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2015年04月11日22:05

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マグリット展に行って来たゾ！【後編】

続き～ヽ(´∀｀ヽ)

わは的にマグリットといえば『魚人』（トップ画）
人魚が上半身が人で下半身が魚なのに対して、マグリットのは上半身が魚で下半身が人なのですねー
いいなー
（作品名が「共同発明」なのは調べて初めて知りました）

この絵、来てるといいなー(*ﾟ▽ﾟ*)ﾜｸﾜｸ　（来てませんでした…(T_T)　個人所蔵とのこと…）

ではここでマグリットさんの簡単な解説ー
ベルギー出身の1930～1960年ぐらいに活躍したシュールレアリスムの大家。
「デペイズマン」と呼ばれる技法（意外なものの組み合わ）を得意とする。
もともとは壁紙やポスター、広告のデザインを手掛けていたので、その作品は『ポスター的』と評されることも。

まあ、どうせ『同時代に活躍した人の絵』『マグリットの模写』『カラーコピー』なんかが多数占めてるんだろうなーと思ったらそんなことはなし！ヽ(ﾟﾛﾟ；)！

約130点全部本物！
しかも、本人の絵オンリー！
他の画家の絵いっさいなし！

おー、それはスゴい！Σ(ﾟДﾟ)
いままで行っていたのがルネサンスの3大巨匠とかだから、時代的にも、絵の価値的にも、持ち運び的にも全然違うんですねー
やっぱり最近の人だけはあります。

しかし、これが悲劇を生むことに…(*ﾉω<*) ｱﾁｬｰ

例によって会場内で感情の赴くままに走り書きしたメモを忠実に再現したコメントをお送りします。

作品は年代後に並べられているので、作風の変化などが見て取れるのがいいですねー
あと作品タイトルがどれも凝っているので、絵を見て、そのあとにタイトルを見て、また絵を見ることをお勧めします

・入口ショボっ！
2Ｆなんだけど、非常に目立たないですねー
上野の美術館と違って、建物の中に大きなスペースがいくつもあるので感覚の違いに戸惑う…

・まずは目を閉じたマグリットさんの写真がお出迎え～
キス顔か！

風景
初期作品。普通～
パッチワーク？　キャシー中島か！
（ちなみにこれ、作品タイトルは付いてないです）

女たち
股間がエロい！　もっさり！

心臓の代わりに薔薇を持つ女
すごく普通の裸婦画…かと思いきや、タイトルを見ると心臓が薔薇になってるのね…
シュール！

プリムヴェール（左）
これ、目を直したら萌え絵として充分イケる！
これはポスターなんだけど、こういうタッチも描けるのねー

水浴の女
スク水か！　と思ったら違った…
表情が面白くて思わず笑ってしまったｗ

でここからシュールの中心地パリへと踏み出します。

困難な航海
うーむ、いろいろと想像させる絵とタイトルだなー
周りの板の穴は何なんだろう？
手とハト……ハッ！　ひょっとしてノアの箱舟！？

天才の顔
むずかしい…
左の眼の部分は空洞なのに、右の頬の部分は仕切りがある
ただ、これに何の意味が…

女盗賊
確かにこれは怪しい！

桟敷席
なんかハゲなのに表情がリアルで笑えるｗ

一夜の博物館
これまたむずかしい…クイズ？
まず左下がわからない…
シューズキーパーかと思ったけど細すぎるし…
そして右下に隠されているものがなにかも全く想像できない…

恋人たち
有名な奴ですねー
なんだかよくわからないけど迫力がスゴい！
純粋に上手い絵

恋人たち
上の続編ー
んー雰囲気からして結婚したのかな？
（注：顔の布は死者に被せられる白い布の暗喩という説（マグリットの母が12歳の時に入水自殺して布の掛けられた母を見たとか）があって、そう考えるとこの人たちは死後に結婚したのだろうか…？　そういう角度で見ると実にシュール！）

このあと、イマイチわからない作品が続くので飛ばし～

新聞を読む男
4コマか！
と思ったら間違い探し？
…わからん！
（注：たぶん時間の経過を表しているみたい）

不穏な天気
まさに不穏！

美しい虜
だまし絵的な？
ほんとはそこに何があるのか？
あとこのモチーフが気に入ったらしく、他にも似たような作品多数。

一番有名なのがこの「野の鍵」
一見ガラスが割れただけの絵だけど、実はガラスに窓から見えるのと同じ風景が書いてあったのだー

哲学者のランプ
チンコか！エロ！
と思ったらタバコキチガイの絵らしい

凌辱
今度こそエロい！……いやむしろグロい！
点が3つあると人の顔に見えるという人間の認識能力を利用した絵ですな

イレーヌ・アモワールの肖像（左）
マツコ・デラックス似

自由の入り口で
おそらく最大の絵
2メートルぐらいありました
なんというか集大成ですなー
大砲がめっさうまい！

人間嫌いたち
カーテン？
それが窓を閉ざしている？

夢
これも連作
横顔だと美人っぽいけど正面だとオバサン顔でガッカリ…
（小さくて見えにくいけど…　あとこのての絵のモデルは嫁らしい）

不思議の国のアリス
タイトル見る前にアリスみたいだなと思った！

オルメイヤーの阿房宮
カッコいい！
まさにポスター的な絵

シェヘラザード
なんかいいねー
これもポスター的
タイトルは千夜一夜物語の語り部ですなー

観光案内人
顔がいい！
この人、胴体のこの形好きだなー
あと指が女性っぽい

快楽
顔がさんまっぽい
って鳥を生で食べてるのか…

写真コーナー　は飛ばす！

会話術
これも連作
最後の一枚で牛が無意味に殺されてるのは何で…？

赤いモデル
うーむ、シュール
もっとこういう絵が見たい

自然の驚異
おー魚人ｷﾀｰｰｰ！
しかもよりリアルに！
なかなか想像力を掻き立てるいい絵だー

光の帝国Ⅱ
これも有名な奴ですねー
一瞬わからないけど昼と夜が同時に存在してるのです

ちなみに「光の帝国」は当然Ⅰもあって、さらにはⅢとⅣ（未完）もあるのです

光の帝国Ⅰ

光の帝国Ⅲ

光の帝国Ⅳ

ゴルコンダ
見た瞬間にカイジの「57億の孤独」を思い出した
元ネタかな？

ガラスの鍵
タイトルがいいねー
有名な「ピレネーの城」に似てるかなー

大家族
看板タイトルですねー
これもタイトルがいいですねー
壮大な作品
果たして空型の鳥か？鳥型の空か？

あー疲れたー
130点は伊達じゃない！
あと毎度のことながら画像集めに苦労した…
今回図録を買わなかったので、余計に大変だった…
（画像がないやつは見つけられなかった…）

いつもは30分ちょいで回るところを1時間も掛かりましたー
「国宝展」級ですねー

作品は実に哲学的。
考えさせられる作品ばかり。
しかし、答えはあるのか？
ただ、なんとなくそれっぽく描いてあるだけじゃないのか？
そんな気もしますがｗ

基本的には2つのものの『融合』ですねー
それが途中からの発見であるものからあるものへの『変化』へと移り変わっていきます。
ほほうー

それとたまに作品横に作者自らによる解説が書いてあるんだけど、これが読むと余計に分からなくなるという罠…
これは雑誌の対談なんかでの発言からチョイスされてるみたいだけど、ほんと哲学的な発言ばかりで混乱させられること必至！
個人的には読み飛ばすのがおすすめ～ｗ

確かに見応えは充分なのですが正直飽きます…
この人、特定のアイテムが好きすぎてそればっかりまんだもーん。
『青空』『樹木』『木の板』『ヘンな丸いの』『ヘンな円柱』『おっぱい』『ホルン』『生首』『手首』…

これらが組み合わさって絵が構成されているので、どれも似たような印象になるのは否めない。

あと、この人のスゴいところはver.違いの絵が沢山あるところ。
同じテーマで描いた作品がいっぱいあるんですよねー
ある意味スゴい！
でも飽きるのです…

なので、途中でお腹いっぱい。
満足度はそれほどには高くないですね。

それとこのシュールリアリスムというジャンルがもうちょっと古い。
マグリットは有名ゆえに模倣もされまくっているので、今見ると新しさに欠けるんですよねー
当時は充分スゴかったんだろうけど、今見るとそうでもない感じが…
そういう意味ではやっぱり『新興』は『王道』には勝てないのかと。

ただ絵はどれも状態が素晴らしく、ピカピカでした。
まあまだ70年ほどしか経ってないのばっかりだから当たり前なんだけど、基本古いのを見に行くことが多かっただけに、これにもちょっとビックリ！

美術館は流石に新しいだけあってきれいでした。
伊達に『新』じゃないですなー

混み具合はほどよく空いてました。
平日の午後だからって言うのもあるんだけどー
（とはいっても、わはが今まで行ったイベント全部平日の午後なんだけどねーｗ）

会場が広いのと1つの絵にみんなが集中することがないので、どれも正面でじっくり見れます。
（看板タイトルのはずの「大家族」や「ゴルコンダ」「光の帝国Ⅱ」でさえ余裕）
いいねー　ここ。

あと、やっぱり女性率高し！
でもおばちゃんよりも若い子が多いかなー

やっぱり『絵』だけっていうのはちょっとキツいね…
個人的に平面な絵よりも立体的な彫刻・彫像のほうが好きだけにそれもあってキツかった。

でもまあ、それなりに刺激は受けましたのでいい気分転換にはなりました♪

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