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*■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
*■□■■□□■☆彡* 第919号*
*■■■■■■■■■*2017/4/29 *
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==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第919号
■映画インプレッション『3月のライオン 後編』
■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.575)
■石男的衛星電影案内(Vol.850)
■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
『3月のライオン 後編』
監督:大友啓史 主演:神木隆之介
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☆羽海野チカの人気コミックを、『るろうに剣心』シリーズの大友啓
史監督が、神木隆之介主演で実写映画化した2部作の後編です。孤独
な青年棋士が三姉妹との出会いを通して成長していく姿を描いていま
す。
桐山零が川本家と出会って1年が経ち、今では家族の一員のように3
姉妹と自然に食卓を囲んでいる。初タイトルを目指す島田開は故郷・
山形の人々のプレッシャーに押し潰されそうになり、“将棋の神の子”
と恐れられる宗谷冬司も重大な秘密を隠していた。そんななか、川本
家の次女ひなたのクラスでイジメが発生する。さらに3姉妹を捨てた
父親が現れ、とんでもない要求を押し付ける。大切な人たちを守るた
め、零はトーナメントに挑む…。
「闘いの前編」「愛の後編」とキャッチフレーズがあるように、後編
は零くんの愛のエピソードがメインになっていました。特にひなたち
ゃんのイジメ問題、そして父親問題で零くんが張り切りすぎて空回り
して、逆にひなたちゃんを傷つける件は、悲しいというより笑える感
じに演出されていました。
そして、育ての親の幸田家とのエピソードも愛に溢れた結末が待って
いました。特に有村架純演じる香子に豊川悦司演じる父が最後に言う
台詞が心に残りました。
完結編とはいいつつも、宗谷の秘密が明かされないままだったり、伏
線が回収されてない部分もあるので、続編が作られるかもしれません
ね。
公式サイト
http://www.3lion-movie.com/
STONEMAN推薦度★★★☆ 零くん愛の暴走度★★★☆
(10点満点:★=2点・☆=1点)
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■ TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.575)
『午後8時の訪問者』
監督;ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ
主演;アデル・エネル
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☆ジェニー(アデル・エネル)は、町の診療所の医師が退いくため、
代わりに就いた若い女性医師でした。他にもう一人の若い青年の研
修医ジュリアン(オリヴィエ・ボノー)もいました。とある日の診
療時間を過ぎたとき、若い女性が診療所の扉をたたきました。しか
し、ジェニーは、ジュリアンに力関係を示そうと、時間外なのだか
らとその若い女性の診療を拒み、無視するようにジュリアンに言う
のでした。しかし、後日、その女性は亡くなり、遺体として発見さ
れます。
ジェニーが彼女を受け入れなかったことに対する後悔の念で、その
女性に何が起こったのか、調べていくようになります。せめて、そ
の女性の身柄がわかり、家族のもとに帰れるようにと・・・。
演技以上のナチュラルな物腰の出演者たち・・・あまりにも淡々と
した語り口調は、逆に現実感はなく、その町のうっそうとした様子
や、人々のなにかおぼつかない感じの潜むことを強調しているよう
です。小さい町だからこそ、周りの人たちは、顔見知りで、手と手
を取って助け合って生きるのだけれども、どこかわだかまりのよう
な感覚をあえて仕込んでいるようです。そして、フランスならでは
の、移民の問題や、核家族の密接的のようなそうでないような関係
だとか・・・。
本作もカンヌ映画祭パルム・ドールでのコンペで上映されています
が、当監督の作品はカンヌ映画祭での存在感が大きく、7度目の登
場となります。(1999年「ロゼッタ」、2005年「ある子供」
でパルム・ドールを獲得)2014年には、マリオン・コティヤー
ル主演の「サンドラの週末」はパルム・ドールを逃したものの高評
価を得ています。
余計なBGMや華美な装飾もないからこそ、後悔の念に苛まれ黙々
と真実を探っていくジェニーの思いは、もはやダークなオーラとな
り、さらにスクリーンの中の空気はよどみ、サスペンス色を増して
いきますが、サスペンスというより、むしろ悲しくも現代の社会問
題をまとった人間ドラマというべきなのかもしれません。
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■石男的衛星電影案内(Vol.850)4/29〜5/5 by.STONEMAN
★今週の石男が選ぶオススメの1本
<NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch
5月1日(月)21:00
『ネバーランド』('04 アメリカ/イギリス)
監)マーク・フォースター 主)ジョニー・デップ
※20世紀初頭のロンドン。劇作家のジェームズ・バリは、公園で父
親を亡くしたショックから夢や希望を持てなくなっていた少年ピー
ターとその家族に出会う。ジェームズは、兄を亡くして早く大人に
なろうとした少年時代の自分をピーターに重ね、励ましていく。や
がて彼らとの交流から着想を得たジェームズは、新しい劇に取りか
かるが…。名作「ピーター・パン」誕生秘話を描く、ジョニー・デ
ップ主演の感動作。
<GYAO!・無料動画>
http://gyao.yahoo.co.jp/
『終戦のエンペラー』('12 日本、アメリカ)
監)ピーター・ウェーバー 主)マシュー・フォックス
※岡本嗣郎のノンフィクション「陛下をお救いなさいまし 河井道と
ボナー・フェラーズ」が原作の歴史サスペンス。進駐軍を率いて終
戦直後の日本に降り立ったマッカーサー元帥から、太平洋戦争の責
任者追究を命じられた男が衝撃の事実にたどり着く姿を息詰まるタ
ッチで追う。監督に『ハンニバル・ライジング』のピーター・ウェ
ーバー、出演に『メン・イン・ブラック』シリーズのトミー・リー
・ジョーンズ、日本を代表する俳優西田敏行ら、国内外の実力派が
結集。終戦をめぐる謎の数々に肉迫した物語に加え、日米の名優た
ちが見せる妙演も見ものだ。
★5/12まで無料配信中
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■編集後記
☆ゴールデンウィークという言葉は映画業界用語だったというのは有
名ですが、それに相応しく話題作が目白押しですね。広島ではフラワ
ーフェスティバルが開催されます。初日の3日には、STU48のお
披露目があるそうです。STU48は広島を拠点に瀬戸内海各地で船
を専用劇場した48グループ最新チームです。
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【オススメ漫画】
『認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』北川なつ著
http://amzn.to/23McUzG
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.919(2017/4/29)
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■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
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