続・日本だけが置いてけぼり。

米大統領、5月までに北朝鮮の金委員長と初会談の意向＝韓国特使
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5019336
昨日の日記に書いた予想が、当たってしまった。これで日本はますます蚊帳の外、拉致問題の解決はますます遠ざかる。

トランプ＆アベの対北朝鮮圧力外交には以前から疑問に思っていた。え？対話で解決できると思っているの？思ってないさ、そんなこと。対話で何度も裏切られてきたから今度は圧力しかない、言うこと聞かないと戦争だぞ！という恫喝の政策には、韓国のことを無視していた。弱腰だの、なんだの、オリンピックの友好ムードも、北朝鮮にダマされるな！ばかり。

しかしもし戦争になればもっとも被害をうけるのは韓国だ、あの朝鮮戦争よりももっと悲惨な結果しかもたらさない、そんなことさえ、トランプ＆アベ外交は無視したのだ。

だからこそ韓国はやったのだ、ピョンチャンオリンピックの女子マススタートのように、大国の影に潜んでいて、さっと最後に抜き去った。

歓迎も警戒もない、リアルな外交はこんなふうに動いていく。それを読み切れなかったトランプ＆アベ外交の、特にトランプにべったりでロシアや韓国、中国との関係改善を怠った安倍政権の外交の大失敗だろう。

しかし本当に非核化できるのか、奇跡的に非核化できたとしても、独裁国家はつづくのか？独裁国家との平和的共存などありうるのか？私は大いに疑問にもっている。

北朝鮮への批判だけではなく韓国ヘイトの差別的コメントからは、こういうリアルな外交を予測できない。昨年の四月、北朝鮮のミサイルが何発も発射されて、朝鮮半島の緊張が高まったときに、有名な評論家はラジオで、今月中に北朝鮮という国家は消えるでしょう、と断言した。いかに有名でも、こういった評論家さえアテにならない。

さて、この新局面について日本の各メディアはどのような対応をするだろうか？その反応を比較検討して、どの対応が信用できるか考えてみるといいだろう。安倍政権に批判的なメディアをクズ呼ばわりしているだけでは、反知性というしかない。