表現するとき、マリアージュ(結婚)とは、よく言ったも
のだと思います。結婚が相手なしでは成立しないのと同じように、料理とワイン
も切っても切り離せない関係であることをこの言葉は、言い表しているからです。

美味しいパンと熟した食べごろのチーズがあれば、ワインを楽しむには、十分か
もしれません。このようなワインを嗜む時間は、パイプをふかしながらクラシッ
ク音楽を聴くというような余暇のひと時の過ごし方と同じであるといえるでしょ
う。

他方で、ワインとともに食事をするときに「美味しいワインがあれば、食べ物は
たいしたものでは、無くても良い」と考える人や、「偉大なワインは、それだけ
で楽しむもので、料理はむしろ邪魔だ」と考えるワイン愛好家が意外と多いかも
しれません。しかし、私は、このような考えには反対です。なぜならば、ワイン
は、食文化の一部として発展してきたものであり、ロマネ・コンティや、シャト
ー・ディケムも例外ではないからです。このような考えの根底には、ワイン文化
にたいする理解が偏っており、料理の芸術性にたいする軽視があるかもしれませ
ん。

私のワインにたいする歩みは、その芸術性を極めるという方向で追求を行ってき
ました。もともとワインと料理とのマリアージュというテーマ(料理の芸術性を
前提にして)を追求したかったのですが、私の感性に応えられる料理人にこれま
で出会えなかったため実現できませんでした。ですから、今回の鈴木シェフとの
出会いは、私にとって非常に大きな意味がありました。しかも、彼は、無類のブ
ルゴーニュワイン好きでした。彼が創る料理は、繊細さと余韻の長さを兼ね備え、
まるでブルゴーニュワインの味わいを表現するような立体的な構成を持ちます。
ドーヴネのムルソーにあわせた彼の料理は、ドーヴネのワインの風味のニュアン
スをいくつかの要素に分解し、それを料理の場で再構成し表現するものでした。
ある意味で並みのソムリエ以上に鈴木シェフはワインを理解しているといえるで
しょう。

偉大なワインとマリアージュする料理は、また、偉大な料理でなければなりませ
ん。鈴木シェフと私のこのテーマへの挑戦は、まだ、始まったばかりです。「旬
の鮑とワインを楽しむ会」「シャンパンと料理を楽しむ会」「ドーヴネ・オーセ
イデュレスと一品料理」。これらの過程は、まだまだ助走に過ぎません。近い将
来、偉大なワインと心を射抜くような料理のマリアージュを実現できると確信し
ています。現在、そんな頂上を目指す過程を多くの方々と「ワインと料理の会」
として共有できることは、実は、私自身もっともわくわくしている事なのです。

将来、ロマネ・コンティやシャトー・マルゴーなどの偉大なワインとのマリアー
ジュを提案した時には、ワインの魅力に引き付けられて多くの方々がその企画に
参加されるでしょう。しかし、そのテーマの素晴らしさを本当に理解し、感動で
きるのは、そこに至る過程、私の感性とシェフの感性が火花を散らす創造的な過
程、を共有した人であると確信しています。

ブルゴーニュのプルミエ・クリュ(一級畑)のワインは、グラン・クリュに比べ
るとその芸術性は低いかもしれません。しかし、その風味のニュアンスの違いと
いう点では、プルミエ・クリュの方がはるかに多くのバリエーションが存在して
います。この意味で、プルミエ・クリュのワインは、料理とのマリアージュの仕
方がより豊富なのです。プルミエ・クリュのクラスで<ワインと料理のマリアージ
ュ>というテーマを追求することは、将来、真に偉大なワインと料理とのマリアー
ジュを実現するという目的に至るための、確実かつ避けては通れない道程なのです。

ちなみに、テロワールの勉強会もこのような目的で私は行っています。プルミエ・
クリュのワインが持つ微妙なニュアンスを理解することは、グラン・クリュのワ
インを理解するよりも難しいといえます。なぜならば、グラン・クリュほど個性
的ではないプルミエ・クリュの風味を理解するためには、より鋭い感性と分析力
が必要となり、テロワールの知識は、そのための補助となるからです。

今後、企画される「ワインと料理の会」は、これまでのワイン専門店として行っ
てきたワイン会とは、明確にその質的なレベルが異なり、より高い次元において
実現されるでしょう。これまでの平野弥のワイン会は、あたかも「絵画や音楽を
鑑賞する」かのようにワインを試飲してきました。しかし、これからは、ワイン
の風味の微妙なニュアンスへの理解を基礎に料理との相性を探るという観点から
会は催されます。これらの追求は、広大な海への大航海にも似た味覚の世界への
探求の旅となることでしょう。船の羅針盤は、研ぎ澄まされた感性であり、その
原動力は、ワインと食にたいする熱い情熱に他なりません。

このテーマを多くの皆様と追求してゆく為に『平野弥グルマンの会』会員を募集
したい思います。

皆様のご参加をお待ち申し上げます。

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