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2007年05月07日09:45

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伊勢参り 雨そぼ降る中 御木を曳き

わー、時間がないので昨日の続きチックに駆け足で書きます。読者様にはそっちのが良いだろうけど、ワシ的には書ききらなくて残念。笑。


まずは伊勢市駅から徒歩五分ほどの外宮に向かいます。天候はあいにくの雨、と言っても、ワシは雨も結構好きで、木の、特に新緑の色なんかは雨の中のほうが綺麗に映えますので、神社の境内なんかを巡るには良いかもです。まぁ、足元は若干悪いですが。


なんでもちょうど数日前から、外宮への「お木曳き」が始まり、この日もあると言うこと。外宮の近くまでやってくるのは昼過ぎから夕方に掛けてということで、外宮を参拝し、内宮も参拝してから、再び戻ってくることにします。


お木曳き、とは、式年遷宮で使われる材木(御神木)を神領民(神宮の周りに住まう人々)が境内に運び込む行事です。木曽の山奥で伐採された材木を川を伝って運んで来ているので、それを川から境内まで持ってきます。今運び込まれているのは、平成25年(2013年)の遷宮で使われるもの。式年遷宮が20年に一度の行事ですから、このお木曳きも20年に一度しかないんです。


なお、式年遷宮については伊勢神宮の公式サイトwikipediaあたりをご参照。


雨の中、神領民……地元の方々が法被に身を包み合羽を被り境内各所でわさわさと待機しています。神事ですし、日程は天皇陛下が決められているので、雨でももちろん実施。そんな境内を歩いてまずは外宮内の正宮へ参拝。


正宮の鳥居(上左写真)をくぐった瞬間から、空気が変わったような気がします。参拝をし、奥の本殿を囲い越しに眺めやった瞬間……


体の中を、何かが駆け抜けました


説明しづらいんですけど……感動の余り胸が詰まった状態に似ています。心臓がドキドキしてきて、目からは涙が溢れそうになります。普段、「オーラ」や「気」なんてものは信じていないんですが、この時は、圧倒的な力のようなものを感じ、畏敬の念に浸ってしまったのです。


ま、神主(心得見習)なんてのをしてますので、聖地に来たことに対する思いこみが体に作用したのかもしれませんが、とにかくしばし動けないほどに、体と心が麻痺してしまいました。


やっとこ落ち着いて境内を散策。正宮のすぐ左隣には、式年遷宮用地が今はまだ更地の状態で佇んでいます(上中写真)。また、外宮内の別宮を参拝。雨そぼ降る中、木々は緑に萌え、お宮さんは露をしたたらせながら参拝者を迎えてくれます。


勾玉池を眺めて能舞台を見れば、十数年前の高校時代、友達とここに来たことを鮮烈に思い出したりしつつ、今度はバスに乗って内宮へ向かいます。バスで20分ほどの移動。


内宮も、五十鈴川を渡るとそこは神域。まぁ今度は空気が変わったなと感じるほどでは無かったですが、じっとりとした雨の中なのに清々しい気がします(上右写真)。内宮の正宮は、今度は構えてしまっていたのか、人が多すぎたせいか分かりませんが、外宮の時のような力は感じませんでした。こっちが本家なのにねw。


こちらも別宮を全て回り、神楽殿ではお木曳きで使った(=次の遷宮で使われる)御神木から取った絵馬を所望。そのまま、遷宮への奉納になるようです。ちょっと嬉しい。


さて、ここからは煩悩タイム♪


内宮の参道には、おはらい町、おかげ横丁といった通りがあり、土産物はもちろん、様々な美味しいものが並びます。ま、ここの模様は明日(予定)また改めて書くのですが、やー、楽しかったし美味しかった!


バスで外宮へ戻って、お木曳きを見物。この日は五番車まで出るようでしたが、四番車、五番車を見ることが出来ました。ま、動画を撮ってきたんでご興味の方はそれをご覧いただければなのですが、


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四番車。外宮北御門前のカーブを曲がって境内に引き入れるところ。


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五番車。こっちは外宮北御門内から撮影。車輪から煙が上がっているのは摩擦熱。


やー、境内に引き入れるときに勇壮な叫び声とともに駆け込んでくるのですが、結構な迫力です。五番車の映像が(デジカメで撮ったので)メモリ足らず最後途切れてしまっていますが、車輪が摩擦で熱を持って煙りあげてるんですよ!横にいると熱さを感じるほど。


まー、とにかく20年に一度の行事(式年遷宮関連は全てそうですが)を目の当たりにできた嬉しさを胸に、帰路につきました。





【一年前の日記】御百度
神社トーク。お百度参りについて。
【二年前の日記】音楽好きのおじさん達
音楽トーク。ホントにすごい4人のセッション。
そして、この中のおひとりは過日お亡くなりに……残念です。
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