この物語は、艦隊これくしょん2015年秋イベント『突入!海上輸送作戦』の内容を独自の妄想で書かれたものです。
オリジナル設定が苦手な人はお気をつけください。
【seen1.】
鎮守府内を艦娘たちが慌しく走り回っている。
大本営から発令された作戦に、大阪湾鎮守府も参加することが決まったからである。
また深海棲艦との壮絶な戦いが始まる、出撃メンバーに選ばれた艦娘たちの顔に緊張の色がうかがえる。
この鎮守府内では幸運なことに、まだ誰も轟沈した艦娘はいない。
だが今回も全員無事で作戦完了を迎えられる保障はどこにもないのだから。
ましてや大本営が発令している作戦である。
毎度のことながら、無理難題に違いない。
そんな緊張に包まれた鎮守府の一室に主力と呼ばれる艦娘たちが集まっていた。
「ん〜、午後のティータイムはやっぱり最高ネー」
「お姉さま、私の分析によりますとこの紅茶の茶葉はイギリスでも最高級と言われていた茶葉ですよ」
「お茶菓子のスコーンも大変美味しいです。榛名、感激です!」
「ヒエー!金剛お姉さま以外にここまでの紅茶を淹れれる艦娘がいたなんて・・・・・・」
鎮守府内でも午後のティータイムをこよなく愛することで有名な金剛四姉妹がかしましくお茶を楽しんでいる。
その美しい光景は、まるで童話の世界から切り取られたかのようである。
「私はどちらかと言うと緑茶の方が好みだな。伊勢、そこの羊羹を取ってくれないか」
「こっちの栗きんとんも美味しいから食べてみなよ」
こちらの航空戦艦の姉妹は金剛姉妹と違って、純和風なお茶を楽しんでいるようである。
食の好みが一人ひとり違うのは当たり前な話ではあるが、姉妹によって傾向が決まっているのは珍しいことでもある。
「山城、今回も私たち、作戦に呼ばれなかったわね」
「姉さま気落ちしないでください。今回は戦艦全員が呼ばれてませんから」
沈み行く茶柱を眺めながらため息をつく扶桑。
改二装備を得て、強くなったことは確かなのだが、強さゆえに温存され、温存されたまま作戦が終了することもしばしばある。
そんなことが数回続いたため、今回も出撃に選ばれなかったことに不安を覚えているようである。
「あなたたちはまだマシよ。私なんか今回の作戦に合わせてdreiに改装したのに出番がないんだから。まったくアドミラールは何を考えているのかしら」
ビスマルクが怒るのも無理はない。
夏の作戦が終わった頃に鎮守府にやってきた彼女の努力は並々ならぬものがあった。
毎日血の滲むような特訓を乗り越え、配属されて2ヶ月で艦隊の主力に選ばれるほどに成長したのだから。
「まぁまぁ、ビスマルクさんもそんなにカリカリしないでください。あ、このパスタ美味しいですね」
お茶会なのに一人だけ本格的な食事を楽しむイタリア。
彼女はどこまでマイペースなのだろうか。
「あらあら、イタリアの言う通りよ。怒ってばかりだとせっかくの美貌が台無しよ?」
「まったくだ、大本営の作戦とは言え我々に出番がないということは、それほど激しい戦いにならないということだ。むしろ喜ばしいことだろ」
ゆっくりと珈琲を飲みながらビスマルクを嗜めるのは長門姉妹である。
艦隊総旗艦である長門までも、今回の作戦には呼ばれなかった。
そんな会話をしているところに今回のお茶会の主催者がやってくる。
「本日は大和ホテル主催のお茶会に参加してくださり、みなさんありがとうございます・・・・・・って誰がホテルやねーん!」
今回の作戦は補給作戦がメインである。
当然、物資を運搬することが主な任務となる。
そうなると敵に見つかりにくく小回りの利く駆逐艦や巡洋艦が活躍する。
戦場で最も目立つ戦艦にいたっては、むしろ邪魔な状態になっている。
「それにしても暇だよねー」
結果として肩身の狭さを感じた戦艦たちは、鎮守府の片隅でお茶会を楽しむことにした、そんな中規模作戦の一コマ。
【突入!海上輸送作戦編・完】
そんなわけで、艦隊これくしょん、秋イベント『突入!海上輸送作戦』お疲れ様でした。
今回は艦これ劇場を書く予定じゃなかったので、かなりやっつけな内容になりました。
っていうか、秋イベ日記を書くこと自体を忘れてました。
いやもうてっきり書いたものだとおもっていたので。
まずはこちらがイベント開始時の様子です。
相変わらず艦これイベントなめてんのかってくらいしょぼい資材ですよね。
でもこれがMr.準備不足クオリティなので問題なしです(大アリだったけど)
【E-1】
もはや前過ぎてどんな編成だったのか覚えてません。
内容も覚えてません。
唯一甲クリアしたのだけ覚えてます。
【E-2】
こちらが攻略メンバー。
浜風が育ってなくて、多少の不安を感じていました。
軽巡棲姫さん、劇的なイメチェンっすね。
神通風に目隠しとかメッチャかっこよくなった!
最初はE-2も甲攻略を目指していたのですが、ゲージを半分ほど削った状態からまったく先に進まなくなったので、泣く泣く丙に落としました。
え?乙じゃないのかって?
Mr.準備不足にとって、中途半端な難易度調整は無駄にバケツを浪費する可能性が高いんですよ。
難易度を落とすと決めたら中途半端はしません!
って思ったんだけど、丙に落とした途端たった2回でゲージ破壊をしてポカーンしてました。
難易度調整適当過ぎるだろwww
【E-3】
攻略メンバーはこちら。
呟きを見る限り苦戦したっぽいけど、正直あんまり覚えてない。
覚えてないことが多過ぎて、この日記を書く意味があるのか不安を感じてます。
とりあえず鹿島さん可愛いです!
【E-4】
攻略メンバーはこんな感じ。
そこ、戦艦出撃してるやん!っていうツッコミは無しでお願いします。
攻略時はギミック解除でボスが柔らかくなるなんて知らず、ひたすら対潜攻撃でごり押しで攻略しました。
ごり押しで倒された被害者がこちら。
尻のラインがお気に入りです。
そして彼女は大口を叩く割には攻撃を当てると悲痛な叫びを上げるので、すんごい小物感を感じました。
一応後半海域のボスなんですから、もうちょっと威厳を持たせてあげてくださいよ、運営さん。
【E-5】
攻略メンバーはこちら。
江風を育てておいてよかったです。
輸送任務とボス撃破任務、二つのゲージを破壊する必要があったわけですが、今回のイベントで一番楽しく攻略したステージでした。
輸送ゲージの時は海風と江風にのみドラム缶を乗せ、あとは全力攻撃だったので苦戦もしませんでしたし。
ところでこの駆逐水鬼さん、ロードレースの自転車とか乗ってそうって思ったのは私だけ?(どうでもいい)
そんなわけで、イベント自体は割りと早い段階でクリアできました。
萩風ペロペロ、はやみんボイスに毎日癒されてます。
【堀り作業】
E-5を攻略後、まさか4回の出撃で嵐が着てくれるとは思いませんでした。
そして本当の悪夢が始まる。
嵐が順調だった分、グラーフもすぐに出るだろうとタカを括っていたのですが、これが出ない。
バケツの少ないMr.準備不足にとって、毎日E-4のギミック解除はかなり煩わしい作業です。
ローマも来ないし。
その結果がこちら。
シナリオは完全攻略したはずなのに、何故か気分は完全敗北ですよ。
どうしてこうなった!
なにはともあれ、今回のイベントは、前半はとにかく面倒くさくて欲求不満になりました。
そして癒しのE-5(丙)からの苦行の堀り作業・・・・・・orz
艦これの厳しさを感じたイベントでした。
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