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2016年02月08日16:59

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待機児童問題の本質

■潜在保育士が復帰をしない理由第1位は……。
(ママスタジアム - 02月07日 20:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=3841231





やはり、「他人の面倒をみる仕事」というのは往々にして「割に合わない」ということだろう。

以前にも同様のことを主張してきたが、この記事からもそれが証明された。

つまり、現在の「待機児童問題」の本質は、「その児童をみる保育士が少ないから」だ。

昨今多くの自治体が保育施設を増やしたが、保育士のそのものの数を増やさなければ意味が無い。

つまり、いくら「入れ物」を増やしたところで、中身が伴わなければ意味が無いということだ。

そうしなければ需要と供給のバランスが取れない。


現在の法律では保育士1人あたり見ることのできる子供の人数(配置基準)は以下のとおりである。

0歳児・・・3人に1人
1・2歳児・・・ 6人に1人
3歳児・・・20人に1人
4・5歳児・・・30人に1人

上記のように、子どもの年齢が低いほど必要な保育士の数は多くなる。

待機児童問題を解決する方向性としては、保育士1人あたりの子供の人数を増やすor保育士数を増やすというものが考えられるが、前者では保育現場における事故等の発生リスクが高まり、保育の質が低下する惧れが後者に比べ高いので、後者でこの問題を解決するという方向になっているということだろう。

しかし、保育士数を増やそうにも保育士の賃金が低い(割に合わない)のであれば、結局冒頭の問題に回帰する。



ここからは私の自論であるが、

人間は生きる為に働くのであり、働くために生きるのではない。

働くために生きるのであればボランティアで十分なはずだ。

であれば、低賃金や割に合わない仕事は敬遠されて当然だ。

中には好きでやっている方もいるだろうが、「好き」といった「人の善意」だけでは成り立たないのが「仕事」だ。



このように「待機児童問題」の現状は保育士不足が中心であるから、「待機児童問題」ではなく、「保育士不足問題」または「保育士不足による待機児童問題」と名称を改めた方が分かりやすいと思う。

同時に、その他の職業または一般平均的収入と比べ保育士の収入が低いことは明白であるから、原因が判明している以上積極的に解決を図るべきである。
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