ハワイ島 Vol.12

大変ご無沙汰しております。
先日ボランティア活動の一貫で幾度かハワイ島へ出かけて参りましたのでその様子を書かせて頂きます。

6月のボランティア活動はジョージナオペ博物館の荷物整理、ハワイ島の福島県人会のイベントのお手伝いです。

ハワイ国際交流協会の皆様にはボランティアツアーなども企画致しますので、ぜひお楽しみ下さい。


◇ジョージナオペミュージアム

さて、ジョージナオペ博物館ですが、実はまだ形がありません。
私も含めて仲間達が言い出している企画で、展示品や場所を決める前の段階です。
ああでもないこうでもないと言いながら、展示するであろう物を分けて荷物を整理しております。
ハワイアンの文化と日本の文化との違いで記録の概念が違うため、博物館に対して考え方も少し違う中、せっせと前に進めております。

実行委員会はまもなく発足し、日本のみなさまにもご協力をお願い致しますのでその時は何卒宜しくお願い申し上げます。

日本にあるジョージナオペに関するの物をお持ちで、ハワイ島へ寄付可能な方はご連絡をお願い致します。

大阪ハワイアン倶楽部
０６−６２５２−０９９８

場所維持や保管に関するための寄付金募集も行いますので、ぜひご協力をお願い申し上げます。


◇福島県人会110周年

さる6月28日に福島県人会110周年のイベントがヒロで開催され、その手伝いに行ってまいりました。
福島県からは4000人あまりの方たちが1800年代に移民され現在に至るそうです。

今回のメインイベントは民謡の原田直之さんのボランティアコンサートの開催です。
ご一行をホノルル空港でピックアップし、ヒロまでお連れすることから始まります。
原田直之先生は民謡歌謡界では頂点の一人で大変業界に貢献されてきた偉い方ですが、とても気さくで暖かいお方です。
原田先生も福島県出身ということで今回招かれたそうです。

今回、私がお引き受けした仕事は日本から来られた後援会皆様のツアーガイドになりました。
ご一行をキラウエアの溶岩見物とマウナケア登頂にお連れするという内容で期待と不安で一杯です。
溶岩は何度か行っておりますが、マウナケアに行くのは初めてです。
マウナケアは標高が高いため空気が薄く思考が遅くなると聞いております。
そこで心配になるのは運転ですね。

下見に行きたくても遠くて簡単には行けません。
何度もハワイ島を訪れておりますが、標高4000メートルは体験が無いので余計に不安になります。

と言っている間にマウナケアツアー当日になりました。
数日間みなさんと一緒なので行き投合する中、持ち物のジャケット、お弁当、お水、毛布などを積み込み出発となりました。

途中お弁当保存用の氷をセブンイレブンで手配し、山をどんどん上ります。
サドルロードをひたすら走り途中マウナケアロードに入ります。
※サドルロードとはマウナケアとマウナロアの間が馬の背中のサドルのようになっているのが名前の由来です。

ここではすでに空気は薄くなりかけており変な感じです。

標高3000メートル付近のオニズカステーションで休憩し夕食のお弁当とシルバーソードのお花を見てサンセット前に再度出発致します。

上までは舗装されていない道路を登るため４ＷＤに切り替えどんどん上ってまいります。空気が薄いためエンジンの回転は上がらずとろとろと登ることになりますが、すばらしい景色を眺めながら登るためスピードはあまり気になりません。
※このとき私は運転手交代で助手席に変わったため景色を思いっきり眺めさせて頂くことが出来ました。

しばらくすると望遠鏡の大きなドームが見えてきます。その中の一つ、日本のスバルは最も高性能だそうで、日本人として誇りに思えます。

途中写真撮影とお手洗い休憩を含めながら頂上に到着致します。

４２６０ｍの最頂上は隣に見える山（歩いて30分ぐらいの場所です）であまり人が登っておりません。

後援会の数人のグループの方がそこへ行きたいと言われるため私も挑戦することになりました。
空気が薄くかなりつらい登頂です。
ひーひーふーふー言いながら頂上についた瞬間、見渡す景色の素晴らしさに感動し涙がこぼれました。
ぼろぼろ、泣き止むまでしばらくかかったでしょうか。

マウナケアは地球のおへそと言われ、ハワイアンの誇りの地です。
ハワイアンジュエリーの作り手として、マウナケアで感じたマナをジュエリー作りに活かしたいと心から思いました。
マウナケアリングがまもなく誕生することになると思います。

サンセットの瞬間一日の感謝を胸に、素晴らしい星空を眺めながら、ツアーガイドを忘れる自分に反省しながらヒロの街へと帰ってまいりました。