突然の告知で（毎度のこと？）申し訳ありません。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

秋らしい日和で、散歩がしたくてうずうずしている
方もいらっしゃると期待して、

あるくかいを久方ぶりに行いたいと思います。

今回はちょっと趣味趣向を絞ったあるくかいをします。
いつもと同じく地図を持って歩く、その前に、
ご参加の方々に、あらかじめ、メンタルマップを拵えて
いただきたい。

とっておきのメンタル東京マップがございます。
それが、タイトルにも挙げました、小説家古川日出男の『LOVE』という〈巨大な短編〉になります。本作にて三島由紀夫賞を受賞したこの作家をご存知の方も、そうでない方も、是非お読みいただきたい。否、ここからは講義要項風に、少し、お伝えしたいと思います。

・今回参加いただく方には、『LOVE』を読んできた方に限定する。併せて古川他作品を読んで来られる方は尚のこと歓迎（かく言う私もまだまだ多くを読んではおりませんので、当日間際まで古川週間を引き続きもうける次第です）。

・前日までに、小説内で気になった場所を、引用してお知らせいただく。それに応じて歩行開始のリクエストポジションをいくつかもうける予定。好きな地点から始めていただき、集合場所へと向かう。

・当日は住宅地図など詳細地図を配布する予定。


今回は、いろいろ約束事が多くて面倒くさいかも知れません。が、どうかご容赦ください。古川日出男『LOVE』には現代の東京の目が無数に書きこまれています。ぼくらも目になって、地図になりましょう。

開催日が間もないことを陳謝しつつ（どうしても普段参加できない者が参加できる日を考慮しまして）、参加者とお会いできることを楽しみにしています。