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開催終了 国際共同制作戯曲「雌鹿(原題:DOE2.0)」

詳細

2009年12月09日 00:50 更新

指輪ホテル■国際共同制作戯曲「雌鹿(原題:DOE2.0)」日本公演のお知らせ

Announcement by YUBIWA Hotel
国際共同制作戯曲「雌鹿(原題:DOE2.0)」
日本公演のお知らせ

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おひさしぶりです。羊屋白玉です。
指輪ホテル、2年6ヶ月ぶりの東京公演が、12月、来年の1月3月と連続で上演されます。
いずれも、趣の異なる3作品ですが、第一弾の12月は、
羊屋白玉とアメリカの劇作家トリスタ・バルドウィンとの共同制作作品「雌鹿(原題:DOE2.0)」です。
2007年東京で行われた東京国際芸術祭にて、「雌鹿(原題:DOE2.0)」の前身である「DOE 雌鹿」は、
羊屋の演出によって、ドラマリーディングの形式で上演され、以来、トリスタと羊屋は、
その構想をずっと温めてきました。

今年ようやく始動し、3年間かけての創作ですが、その経過を発表します。
終演後のゲスト(プロフィールが下にあります)をむかえてのラウンドテーブルも、あわせてどうぞお楽しみに。

羊屋白玉

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Announcement by YUBIWA Hotel
国際共同制作戯曲「雌鹿(原題:DOE2.0)」
日本公演のお知らせ

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羊屋白玉(指輪ホテル)とトリスタ・バルドウィン(The Playwrights' Center of Minneapolis)は、
2009年12月11日(金)と13日(日)の二日間、東京都の森下スタジオにて、
国際共同制作戯曲「雌鹿(原題:DOE2.0)」の日本公演を行います。


この戯曲は日本人とアメリカ人の俳優によって、日本語と英語で演じられます。長年「女性からの視点と身体」に注目し
舞台をつくりあげてきた羊屋と米国の著名な劇作家集団であるプレイライツセンターに所属する
バルドウィンの二人が共同で作品を作り上げることにより、
それぞれの文化的背景による視座の違いや共通点などを浮かび上がらせ、
現代人が抱える苦悩と欲望を描き、愛について言語についての思索を重ねた意欲的な作品として発展します。

「雌鹿(原題:DOE2.0)」の前身である「DOE 雌鹿」は、原作者であるバルドウィンによって米国で、
そして羊屋の演出によって 2007年東京で行われた東京国際芸術祭でもドラマリーディングの形式で上演され、
米Variety紙での激賞をは じめ、高い評価を得ています。今回上演される最新版「雌鹿」は、
その経験と参加俳優や観客からフィードバックを元に作り上げる、まったく新しい「雌鹿」です。

本公演でも、終了後に評論家・小説家として幅広く活動する小谷野敦氏、
米国在住の日系アメリカ人作家Midori氏をゲストに迎え、
観客と共にラウンドテーブルを開催し、ここで得られたフィードバックを元に、
「雌鹿」はさらに形を変えていく予定です。

「雌鹿」はセゾン文化財団の長期的な支援の元、2012年の完成を目指してワークショップや公演を各地で行っています。
本公演もその一環として行われ、2010年ミネアポリスとニューヨーク、2011年に東京で再度の公演を行った後、
アメリカで2011年、日本で2012年に完成版が上演される予定です。

師走のご多忙な時期とは思いますが、万障繰り合わせの上ご来場いただければ幸甚です。


公演名: 「雌鹿(原題:DOE2.0)」

日時: 12月11日(金)19:30開始 / 12月13日(日)16:00開始 (共に20分前開場)
会場: 森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6) 地図 http://www.saison.or.jp/studio/access.html
料金: 1,000円(全席自由 1ドリンク付き 開演の20分前から販売)
両日とも、終演後、ゲストを招いたラウンドテーブルあり。
お問い合わせ  mail: contact@yubiwahotel.com



●出演

明樹由佳 (ラ・カンパニー・アン)
柿丸美智恵 (毛皮族)
下総源太朗

クライド・ダブリュー・ウイリアムス・ジュニアClyde W.Williams Jr
クリスティン・ハルナ・リー Kritine Haruna Lee
バージット・ハーパック Birgit Huppuch



●スタッフ

劇作・演出 羊屋白玉、トリスタ・バルドウィン
翻訳 小澤英実
ドラマツルグ・通訳 樅山智子
照明 伊藤馨
舞台監督 糸山義則 (ステージクルー・ネットワーク)
制作(於アメリカ) 藤田麻紀
制作(於日本) 中洞貴子
宣伝美術イラスト 高橋つばさ
宣伝美術デザイン 草薙亮



●助成
財団法人セゾン文化財団+EU・ジャパンフェスト日本委員会(共同支援事業として)
平成21年度東京都文化発信事業助成、アサヒビール芸術文化財団



●「雌鹿」あらすじ

セックスと死の濃密なイメージが入り乱れ、詩的なリズムで物語が進行する会話劇。
ジャン(女)が薄汚れたホテルの一室で目を覚ますと、ベッドの隣には全裸の女性Eがぐっすりと眠り込んでいる。

酩酊していたのかジャンに は前後の記憶がまったくない。
過去、現実、虚構の区別のつかない様々な情景が移り変わったあと、
ジャンはEを烈しく求め、セックスや喧嘩、ごっこ遊びが繰り広げられる。
そこへジャンの恋人ジョンが現れて…幸福への夢想、
愛情の権力関係、異性/同性への愛・・・自由を求めながら孤独の恐怖におびえる現代人の姿が、静に、烈しく、浮かび上がる。



●指輪ホテル 羊屋白玉より

このプロジェクトは、上演のみならず、リサーチクリエーションプログラムでもあります。
トリスタ・バルドウィンが戯曲を通して描いた女性達は、現実と夢の間をいったりきたりしていますが、
その彼岸には、無数ともいえる、女性からの視点が横たわっています。
さらに細かく分類すれば、対歴史、対アイデンティティ、対ジェンダー、対セクシャリティ、対セックス、対家族、対男性、対女性、対子供、対社会に向けて、そして、ひとりひとりの女性個人の内部に向けての、生と死を賭けたメッセージが存在しているのです。

羊屋白玉とトリスタ・バルドウィンは、ワークショップやラウンドテーブルを通して、日本人とアメリカ人の俳優や、スタッフたちと、観客とともに、両国間の言語、国家、個人が孕んでいる様々な問題の差と類似をクロスカルチャーしてゆくコンセプトであります。

更に、ふたりは、大学機関で、「女性、身体、言語、個人、社会、ジェンダー、家族、政治」をテーマとした、プレゼンテーションの機会を得ています。このエジュケーションプログラムを平行することによって、舞台作品に、作品のテーマを、深く反映させてゆく所存であります。2010年から2011年にかけては、
引き続きプレイライツセンターからのサポートをうけ、ニューヨークのウイメンズプロジェクトシアターでの公演を企画しています。
2011年には日本国内公演を行い、2012年以降はニューヨークや、イギリス、ブラジル、国際的なフェスティバルへの参加を企画しています。


●プロフィール

羊屋白玉 Shirotama Hitsujiya 演出家、劇作家、俳優    www.yubiwahotel.com

1994年、「指輪ホテル」設立に立ち会う。以来、全ての作品の劇作、演出をつとめる。廃工場やテニスコート、書店、レストラン、
ストリップ劇場など、オルタナティブスペースでの空間演出と、国内外を問わず女性パフォーマーのみで構成されるドラマツルギー(演劇論)を通して、新しい死生観や世界観のあり方を提示してきた。創作の他、日本劇作家協会、日本演出者協会に所属し、
多様なアーティストと交流を持ち、ワークショップも精力的に行っている。2001年よりアジアン・カルチュラル・カウンシルのフェローシップで、ニューヨークに演劇留学。2006年よりヨーロッパ・北米・南米ツアーを実施。ニューズウイーク日本誌において「世界が認めた日本人女性100人」の1人に選ばれる。
2008年、再びニューヨークに1年滞在し、4作品を手掛け、ニューヨークタイムズやビレッジボイスの注目を集めた。

2009年4月、福岡イムズホール初演となる帰国後第一作「こわれゆく女」を上演。5月、イギリスのチャプターアートセンターで「Heavenly
Love」を滞在創作。
8月、プレイライツセンター所属のトリスタ・バルドウィンとの国際共同制作「DOE2.0」 のクリエーションをミネアポリスで。
12月、同作業を東京で行う予定。2010年、1月、3月は、新作を5都市で上演の予定。

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トリスタ・バルドウィン Trista Baldwin 劇作家

アメリカのミネアポリスを中心に活動する劇作家。ピュリッツアー賞、トニー賞、オリバー賞、多数のオビー賞、などを受賞しているプレイライツセンターの中心メンバーであり、自分たちの作品を自分たちで制作しようと集まった15人の劇作家からなる集団 Workhaus Collective(ワークハウスコレクティヴ)の立ち上げメンバーであり、 New Georges(ニュージョージズ)というシアターカンパニーの所属アーティストである。

USA Group Playwriting Award(ユーエスエー グループ プレイライツ アワード)を二年連続で授与し、
Jerome fellowship(ジェロームフェローシップ)をはじめ、数々のグラントを得て、作品を発表してきた。
作品は、オフブロードウェイ、オフオフブロードウェイ、国内外を問わず各地で上演されている。
彼女の作品作りにおけるステートメントは、「詩的なものとグロテスクなものをひとつに並べる」
「劇作品に音楽と同じような力を与えるための新たなリズムの探求である。」 作品数は20を超し、数々の賛辞を受けている。
「砂」SAND (“stunning”- New York Times)第一級のすばらしさ!

「雌鹿」DOE (“unsettling, dreamlike” – Variety)悪夢を見ているようだ。。

「パティの赤いズボン」PATTY RED PANTS (“Best of 2005” – City Pages)2005年のベストシアター!

創作活動と平行して、セントクラウド大学の大学教授として教鞭をとっており、「スクリーンライティング」と
「プレイライティング」を教えている。一女の母である。



小谷野敦 Ton Koyano(12月13日 ラウンドテーブルゲスト)

1962 年、茨城県水海道市生まれ。東京大学文学部英文学科を卒業した後、同大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻修士課程へ進学。
2年間のブリティッシュコロンビア大学留学を経て、東京大学大学院比較文化専攻博士課程へ。単位を取得し満期退学。94年より、
大阪大学言語文化部専任講師となり、97年同大助教授に昇格。同年に東大博士号(超域文化科学)を取得している。
99年に『もてない男〜恋愛論を超えて』をちくま新書より刊行。新書としては異例の10万部を越えるベストセラーとなった。

01年からは東大非常勤講師(09年3月まで)をするかたわら、数多くの著書を発表。02年『聖母のいない国』でサントリー学芸賞受賞。
07年には文學界で初の小説『悲望』を発表。自身の米国留学時代の恋愛経験を投影した私小説風の作風で話題となった。
同年後半に発表した2作目の自伝的小説『童貞放浪記』は2009年に完全映画化され、現在日本各地にてロードショー上演中。
文芸批評、演劇、歴史、ジェンダー論などフィールドは幅広く、独自の「男性論」を展開。
また、論壇・文壇のもたれ合いへの鋭い批評も行っている。著書に『日本売春史――遊行女婦からソープランドまで』』
『なぜ悪人を殺してはいけないのか――反時代的考察』『恋愛の昭和史』ほか。

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Midori (12月11日,13日 ラウンドテーブルゲスト) www.ranshin.com www.planetmidori.com

サンフランシスコ在住の日系アメリカ人。京都生まれ、13歳まで東京で育つ。渡米後、米軍に入隊し、予備軍諜報部員として活動を行いつつ、カリフォルニア大学バークレー校の心理学部を卒業。

人間のセクシュアリティー、特にSM・フェティッシュを含むオルタナティブ・セクシュアリティに関する教育者及び作家として活躍している。その傍らで、インスタレーションやパフォーマンスを用いてユーモアとグロテスクの端を行き来しつつ知覚の境界線を揺るがすアート活動を精力的に展開。TVやラジオ出演、講演会、ワークショップ、パフォーマンスのため、世界中を駆け回っている。
ベストセラーになった「Wild Side Sex: the Book of Kink」「The Seductive Art of Japanese Bondage」、「Master Han’s Daughter」といった著書のほか、「Vogue」「Playboy」「Wired」など多数のメディアで文章を発表。

活動の場はフォーマルからアンダーグランドまで幅広く、シンガポールの演出家オン・ケン・センとの共同作業としてDas Arts (オランダ) や Tanzquartier Wien (オーストリア)といったアート機関でワークショップを指導したほか、
ロンドンの悪名高きTorture Gardenなどでも頻繁にパフォーマンスを行っている。。

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//YUBIWA Hotel////WWWlinks///////////
指輪ホテルwebsite◇ http://www.yubiwahotel.com
羊屋白玉website◇ http://www.shirotama.com
指輪ホテルスタッフBLOG◇ http://staff.yubiwahotel.net
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O-YH :Office for YUBIWA Hotel
156-0055東京都世田谷区船橋2-12-2-102
STAFF@YUBIWAHOTEL.COM
HTTP://WWW.O-YH.COM

TEL/FAX +81(3)-5429-1715

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