mixiユーザー(id:61722344)
2018年09月01日03:52
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福島・燧ヶ岳) 夏が来たので思いだし、遥かな尾瀬に繰り出す登山へLet'sGo!!
『色メガネ』
実際に目で見えている物はごく一部で、脳の記憶が大部分を補っているのだそうな。
ウソ臭いけれど目の錯覚は実際にあるし、色も人によって感じ取れる濃淡が違うのも事実。
そして、その人の "想い" で同じものでも見え方・感じ方が変わるのも事実なわけです。
好きな相手ならキラキラの縁取がつくだろうし、
嫌いな相手なら存在さえも視界から消すなんて芸当も可能。
脳って凄い。
思い込みで見え方が変わるなら、
現実の生活向上を努力するより、想像で真実を湾曲させるスキルを伸ばした方がイイのでは...
灼熱の太陽の下、庭の雑草を抜きながら心眼で花畑を見る今日この頃...orz
話は変わって登山です。
夏が来れば 思い出す
はるかな尾瀬 とおい空...
花火、ひまわり、スイカ。
夏休みの思い出と共に甦る夏の風物詩。そして現在進行形で夏の定番です。
尾瀬も夏の定番の１つ、と思い込んでいますが果たして本当にそうなのか...？
・先ずは水芭蕉
・圧倒的な高原感
・何処までも続く木道
・花々の玉手箱、湿原祭
・白いワンピース女子の帽子を掠め吹く的な、爽やかな風がデフォルト
そんなエオリアスなイメージは単なる思い込みなのか？
尾瀬ヶ原の両脇を固める２山の一画・燧ヶ岳を登りつつ、曇り無き眼で真実を確かめる旅のスタートです。
【福島】燧ヶ岳
御池登山口〜燧ヶ岳〜尾瀬沼〜尾瀬ヶ原〜三条の滝/周回
「尾瀬は夏の定番なのか」を検証するには余すことなく尾瀬の名所を
巡る必要が有るわけです。
それを１日で満たしてくれる魅惑のブラック登山・周回ルートとなります。
かかってこいやーー！
１００名山であり、尾瀬ヶ原を挟んでそびえる「至仏山」と対をなす山です。
ちなみに、至仏山は残雪の季節にヒップソリを楽しみました。水芭蕉の件は既に回収済です。
http://
【御池登山口】0731
遥かな尾瀬。
至仏山登山の時に、これもまた真実である事は嫌なほど体験済。
今回も下道は遥かなる旅路でした。
木道です。
巷の「ぬかるみ対策」なんてヌルイ木道とは違います。規模が。
尾瀬国立公園と言う、国家権力に属する山は違います。掛ける金が。
しかし、この木道による高原指数ＵＰ効果は凄まじいものがあります。
【御池分岐】0737
ここを左に折れるといよいよ本格登山開始です。
標高を上げていきます。
燧ヶ岳山頂へのルートは大きく分けて２つ。
�”飴浚�村側からの、御池ルート
��尾瀬沼からの、３ルート
�△裡灰襦璽箸呂匹譴盖�離は短い＝急登、樹林帯＝展望なし。
どれもハズレと言うマゾっぷり。
燧ヶ岳を楽しみたいなら、必然的に�，噺世ξ�れ。
僅かでも路がフラットになると木道が。
サッと進行方向へ "赤絨毯" を敷くかのごとき執事っぷり。
凄いよ尾瀬、、、
まぁ、自分のためではなく、植生保護の目的なんでしょうけど...
「アリドオシラン」
アリドオシの花に似た蘭、が名前の由来。
アリドオシには細長いトゲがあり、アリでも刺し貫く→蟻通しが由来。
薄暗い日陰にひっそり咲く純白の花です。
奥にも何か生えています...
「水芭蕉 夏vre」
ひっそりと雪を割って咲く純粋無垢な姿でした。春先の彼女は。
尾瀬の象徴に相応しい可憐さは今何処、、、
ドラゴンボールで言うなら、ドドリアさん。
と言うか、ビジュアル的にはもう放送事故。事件です、事件。
ＮＨＫなら一発アウトかもしれない...
夏の尾瀬のイメージは、色メガネの虚構なのか、、、
【１合目】0751
写真撮影に時間をかけすぎました。まだ１合目です。
この道標が先々ストイックに道先を案内してくれます。
フラットな場所以外はガッツリ登るというコースセッティング。
しかし、樹林帯だからか、尾瀬だからか、普段に比べて涼しいです。
水芭蕉の変貌ぶりには驚きました。
この先、どんな真実が待ち受けているのやら...
坂にも階段の木道。
朽ちかけ、貧弱とは無縁の尾瀬スペック。
これを登ってしばらくするとパッと視界が開けます。
高層湿原が眼前に広がります。
山の上に突如現れる夏の尾瀬。
これを見たいが為の、御池コース選択と言っていい。
「ワタスゲ」
白い綿穂は種子のかたまり。
なので、タンポポと同じく風にのって勢力拡大を図るタイプ。
因みに花は、気緑色の尾っぽのような地味な花だそうな。
今年は花季が早いので残っていないかと思っていたので嬉しい！
池塘(ちとう)も点在。
メルヘン度合いを一気に押し上げます。
【広沢田代】0820
田んぼのように広がる湿原を "田代" と呼ぶらしい。
尾瀬とは、この多くの田代の集合体見たいなもの。
池塘の滑らかな曲線美。
高層湿原の刈り揃えられたかのような草。
ワタスゲなどの花々が木道の縁を彩る。
夏の尾瀬バンザイ。
「モウセンゴケ」
こんな植物もあったり。
登山をしながら花を探すと思わぬものが見れたりします。
７月中旬に白い小さな花が高い茎に咲くそうな。
高い場所に咲くのは、花粉を運ぶ虫たちを葉で捕まえないようにするためらしい。
捕らえるか、蜜を与えるか..."飴と鞭" といった感じ。
「キンコウカ」
色々花は多かったですが、今回のプリマバレリーナはこの花。
黄色い花の絨毯となっていました。
他の登山者も、この競演に見とれて脚が進まず。キレイだ...
御褒美タイムのあとには急登という流れは、絶賛継続中。
ヒーコラ登ると５合目の道標が。
撮影にかけた分を取り戻したい所ですが、そう甘くはないようです。
燧ヶ岳の山頂がようやく見えました。
急登以外は木道が付く。それが尾瀬スペック。
鞭の後には飴。
御褒美ゾーンへ。宴の再演です。
【熊沢田代】0910
田代祭、第二章開幕です。
ここには木道を挟んで大きめの池塘が２つあります。
水鏡が空を映します。
キンコウカは、燧ヶ岳の田代ではプリンシパルなようで
ここでも主役でした。
ワタスゲが有名ですが、嬉しい誤算。
標高が上がったからか、ワタスゲも幾分元気。
ワタスゲの公演も見にきたいです。
少し上った所から、熊沢田代を。
今回のお気に入りショットの１つ。
田代に波打つように咲くキンコウカの群生。そして伸びる木道...
"ベスポジ"を探して、何度も振り返っては撮る事を繰り返します。
進まねぇ、、、
飴の後には鞭。
この６合目道標が、本格ガッツリ登山開始のゴングです。
上を仰げば、木々が低くなってきた！
樹林帯を抜ければ、直火焼きタイムとなるわけですが、、、
乾燥した枯沢のガレ地を登ります。
そんな場所には、オトギリソウ。
今回は、黄色い花が多かったです。
８合目。
前触れもなく現れる道標が、ストイックに現在地を伝えます。
展望地からは、２つの田代が見えました。
マラソンで言うところの、給水所のよう。
御池コースが燧ヶ岳の正規であると言い切れます。イイ山路だ...
遠方に見える山頂にも、フラットな草原が広がっているのが見えます。
多分、会津駒ヶ岳でしょう。
山小屋には、粋な山Tシャツが売っているそうな。
とは言うものの、現在は「鞭タイム」
しっかり標高を稼がねば山頂には着かず。
ま、まだか、、、
【俎��(まないたぐら)】1012
脚さえ前に出れば必ず報われるのが登山。
そして登りきりました
祠に無事を感謝します。
眼下には尾瀬沼。
遠方には、日光の山々が。特徴的な男体山が見てとれます。
燧ヶ岳は双耳峰。俎�瑤呂修裡欧弔了劃困裡韻弔任后�
そして、三角点タッチ。
燧ヶ岳は双耳峰と書きましたが、尾瀬は双方に山頂の標を分けています。
俎�堯�(まないたぐら)：三角点←ナウ
柴安��(しばやすぐら)：山頂碑
双方登らなくても山頂気分を味合わせてくれる、そういう仕組みです。イイと思う。
燧ヶ岳の正規山頂となる柴安�瑤函�背景に尾瀬ヶ原＆至仏山。
素晴らしい眺め。
今回の山行ルートでは完全に外れているものの、やはり山頂碑がある場所に
寄らない訳にはいかない。往復します。
行程は見ての通り、ガッツリ下って無慈悲に登るＸ２...orz
小休憩していざ出発です！
】柴安��(しばやすぐら)】1038
墓石のような山頂碑が鎮座していました。
墓石感は、尾瀬ヶ原を挟んで対をなす至仏山と同じ仕様です。
割愛してますが、狭い岩場をヒーヒー言わして辿り着いています。
そしてまた戻る現実に驚愕し、
ザックをデポすれば良かった事実に、己の無能を苦悶するひととき。
尾瀬ヶ原と至仏山。
しかし、愚行ではなかった！
確信をもって言える絶景が広がります。
晴天だし、雲のうねりもイイ感じ。奥行きのある一大展望。
ウィナァーーーーー！
この機会に頂きに立つ。
まさに勝者。
尾瀬全土を手中に納めたがごとき気分に酔いしれるひととき。
オムギリぃーーーーー！
山頂で酔いしれていたら休憩していた女性からオニギリを貰いました。
別々な二人から。
あの小太りなら喜んで食べそうだ、と思われたに違いない...
【移動開始】1101
心もお腹も満たされたので対岸の頂へ戻ります。
ザックをデポしなかったのは痛恨の極み。
俎��(まないたぐら)に戻ると、１０人位の登山者が。
流石１００名山といった感じです。
ここから、尾瀬沼方面へ下ります。ラインナップは、どれも長くて急登の樹林帯コース３本。
下りＣＴは以下の通り
�仝�晴新道 ：2.5H
��長英新道 ：2.0H
��ナデッ窪道：1.5H←チョイス
尾瀬沼へ向かうにはやむ無しの選択。ＣＴが如実にコース仕様を物語ります。
ちなみに��の名前の由来は、"雪崩が多い窪地"
かかってこいやーーー(２回目)
「マルバタケブキ」
急降下したあとの僅かなフラット路に群生していました。
途中までは長英新道と同じ路を下ります。
燧ヶ岳を楽しむ最もポピュラーなコースは、
御池〜燧ヶ岳〜長英新道〜大江湿原を抜けてバスで御池に戻る路。
大江湿原は、ニッコウキスゲの大群生で有名です。
【長英分岐】1127
ここを直進してナデッ窪へ。
途端に人の気配がなくなります。
ユルく下っていくと、パッと展望が。
尾瀬沼を余すことなく視界に捕らえる素晴らしい眺め。
そして、この先がコース。
おかしい、、、コースが見えない、、、
下って、下って、そして下る。
確かに雪が崩れたら、下まで一気に流れ落ちるのは想像に容易い。
自分も雪崩のようにサーっと行きたい所ですがそうは容易くない。
ここは雨の時は危険かも。
登りでも使いたくないです。
唯一１人登ってくる男性に会いましたが目が死んでました、、、
下りきりました。
激下りでした、ナデッ窪。
直火コースなこともあってかバテて途中で休憩を挟みつつの下山。ハードだった...
尾瀬らしい湿原と木道の先に、小さな小屋が。
"大草原の小さな家" のようなビジュアルです。
知らないか...若い人は...
【沼尻出合】1244
真新しい小屋で、工事が現在進行形なようです。
オアシスに寄らない手はない。
小屋番さんが１人。
僅かな御菓子と、自販機で冷えた飲料水を提供しています。
小屋番さんは臨時なのだそう。
小屋が燃えて復旧中。一時期バイトしたことがあってそのよしみで来ているそうな。
「尾瀬沼のポスター写真はここで撮ったものなんですよ」
ポスターを指差し教えてくれました。
質素な桟橋と、沼地の草木、尾瀬沼。
風も日除けの元では爽やかです。
ここも間違いなく尾瀬の重要因子。
人も少ない場所柄か静寂が心地よく、長居してしまいましたが出発です。
【沼尻小屋出発】1316
尾瀬沼から尾瀬ヶ原を目指します。
燧ヶ岳の裾野をグーーっと進みます。
小川が有ったり。
透きとおる水に手を入れてみると、痛いぐらい冷たかったです。
雪も残っていない酷暑の中、尾瀬の爽やかさの源流を知る、、、
数秒しか耐えられない温度って凄い...
田代も有ったり。
トンボが沢山飛んでいました。
綺麗な沢が有ったり。
尾瀬感満載の山路、と思うかも知れませんが
実態はこのような木道のユルいアップダウンが大半を占めます。
すれ違う事がないので、狭い一本道でもストレスフリー。
フラットながら、確実に体力を奪っていきます。
【見晴分岐】1419
ようやくここまで来たか、と言うのが正直な感想。
【見晴】1428
尾瀬ヶ原の燧ヶ岳側の畔にある山小屋群です。
１つの小屋で賑わっていた団体から声を掛けられる。
どうやら、燧ヶ岳山頂でオニギリをくれた方のいる山仲間のようです。
時が止まったかのような "昭和LIKE" な風景。
小屋の群落は、遥か昔も然程変わってないと思う。
先に出会った年配の方々が、何故童心に戻ったようにワイワイ騒いでいるのか
腑に落ちた気がします。
のどかなので暫し散策。
脳内に流れるＢＧＭは勿論、井上陽水の『少年時代』
夏だ。
テラスに置かれた椅子に座って風を感じる。
都会なら"意識高い系"とディスられそうな行動も、尾瀬では極当たり前。
秒針の進みさえ遅くなっていそうなパラレルワールド。
テラスの椅子は小屋専用なので、別の木の椅子で休憩を。
山頂で貰ったオニギリの１つを頬張ります。
包みを見たら、先程声を掛けられた団体の小屋の名前が。
仲間で登山、イイですねー
イワシの角煮も、昭和っぽく塩分度外視の濃い味がしました。
同じくソロの男性が尾瀬ヶ原を進むので、追いかけて撮った１枚。
この頃には尾瀬ヶ原の対岸にそびえる至仏山は、逆光でシルエットに。
何処までも伸びる木道を行く姿は画になります...
広大な尾瀬ヶ原。
太陽の光は厳しいものの、風がエアコンなので心地がイイ、、、
あぁ、、、願わくば一泊したい。ここで。
しかし、今日中に栃木に帰らねばならない。今は南会津の奥の奥。
あぁ、、、無情。
パラレルワールドから離脱します。
【見晴出発】1500
あまりの癒しセーブポイントだったため、長居してしまいました。
又々、燧ヶ岳の裾野をグーーっと進みます。
多いな、この件...
時間が危険な領域に入り始めました。ムムム...
現れたのは別の小屋の群落。
尾瀬ヶ原は、方々にこんな小屋の群落があります。
ここの小屋の名前は『温泉小屋・元湯小屋』
温泉なんか入れたら極楽確定。
無論、豪快にスルー。
【段吉分岐】1520
ここを右なら大幅に時間を巻けます。
ここを左なら尾瀬名所の一画、日本１００名瀑・三条ノ滝。
右の路が輝いて見える、、、
だがしかし！！！
男足るもの、曲がったことが大キライ。初志貫徹・進は棘の路。
暫く進むと現れる鎖場。
急激に標高を下げていく、、、
ああああああああぁぁぁぁぁあ"、、、
ここか？ここが三条ノ滝なのか？
もしそうなら、地裁に訴える覚悟。
しかし、違うようです。
更に標高を下げていく、、、
綺麗だ、、、
しかし、これでも三条ノ滝なら訴える。尾瀬と全面戦争の覚悟。
ですが、違うようです。
更に標高を下げていく、、、
こっちはそれ相応の対価を払っているのだから、これでは吊り合わないのです！
見慣れぬ木道が現れました。
ここまで更に相当な標高を下げ、ハッキリ言って分岐の選択を後悔しています...orz
しかし、聴こえる怒号にも似た音の響きに期待は高まります。
ＲＰＧの最終ボス戦へ続く路のよう。
ちなみに両側は切れた崖の上に木道は続いています。
木柱の朽ち具合から、足元の信用が出来ない。
同じ材料なら、同じことが起こっている筈なのが道理。
「何かを得ようとするならそれと同等の対価が必要」
大いなる対価、三条ノ滝や如何に？！！！
【三条ノ滝】1605
膨大な標高降下の対価により錬成。
尾瀬のせせらぎの集まりが、一気に谷底に落ちていきます。
すさまじいスケール！！！
「カナダナウ」と言い放っても信じてくれそうなレベル。
【御池分岐】1617
三条ノ滝のヒーリング効果は絶大。心には。
感動でお腹は満たされないのと同様、
感動で脚の疲労は回復しないのです。
何組みかすれ違いましたが、皆真っ直ぐ尾瀬ヶ原の畔方面へ。
自分は左に折れてブラック登山方面へ。初っぱなから急登です。
御池登山口へ続く燧裏林道を進みます。
時間も時間だし
コースも選ばれないコースが故に人は全く居ない。
影が伸びて来ました。ブラック登山の文字どおり暗闇の行軍となってしまうのか。
【裏燧橋】1729
登山の後半は人工物が恋しくなるものです。
「裏」のネーミングが多いこの地域でさえ木道が続きます。
ここまで徹底してる尾瀬って凄い...
この「天神田代」からゴールまで幾つもの田代を進んで行くことに。
田代地獄のスタートです。
過ぎたるは及ばざるが如しは、何事にもすべからく適用される訳で
尾瀬の爽やかの一役・田代もここまでくると針の原にさえ見えてくる始末。
しかも、この辺りから虻が必要にまとわりつくようになり、さながらベルゼブブ。
猛烈にしつこい。
もうすぐ太陽が沈みます。
ワタスゲが光輝く。
田代が、日の入りの明かりで幻想的な色に変わっていきます。
今までは、この天国のような景色に達するための「煉獄」だったのか...
綺麗だ、、、
こんな時間帯に進む登山者などいる筈もなく。
周回に時間がかかったが故に見ることの出来た、奇跡の瞬間。
会津駒ヶ岳に入道雲。
そして、不思議な色に染まる田代。
素晴らしい、声にもならぬ美しさ。
思いも寄らない事に出合うと、感動もひとしおです。
適量な "計算外" により、山行は驚くほどの味つけに変わることがあります。
【御池登山口】1905
後半休み休みでも、ヘッドライトを使わずに無事到着。
尾瀬を余すことなく巡る山行はこうして無事幕を降ろしたのでした。
『思いでの 畔ににたたずむ 夏の尾瀬』
夏が来れば おもいだす
はるかな尾瀬 野の旅よ...
子供の頃に聴いた童謡「夏の思いで」
その歌詞の通りの、在りし日の日本の原風景がそこにありました。
エオリアスな爽やかさも去ることながら、子供の頃に想像した尾瀬が
今尚、そのイメージそのままに現存保管されていた事に本気で感動。
尾瀬とは、日本人の遺伝子レベルで組み込まれた夏のイメージなのだと確信した次第です。
「日本の夏」を実体化する山旅はいかがでしょうか？
しかし、爽やかである尾瀬にブラック登山は完全な異質なもの。
尾瀬では風を感じられる余裕が必要だと、遥かなる帰路につきながら思うのでした。
次回はチャッピー尾瀬登山がイイな、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【燧ヶ岳 御池登山口〜燧ヶ岳〜尾瀬沼〜尾瀬ヶ原〜三条の滝/周回 】
標高：2,356m
累積標高差：+ 1,519m、- 1,527m
歩行距離：22.2��
場所：福島県南会津郡桧枝岐村
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気ままに執筆中
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