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2018年08月09日17:31

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小山市、鹿沼市、宇都宮市の公共交通をバス・デマンドバスで整備したときの可能性と諸問題

「小山市のオーバスも我々が宇都宮市民に提案できるよいバスシステムになるだろう(改訂版)編集する
2018年08月07日18:38
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1967803289&owner_id=65042518
」を報告しましたが、

小山市、鹿沼市、宇都宮市の公共交通システムをバス・デマンドバス で実施したときの可能性と諸問題を経営科学&オペレーションズ・リサーチの観点から報告します。


A. H30(2018)年8月1日現在の各都市の公共交通システムを記述します。
都市名  人口   世帯数 年間公共交通補助金  一人当たり公共交通補助金 面積(平方キロメートル)人口密度(人/平方キロメートル) 入力可能な市長へのメールでの文字数  
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿沼市   96,371人 35,870世帯 1.66億円 1722.5円/人  490.64
196.42人/平方キロメートル         4,000文字
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
小山市   160,863人 6 9,119世帯   1.25億円    777.3円/人   171.76
           936.21人/平方キロメートル           800文字
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
宇都宮市 519,996人 224,777世帯   2.5億円    480.8円/人   416.85
          1,247.4人/平方キロメートル          2,000文字


C. この数値から読み取れることは何でしょうか?

C1. 人口は鹿沼市が最小で小山市、宇都宮市と人口は増えています。世帯数も同様な傾向を示しています。現在の年間公共交通補助金を見ると絶対額は最大の2.5億円ですが人口比でみると宇都宮市の年間公共交通補助金額は少ないことがわかります。一人当たりの補助金額で見ると、鹿沼市が小山市の約2.2倍なことがわかります。これは鹿沼市の面積が小山市の面積の約2.86倍もあることから納得できるでしょう。鹿沼市の旧粟野町は林業が盛んで、粟野口あたりには現在いちご農家が存在しますが、自然が残っていて山々はそれほど高くないのですが、宇都宮在住の私からすると、「や、秘境に来たなー。」という感想を抱かせます。現在鹿沼市は運行ルートごとの経営情報をネット開示してないのでどの部分が一人当たり公共交通補助金を高くする原因かは分かりません。私は、絶対に、それを知りたいわけではありません。鹿沼市の公共交通システムは全市市民にあまねく便利を与えるシステムになっているからです。

C2. 小山市の公共交通も全市民にあまねく利便性を与えるものになっています。下野新聞2018−6−30記事「小山市コミュニティバスの利用者数と運行収入」によると、2009年から2017年の9年間で利用者数は38万人から66万人に74%増加し、運行収入が0.48億円から1.11億円に2.31倍に増えたと報道している。ネットで調べると2017年度分の数字に間違いはなかった。我々は「公共交通はいつでもだんだん乗客が減って赤字になって消滅する」という先入観を持っている。だから、公共交通は福祉論として展開するべきだという論者がいる。しかし、当初設計から運行経験が増して利用者アンケートを取ったり、担当者がよく考えて改善したりすれば小山市の経験のようなバス主体の公共交通でも乗客が増え収支率が改善し、うまくいくと投入税金額が減るか一定額の定常補助金額で収まる可能性もあることを小山市の実例は示した。成功しつつある小山市を基本にして鹿沼市と宇都宮市との比率を調べると以下のようになる。

C3.  H30(2018)年8月1日現在の各都市の公共交通システムの比率。小山市を1とする。世帯数と入力可能な市長へでの文字数は無関係なので比率計算から除外した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
都市名  人口   世帯数 年間公共交通補助金  一人当たり公共交通補助金 面積(平方キロメートル)人口密度(人/平方キロメートル) 入力可能な市長へのメールでの文字数  
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿沼市 0.60   35,870世帯  1.328    2.21    2.86
0.21                   4,000文字
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
小山市  1.0    69,119世帯   1.0     1.0      1.0
             1.0                    800文字
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
宇都宮市 3.23  224,777世帯   2.0     0.62    2.43
             1.33                  2,000文字

C4. これからいろいろなことが読み取れるが重要なことのみを指摘する。宇都宮市の人口密度は小山市の1.33倍あるので公共交通整備の費用は一人当たりでは小山市より安く上がるだろう。しかし、仮に小山市と宇都宮市との公共交通整備費の優劣が人口密度の優劣に依存しないとしても、多分総費用は人口に比例すると仮定すると、宇都宮市の公共交通の妥当な費用はAの表とC3の表とを用いて
777.3円/人*519、996人 = 404、192、890円 = 約4億円と推計される。これはバスによる宇都宮市の公共交通整備派の実感、「バスによって整備すれば税金投入額はLRTの毎年10億円の半分いかで済むだろう。」という直観に一致する。
C5. バスによる公共交通整備派の計画では全市民に等しく恩恵をいきわたらせようというものであるから、JR宇都宮駅東側〜ホンダ北門カンの沿線、沿線電停から500m以内に居住する市民にしか恩恵がいきわたらない L R Tより 経  営  的  に  優  れ  て  い   る  こ  と  が  分  か  っ  た 。
2018−8−9 岩村(続く)


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