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2017年08月22日20:52

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うどん列伝☆ファイル250 老舗製麺所&2017年地元スポット☆ファイル12 四谷シモン人形館。

休みの今日は高松から西へ!
先日から続けている県内の妖しいもの巡り(笑)に参ります。

10時開館の時間まで少しあるので目的地までの道中にて朝うどんで腹ごしらえとします。
そんな区切りのいい、うどんシリーズ第250弾は坂出市の外れにて!
近くにはラブホなども見られる綾川沿いの製麺所兼店舗「坂出・山下うどん」です。
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昭和34年創業。郵便局員御用達の店みたいです。店内に入ると芸能人のサインがいっぱい!決してきれいなお店ではないので、そこを気にする方には不向きだと思います。
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口頭で注文するセルフ方式。料金は申告制の後払いです。かけうどん2玉(280円)と地物天然芝エビかき揚げ (220円)を注文。
うどんは柔らかめでイリコが勝った出汁。
芝エビかき揚げはパリパリして香ばしい風味がポイント高しでした。
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さて、本日メインは「四谷シモン人形館」。
坂出本町アーケード沿いにある鎌田醤油本店近くの「淡翁荘」と呼ばれる昭和11年に建てられたレトロな洋館にそれはあります。
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入館料500円。
入ってすぐ左手に受付があって、にこやかで愛想のいいおばちゃんが出てきて館の説明をしてくれます。
施設の冠名になっている四谷シモン氏は球体関節人形作家で、昔はアングラで中性的な舞台俳優などもされていたそう!さらにテレビにも結構出ていたとの事。
現在、73歳だそうですが、ダンディーですね〜。
名前の由来は四谷に住んでいることと、この部屋で流れている曲を歌ってるニーナ・シモンというシンガーを先生が好きでそこからとったとの事。
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館そのものの内装である寄木細工の床や照明細工や壁紙などもお洒落!
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説明も終わり、撮影も自由との事で作品紹介と参ります。ちなみに開けないと見えない扉の向こうにも人形かいたりするらしいので楽しみです♪
説明を受けていた部屋からまず一体目。
1980年作「機械仕掛けの少年1」。
初期のころの作品のようで最初から見える作品はガラスケースに入っていることが多いのも特徴的です。
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1995年作「クウァジ・ウルティマ」&1998年作「ピグマリオニスム・ナルシズム」。髭面が続きますが、この先生の作品では長髪に髭の大男が多いのも特徴的なんです。
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お座敷の入り口には1970年作「ルネ・マグリットの男」。これも初期作品で重厚です。
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1階のトイレみたいなドアを開けると・・・
うおっ!
2000年作「男」。夜見たら飛び上がるでしょうね(;´Д`A ```
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開けないで下さいの札をつっている所もありますが、吊っていないここは臭いぞ(笑)
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居ました!2000年作「機械仕掛けの人形1」。下腹部が丸出しでちゃんとした革靴を履いているのが何とも( ^ω^)・・・
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2階に上がるとソファーなどの調度品もいい感じ!
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階段上にで値が付けられないくらい最も価値があると言う1993年作「天使ー澁澤龍彦に捧ぐ」。
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ソファー横の1984年作「未来と過去のアダム」。アダムなので当然ですが、裸で拝む姿はモロですね!
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階段脇の扉を開けると・・・
2000年作「木枠でできた少女3」。
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これなんかは「ゴーストインザシェル」の続編アニメ映画「イノセンス」が影響を受けていると思われます。

奥の隠し部屋のような部屋には1960年代作「少女の人形」。
かなりの初期作品でしょうが、二体ともなんだか背徳感のある雰囲気です・・・
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同部屋の1960年代作「頭部」と1973年作「未来と過去のイヴ」。
前者は生々しく、後者はケバいイヴですね^^;
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二階はすべて洋間です。
門番のように立つ2000年作「男の人形1」と「男の人形2」。
こういった人形にはやっぱり洋式が合いますね〜!
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自画像であろう1998年作「ナルシズム」。
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二階のトイレ跡のドアを開けると・・・
2000年作「機械仕掛けの人形2」。
私的には理科室の人体模型を連想するようないで立ちです。
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まだまだありますが、印象深くインパクトの強かった作品を中心に紹介と言うことでここまで!!


感じのいいおばちゃんの丁寧なお見送りと共に、車を停めたまま近くにある坂出本町アーケードを久々に散策。
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かなり前に撤退した百十四銀行出張所跡が悲しいです。
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分かっちゃいたけど、やはりゴーストタウンと言ってもいい様相ですね_| ̄|○
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車に乗り込んだ帰り際には大正7年の建築物である「鎌田共済会郷土博物館」(無料。内部撮影禁止。)と景観的にはマンションの乱立がいただけない庭園の「香風園」(無料)にも寄らせてもらいました。
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終わりに・・・
昭和初期のモダンな洋館に淫靡で不思議な人形はよくマッチしていて先日の「歯ART美術館」や「ちょうちんカフェ」と比べても、異空間度はひけを取っておらず満足でした。
そして町全体の視点で言うと滅びゆくアーケードもある意味、異空間ですよね!
商店街が元気だった記憶が残る1970年代半ばから80年代半ばの時代が白昼夢のように思い出され、年を重ねて小さくなった親を見るような切なさと郷愁を覚えた暑い夏の生まれた街なのでありました。


四谷シモン人形館 淡翁荘
香川県坂出市本町 1-6-35
電話 0877-45-1111
開館 火・木・土 10:00 - 16:00
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