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2005年07月09日03:30

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胎内記憶

息子は1歳の終わり頃からお腹の中にいたときのことを話し始めた。

「お母さんのおなか、海だった。
 チャポーンチャポーン、あったかかった。」

これが初めて語った息子の胎内記憶。

それからは、よく「おなかプール」ということばを使っていた。

「おなかプール、覚えている、ながいヒモ!」
といいながら、おへそからひもが出ている様子を
しぐさで教えてくれたりした。…へそのおのことね。

3歳くらいまで、よく話した。

「あのひもは、どこにいったんだい?」
ときかれて
「使わないからハサミで切って捨てちゃったよ。」
といったら、
「なんで捨てたんだい?」
…思わず、
「ゴメン…。」

3歳過ぎた頃から忘れたのか、口に出さなくなった。

息子が5歳のとき、ふたりめ妊娠で助産院に診察に連れていった。

息子に、
「この部屋で生まれたんだよ。」
といったら、
「あぁ、思い出した!
 ボク、水色のシートが敷いてあるのを見て海だと思って、
 このまま海に飛び込んじゃって
 お母さんに会えなかったらどうしようって考えちゃったんだよ。」

そういえば忘れていたけど、
出産のとき、破水した水で床を汚さないように
水色のシートが敷いてあった。

そして息子は産道から頭が見えたところでなかなか出てこなかった。

…そんなことを悩んでいたのか。

息子の記憶は更によみがえる。

「生まれたとき、足元にお父さんがいて、
 横におばちゃん(助産士さん)がいて、
 部屋の入り口におばあちゃんがいたんだよ。」

…位置関係はすべてあっていた。

助産士さんもビックリ!

それ以来、その助産院では出産前の勉強会で
胎児に意識がある例として、
息子の話がとりあげられるようになった。

しかし、息子の胎内記憶は
妊娠したばかりの頃のことも話に出ていた。

おいおい、たしかその頃はまだ脳もつくられていない頃の話だよ。

…ということは、
脳よりハートが先にあるってことね。

巷では右脳を鍛えることをよくいわれているけど、
やはりハートで感じることのほうが先かな…
と、息子の話を聞いて思ったものでした。

7月26日は息子の誕生日。

もうすぐ8歳か…と思いつつ、胎内記憶のことを思い出したのでした。

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