mixiユーザー(id:38378433)

2017年02月23日16:30

351 view

日本共産党をはじめとする職業政治政党と国民への提言

【1】初めにお読みいただきたい。

「共産党・志位委員長に聞く 政権獲得への本気度
2/22(水) 11:04 配信 」
(Yahoo!ニュース:http://news.yahoo.co.jp/feature/518 )

リンク先参照できない方は下記に展開したものがあります。

【資料】森健氏「共産党・志位委員長に聞く 政権獲得への本気度」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958846649&owner_id=38378433


【2】日本共産党をはじめとする職業政治政党と国民への提言

共産党の連合政権構想は、現日本の政治政党の仕組みを使って職人政治家が、国民の支持を集めて、日本を変革するという、一つの青写真だ。

問題は、職業政治家とその政治政党の主導で、国民が「おどる」のかということだ。
過去一度も国民はおどったことがない。

職業政党、職業政治家の一つである日本共産党の、「人民主権国家を作る」ことに何ら反対の理由はない。

「対米隷属をやめる」ことに何ら反対の理由はない。

その他、夢の分野として、
いつ実現するか実現しないのかしらないけれどその意味ではまな板に政治問題として載っていない白昼夢の問題として、
「自衛隊や天皇制をやがて廃止したいと希望している」ことも希望や夢は現実じゃないんだから、内心の自由だ。

安全保障を「軍事」でなく「政治」で行うというのは、日本国憲法の理念であり、当たり前の話だ。

最終目標の共産主義というのも、天国の話だ。天国とはどんなものかただいま研究中という話だ。
自衛隊廃止や天皇制廃止のさらにさらに先の天国を実現したいという話で、
日本共産党自体、「共産主義がどんなものか世界の学者が今研究中だ」という認識でいるのだから、これはもう、天国を目指すというような文言にひとしく、
政治的具体的目標を超えた気持ちの問題というレベルの話で、
内心の自由の世界での映像だから特段に問題にする必要はない。
天国が地上に実現すると言おうが言うまいが、思おうが思うまいが、心の問題だ。


では、初めに戻って政治問題として言えば、人民主権の国家を作るという話だ。
これは、夢ではなく、現実の政治の領域も領域もいいところだ。主題だ。
近代社会契約での国家の約束定義は、「国家は、人民が作った」というものだ。
何のために?「人民の自然権(基本的人権)を守るため」に。
国家の主人は人民であるということ。人民主権。
国家の目的は、人民の自然権たる基本的人権を、(個人個人では守れないから)国家に守らせるということ。
主権とは政治を最終的に決定する権利、権力。それは、国家を作った人民にあるということ。

人民主権は当たり前の政治の話だ。

国家権力とは、人民が作った国家に、国家の目的(人民の自然権(基本的人権)を守らせるために、人民が国家に信じて託したもの。

主権は人民にあり、三権(立法、行政、司法)という国家権力は、国家権力が人民の信託にこたえないならいつでもリセットすることができる。
人民が国家を作った主人であるのだから、主権が人民にあるのだから、当たり前の話だ。
【人民による支配】=【デーモス(人民)によるクラトス(支配)】、それがdemocracyだ。

多数決はdemocracyそのもののことではない。democracyを実現するための、一つにツール(道具)に過ぎない。

国家権力を是正するには、通常は、「選挙という多数決」で間に合うが、
非常時には非常時の手段がいる。非常時には選挙まで待てない。ゼネストで政権を倒さねばならない。内閣の問題だけではなく、司法、立法、行政が、腐敗しているなら、国家権力を倒さねばならない。選挙で解決できない問題は、抵抗権の行使、革命権の行使で、国家の目的を達成しなければならない。
それには抵抗権の行使が必要であり、革命権の行使が必要であり、
デーモスによるクラトスを実現する非常時の手段が必要なのであり、
まさに、抵抗権の行使、革命権の行使も、democracyそのものだ。

ところが、日本人民は公務員のスト権を憲法に反して、実定法(人為的に人が定めた法律)で、すべての人間にある自然権たる基本的人権であるスト権を公務員という身分を持つ生身の人間から剥奪した。
人民に対立する概念は、国家だ。
人民の権力に対立する概念は、国家権力だ。
だが、憲法99条でその公務員職を名指しされた、天皇、大臣、国会議員、裁判官らとちがって、普通に全国にあふれれているそこらの公務員というのは、国家権力に翻弄される人民の部類だ。そんな公務員から、人民としての自然権たる基本的人権としてのスト権を剥奪などできはしないのだ。スト権は自然権だ。文字に法律としていくら書いても、そんなものは、文字にした法律以前の権利である自然権たる基本的人権の前に無効だ。
それが近代社会契約の約束定義だ。一番の中核は、自然権たる基本的人権を守るということだ。あらゆる法律は、それから逸脱したものなら無効なのだ。最高裁判所という国家権力が確定判決で合憲にしようが、無効だ。そんな国家権力そのものが腐敗しているのであり資格なき国家権力ということだ。リセットに値する。
平和革命により、いくらでも、革命権の行使ができるのだ。アイスランドのように(後述)。


近代社会契約において、国家を作った目的は、人民の自然権を守るためのものだったのに、現状は、国家権力が立法権、行政権、司法権を使って、人民の自然権たる基本的人権を守るどころか毀損しているのだ。資格なき国家権力化しているのだ。

もし、国民が、国家の目的を近代社会契約の国家の目的を血肉化していれば、断じて許せないことなのだ。
むろん、日本国憲法は近代憲法だ。近代社会契約に立脚している。



●【なぜ、日本共産党という職業政党、職業政治家が、音頭を取って旗振っても、国民は動かないのか。おどらないのか。】

そこを見ようとしない。そこに言及しない。そこを改めようとしない。
日本共産党はこの肝心な点を指摘しない。
「頭のいい、おれたち一握りの指導者がお前らを支配してやる」という今の職業政党、職業政治家によるそれが限界だ。
本当は、主権者人民が覚醒し、職業政党、職業政治家を、主権者人民の主導のもとで、手足となって働く下僕にしなければならないのに、
あろうことか、本末転倒で「お前ら人間牧場のバカ国民は、俺たち頭のいいものが先導してやるから黙ってついてこい」的なのが、今の日本の政治の実態だ。
半数の国民はパンパカパーンで人間牧場で、選挙にもいかず草を食んでいる。

25%の有権者(自公)の支持票でほとんどの議席を持って行かれているというこのでたらめさ。狂信的宗教牧場の人間家畜と、1%の超富裕層メディアに洗脳された人間家畜とが国会の議席のほとんどを支配しているというこのでたらめさ。

小選挙区制の問題以前に、人間の脳みそを近代社会契約の国家の約束定義に覚醒させるのが先決だ。

いくら民主主義で決めたとかいっても、そんな民主主義は偽物だ。
本物のdemocracyではないのだ。ただの多数決だ。
覚醒していない人間牧場の人間を、バカのままにしておいて、投票させても議論させても、そんなものはお客さんだ。主人ではない。
そんなお客さん扱いの人間牧場のボケ国民相手に、主人公は職業政党と職業政治家という構図だ。

主客逆転がいるのだ。ここを逆転させなければならないのだ。



国民連合政権の旗振るのはいいだろう。その目指す目的にも、大要において異論はない。

だが、なんで国民を主人化させないのだ。

なぜ、国家の約束定義の中身を、近代社会契約のいろはの「い」を国民に敷衍し、
民主主義は多数決のことではなく、人民支配であること、
人民の自然権たる基本的人権を国家に守らせること、それと同値であり、
「選挙」という通常の手段である「多数決」だけではなく、
「抵抗権の行使」、「革命権の行使」、それも、非常時の手段としてのdemocracyであることを、国民に敷衍しないのだ。



●【インテリゲンチャを期待するな。職業政党も職業政治家も職業学者も期待するな。】

国民が近代社会契約の国家の国民として、
国家の目的と、
国家は人民が作ったということを
約束定義として自覚し、
それを合理的に、整合性をもってこの国家に実現すればいいだけだ。

日本共産党も、日本共産党員も、主権者人民が利用することのできる一つの駒に過ぎないということを、国民は理解しなければならない。

逆に言うと、その理解により、日本共産党の特権階級としての地位は下がる。
政治的指導者ではなくなる。政治の頭ではなく手足、パシリ、それでいいのだ。そうならなければならないのだ。

日本共産党とその党員、および支持者は、このことを肝に銘じて、
国民主権のなんたるかを、
国家とは何か、
主権とはなにか、
国家権力とはなにか、
三権とはなにか、
それを理解すべきだ。

裁判所とは国家権力であり、その国家権力のさらに上に主権を持った人民がいること、
そうしたことを自らが理解し、国民に敷衍しなければならない。
日本国憲法も言っているではないか。
公務員はこの憲法に反した法理や命令に従うなと。

憲法は人民が国家に約束させたものだ。
この憲法に反した法律や命令や判決に国民自身が従わないのは、当たり前のことなのだ。
自分らが作った憲法の中で、この憲法に反した法律や命令に従うなと公務員に命じておきながら、
主人である国民が、憲法に反した法律や命令や判決など国家権力の不当な法律、命令、強制、判決、その他「国家権力の憲法に反したあらゆる行為」に従う必要などどこにある!

共産党の教義も、綱領も、政策も、そんなものは、以上述べたdemocracyの土台がなければ砂上の楼閣だ。

なぜそこを、democracyの土台を、素通りして、
近代社会契約の国家の約束定義を素通りして、
未消化どころか、口にも入れずに素通りして、
連合政権の旗ばかり振るのだ。

それで連合政権などできるわけがないではないか。

(了)


【関連情報】
アイスランド無血の市民革命 通称:鍋とフライパン革命
2016年10月21日23:06
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956280885&owner_id=38378433

「アイスランド無血の市民革命 通称:鍋とフライパン革命」  の追記
2016年10月22日16:27
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956293444&owner_id=38378433


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する