はじめまして。ぼっこと申します。吸血鬼好きの皆様に、お芝居のご案内です。
管理人様、不適切でしたら削除願います。

岸田理生という劇作家のフェスティバル公演で今回、「吸血鬼」という25年前の作品を
現代のお芝居としてよみがえらせる公演です。
この作家は女版寺山修司と呼ばれた女流作家で、
吸血鬼好きで有名、「私の吸血学」という研究本も出版している程です。

「吸血鬼」
吸血姉妹と、
ある日村にやってきた避雷針売りの男、
吸血姉妹を阻害しながらも自らも吸血の秘密をもつ、噂に翻弄される村人達、
噂をばらまく女村長、そして産まれるはずのない謎の女の子ヒルコ…
登場人物が織りなす人間の吸って吸われる「血」の物語。

この物語を、解体。
役者自身の存在を物語によってあぶりだし、新しく昇華させます。

みんな吸血鬼になってしまえ！！

ご来場、お待ちしております。
なお、日曜日のお昼公演は混雑が予想されますので、お早目のご予約をお願いいたします。






千賀ゆう子企画公演

第参回岸田理生アバンギャルド・フェスティバル参加作品
「ＲＩＯマテリアル〜『吸血鬼』より〜」

日時：2009年 7月 4日（土） 14:00開演 19:00開演
　　　2009年 7月 5日（日） 14:00開演 18:00開演

会場：こまばアゴラ劇場（アクセス　http://www.komaba-agora.com/access.html）

原作：　　　岸田理生
構成／演出：千賀ゆう子
出演：　　　今井里美　　加藤翠　　　木舘愛乃　　木下祐子　
　　　　　　五月女ナオミ（五月女★事務所）　　　千賀ゆう子
　　　　　　清水周介　　村松真理子　八重樫聖（劇団ＤＡ・Ｍ）、他

　＜最初に吸いとった一滴の血によって姉妹となった２人の女、毒子と薬子は、ある日、それまで生贄とした男達とは異なる旅人（避雷針売り）と出逢う・・・・・・。＞
フランス19世紀の幻想作家テオフィル・ゴオティエ『死女の恋』という短編小説をモチーフに書かれたこの『吸血鬼』は、1984年＜岸田事務所+楽天団＞第２回本公演として初演された。（千賀ゆう子も出演した。）
つまり『糸地獄』の次の公演作品だが、それから25年が経った。
　このシンプルな古典的物語世界には、しかし理生さんの作品の様々な要素が出揃っている。
短い単語の繰り返し、コロス的要素、少女、女たち、権力構造　 etc…。
今回は、この『吸血鬼』を主軸のテキストに置き（特にト書きを活かして）、それに出演者各々が選んだ様々の理生言語（他の戯曲・エッセイも含む）を駆使した即興的時空をぶつけ、反合させ、開示したい。
既知のものが未知となる瞬間を、キャッチしたい。
それはエロティックな時間のはずだ。
もう一度、岸田理生のエロスとパトスを違う形でよみがえらせたい。
十人の女たち（一人の男を含む）と、オリジナルな音響と、誘い-izanai- という名の美術作品（柳田郁子）と、光と、そしてあなた、が織り成す即興的時空に、ようこそ！！　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　千賀ゆう子

料金：
　前売／予約　3,000円
　当日　　　　3,500円
　学生　　　　2,500円（要学生証提示）

※日時指定自由席。開場は開演時間の30分前。　
※開演の１時間前より入場整理券を発行します。
※前売／予約のお客様の入場が優先となります。

予約／問合：
　E-Mail:senga_y@yahoo.co.jp
　TEL: 090-8432-8033(劇団事務所）

千賀ゆう子企画　　http://www7a.biglobe.ne.jp/~senga_unit/


　※写真は昨年の岸田理生フェスの写真。宮内勝撮影。