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2012年12月28日19:14

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被災地からオリンピック招致について(1被災者としての私見)

 こんにちわ。呟き尾形です 

 個人的には、賛成です。
 日本が不景気だ、デフレだと騒がれているのは、個人消費が縮小していることに加え、労働者の給与が減り続けていることにあります。
 誰もが不安定な収入なら、気軽にお金は使えなくなります。
 消費が縮小するということは、企業は儲からなくなるので、人件費を削るしかなくなります。
 まさにデフレスパイラルです

 個人消費が縮小しつづけることの対策は、大きく二つの車輪があると考えられます。
 企業が儲かり、労働者の給料が上がり、労働者の収入が安定すること。
 そして、もう1つは、消費したくなるような気持ちにさせる環境を作ることです。

 景気対策と言うものは、この二つの車輪がうまく回れば、好景気になっていくものです。

 この経済を動かす二つの車輪は、オリンピックのような祭典に最適です。

 オリンピックの準備で借金が増えると心配する声があります。
 これは、会計のできない人の声です。
 行ってしまえば、家計簿レベルでしかお金を計算できない人の声です。
 きちんと、経理の視点でみれば、借金は単なるマイナスではなく、借金によって作り出した資産を認識できるはずなのに、借金が増えると頭を抱えてしまうわけです。
 だいたい、今のデフレままの方が借金が返せなくなるという深刻な事実に気がつけない人は不幸というものです。

 オリンピックによって、無駄な公共施設が増えるという声がありますが、あれは、間違いです。
 無駄にしているのは、公共施設を利用しようとしない人々です。
 そもそも、施設という資産を無駄にするのか有効活用するのかは、人にかかっているのであって、施設そのものにはないのです。

 さて、個人的に痛感するのは、今の日本に足りないものがあるためにデフレになっているのだろうと考えています。
 日本に足りないもの。
 それは、夢です。
 日本人の多くは、夢を語ると、鼻で笑います
 理想を語ると、まるで妄想だと言わんばかりに小馬鹿にします。

 これは、人間にとって、不幸なことであり、日本人の心が豊かになれず、精神的に満たされない理由であると思っています。
 私は、東日本大震災に被災し、に津波によって壊滅した故郷を目の当たりにし絶望しました。私の住む地域は、70%ほど津波に沈んだこともあり、遠方の親せきや知人友人と連絡が取れず、私の安否が彼らに分からず、生きていないかもしれないと思われていた時期もありました。

 突然何の準備もなく、東日本大震災によって電気、水道、電話などのライフラインが断絶させられた日々を10日程度過ごし、すべてのライフラインが回復するまで4カ月程度かかりました。
 
 津波被害のひどいところを復興しようという人々は言いますが、合理的に考えれば、そのような土地は捨て去った方が、ずっと合理的にことを進められるくらい、被災地は精神的にも物理的にもボロボロなのは、復興計画をみれば、絵空事だと痛感することでわかります。

 絶望感にどうしようもなく振り回され、何た日々の中、やっても無駄かもしれない、ダメかもしれないと絶望しながらも、復興という1つの目標を夢見ることで努力し続けることができています。

 そんな中、被災することで、収入も激減した中で、不思議と、震災前よりも精神的に満たされていると感じることが多くなりました。
 おそらく、不可能ではないかと思えるような被災地復興と言う語ることができる夢を1つ持つことができたからかもしれません。

 それだけに、東日本大震災からの復興を掲げたオリンピック招致というものは、夢と希望を呼び起こし、日本経済の二つの車輪でぐいぐい牽引するのではないかと思うわけです。

 そうしたころからも猪瀬都知事のオリンピック招致の活動は非常にうれしく思いつつ、思わず下記のメッセージを送りました。

 引用します
★★★ここから★★★
 東日本大震災で被災しました。故郷が津波に沈み、前夜に息子のサッカーの練習をしたグラウンドががれき置き場になり、母校であり息子のサッカーチームのホームグラウンドである鳴瀬第二中学校の校庭は、津波の渦で穴だらけになり、埋まっていたパイプもむきだしになり、プールは津波に粉砕された、だの水たまりになっていました。皮肉にも卒業式の日におきた天災に、鳴瀬第二中学校は今年度をもって閉校に追い込まれました。
 こうした状況に、当時は復興は無理だと痛感し、心が折れ、何をする気力をうしなっていました。
 しかし、全国の方々からの支援の手をいただき、東京都から来ていただい方々や大田区の方々はもちろん、名乗ることもなく、被災地を支援して来ていただいた方々の支えと、子どもたちがサッカーをやりたいという声で気力を振り絞り、現在、子どもたちがやりたいスポーツをできるように微力をつくしております。
 現在、被災地では子供たちの運動場がうしなわれているどころか、居場所も制限されています。そんななか、数少ない残された運動場や運動施設を車で送迎しながら、さまざまな制限を受け、子供たちがスポーツをしています。
 しかし、それでも閉校後に通う中学校では十分な広い運動場がとれないという理由でサッカー部は当面作りません。野球部はずっと離れた運動場で練習をするなどさまざまな制限がつけられているのが、被災地の小中学生の現実です。
 そんなおり、東京都が復興をテーマにして、招致されることは、心強く感じます。
 本来なら、被災地でそうしたことを声掛けしなければいけないところでしたが、被災地ではそんな体力も財力もありません。
 なぜなら、建設業が景気がいいと言われていますが、建設業に携わる職人の人件費は2倍とも3倍とも跳ね上がり、資材大も例外ではありません。東京など関東方面から職人を呼び寄せたとしても、宿泊費など滞在費をすべて業者がうけた上で、仮設住宅建設や阪神だ震災の時のように遠方の職人は、再び来ることはすくないのでいい加減な仕事をされても困るといった事情に加え、被災者の多くは被災前のローンに加え、住宅地などが高騰し、希望がもてない状況です。
 住宅地が震災前の2倍以上跳ね上がるような状況を乗り越えるだけで精一杯なのです。他に復興どころか復旧にむけた、もさまざまな障害があります。
 報道を見る限り、そうしたことにスポットがあ得られないので、日本の多くの人は被災地のこうしたマイナスの現実をご存じない場合が多いと思います。
 それだけに、オリンピック招致の理由の一つに被災地復興を掲げられるのであれば、そうした現実を知っていただき、全国に、世界に伝えていただくよう、お願いできないかとメッセージを送らせていただきました。
 そうした、復旧、復興の道は茨の道どころか、崩れたトンネルが閉ざされているようなものです。それをオリンピック招致に伴う力を復興の力の一つになればと願っております。
 東京復興オリンピック、今後とも応援しております。
 頑張ってくださいとはいいません。
 そうではなく、オリンピックに向けて共に前進できるよう、微力ながら応援したいと思います。
★★★ここまで★★★

 最近、がんばろうとかいうことばにつかれてまいりまして、というか、毎日頑張らざるを得ないので、あとは笑うしかないわけです。
 まぁ、そんなわけで、共に前進というたぐいの言葉を使うようにしております。

 と、1被災者としての私見でした



★★★ここから★★★
2020東京五輪 招致のカギは…


12月23日 11:00 R25
2020年東京オリンピックの招致活動が大詰めを迎えている。現在、開催候補地は東京、マドリード、イスタンブールの3都市に絞られ、来年9月のIOC総会での決定に向け、ラストスパートという状況だ。今年5月に行われたIOCの評価では14の評価項目のうち「宿泊施設」「輸送」「医療サービス」「安全と警備」など7項目で東京がトップ。世界の主要メディアやブックメーカーでも、東京は1番人気と追い風が吹いている。
★★★ここまで★★★

2020東京五輪 招致のカギは…
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=2267230



★★★呟き尾形のホームページ 白い時計塔のある村の更新情報
 さて、ここからはホームページ更新情報です。
http://homepage2.nifty.com/SON/

 今回は、呟き尾形の哲学講座 第145回 近世哲学 モンテーニュのあゆみ を追加しました。
 次に エッセイ、マグニチュードπ津波で爆ぜた故郷 を追加しました。

 次に、WRPG、プエルギガス年代記 、オープニング、NPCリプレイ を更新しました。
 次に、 小説、4枚の絵画を修正しています。

 





 
 
★★★

日記履歴(過去5件前ぐらいの履歴です)
2012年12月28日
政治: がばめんとついった〜 2012年12月28日
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=251499&id=1886464859

2012年12月25日
名言: 同じ現象があったとしても、主義によって解釈がかわってきます
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=251499&id=1886034051

2012年12月20日
名言: 感謝の心
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1885440740&owner_id=251499

2012年12月19日
哲学: アリストテレス 政治学3 民主主義の名の衆愚制 呟き尾形の哲学講座 第40回
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=251499&id=1885347803

2012年12月19日
名言: 明日が何が起こるかわからないからこそ、発見がある
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=251499&id=1885323328

2012年12月18日
雑記帳: 星一号作戦(ガンダム0092)
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=251499&id=1885223817

2012年12月16日
名言: 人を動かす妙諦
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=251499&id=1885208135

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