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2013年07月08日18:54

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マチ★アソビvol.10(その10)

〇14:30〜 「言の葉の庭」新海誠監督トークショー

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新海誠監督が、「vol.6」以来2年ぶりに
新作とともに「マチ★アソビ」に帰ってきたーー!!

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と、いうわけで、新海監督と、
監督の作品に毎回出演されている声優の水野理紗さんがステージに登場。



新海誠監督(以下・新)
「水野理紗さんは、僕の一番最初の劇場作品の『雲の向こう、約束の場所』で
研究者役で出ていただき、
『秒速5センチメートル』では、第3話で『水野理紗』というキャラが一瞬だけ出てきて、
そのキャラを水野理紗さんにやってもらっっているんですが、
水野理紗さんをイメージしてつくったキャラでした。
後、第2話の花苗のお姉さん役も水野さんにやっていただいているんです。
次の『星を追う子ども』でも病院の先生役をやっていただいています。

今回は特別な役は無いんですけど、水野さんがずっといてくれたので、
お守りみたいな感じで。
そんなこともあって、今回は水野さんと一緒にお届けできればな、と。」


水野理紗さん(以下・水)
「毎回そうなんですが、なんでこんなに泣かすの、って。
繊細でいろんなものに象徴が込められているので。」


新「泣きましたか。」


水「泣きますよ。」


新「嬉しいです。」


水「気持ちが高まっていくのに何も無駄なものが無く、最後にクレシェンドになっていく。」




(予告編に込められた想い)




水「最初はすごく印象的な台詞で始まりますよね。

『まるで世界の秘密そのものみたいに彼女は見える。』。」

新「僕の作品は、セカイ系と揶揄される事もあって、
でも、思春期ってそういうものだと思うんです。
思春期ってまず、世界とか宇宙とかの見方を覚えて、
大人になってから、その中間の社会と言うものを学んでいくと思うんですけど、
この物語が終わった時、これは彼と彼女のお話だったんだ、と気づくという、
そういう思いを込めてああいう台詞にしました。

写実的だと言われるんですけど、
僕は舞台を組み立てるようなつもりで背景をつくっています。
男の子から見て、年上の女の子が葉っぱにかくれた神秘な存在という意味や
2人の間にまだ距離があるという意味を込めて、ぼけた楓の絵を入れています。」


水「日本庭園が、今回の『言の葉の庭』のメインとなる場所ですよね。」


新「今回は美術監督を滝口(比呂志)さんという方にお願いしていて、
一見写真のように写実的なんですけど、よく見るとやっぱり絵なんですよ。
聞いてみると、滝口さんは山本二三さんが凄く好きで、
二三さんがデジタルで描いたらこういう感じになるのかな、と思いました。
デジタルだけど、でも二三さんのテイストを感じました。

このカットは、東屋で、雪野さんという主人公の女の子が立ち上がるというシーンで、
男女が初めて出会うシーンなんです。
女性が立ち上がる瞬間に雷が落ちるなんて、アニメでしかできない表現だと思うんです。
そこがアニメをつくっていく面白さだなと思います。
アニメって、最初から人の意図を込めてつくられているので、
意図を込めただけ、その分だけ人に伝わるのがアニメのいいところだと思うんです。
稲妻は稲をもたらしてくれる妻という意味で、女性の象徴なんです。
15歳の男の子にとって神様のようにように見えるという意味を込めて
そういう画面にしています。」




(足を紙の上に置いて鉛筆でなぞっていくシーン)

新「自分専用の靴をつくる時って、職人さんに足の大きさを測ってもらうんですよ。
これは、15歳の男の子が女の子の足を測るという色っぽいシーンです。
どうですか、水野さん。
15歳の男の子に靴をつくりたいと言われたら足を出しますか?」(笑)


水「ちょっと勇気がいりますね。(笑)
裸足になるというのは。」


新「でも、それだけ自分をむき出しにするというのは、
告白の象徴かもしれないし。」







(雪野さんがベッドにバタンと倒れこむシーン)

新「ここは、胸を見せたかったシーンなんですね。
15歳の男から見て27歳の女が魅力的な存在として見られるように。
倒れた時に深呼吸とかもさせて、胸が見えないようにしてるんですが。


花澤(香菜)さんの話もしようか。

花澤さん、すごく良かったんですよ。
今回、雪野さんをやってもらうのは怖かったんですよ。
25歳以上の女性から選びたいと言ってたんだけど、
その中で1人だけ花澤さんが『私もやりたい。』と手を挙げてくれて。
なんだろう、まだ規定の年齢に達してないのに、と思ってたけど、
ちょっと低めで、素で喋るんです。
お仕事が忙しいのかも知れないけど、ちょっと疲れた感じがあって。(笑)
でも時々、ドキッとするかわいい声が出る時があるんですよ。
とても27歳には見えないような。
そこが良かったです。」


水「抱えているものがあるキャラを花澤さんが演じていたのが魅力的でした。」


新「花澤さんの他の作品にない魅力が出ているかもしれないですね。」


新「雨の表現にこだわっている作品でもありますから、
2人の関係が深まっていくにしたがって、いろんな雨が描かれています。
反射する雨露も空気中に振っている粒子そのものも
どう描くかこだわりましたね。
今回はデジタルでアニメをどう描くかにもこだわっています。


今回は2年ぶりに『マチ★アソビ』に出させていただくという事で、
サプライズが無いかと思って、
主題歌の『言ノ葉』をここで初めて聴いていただきたいと思います。」







水「秦(基博)さんが作品を観た後に、自分の答えとして歌詞にしたかった
という気持ちが凄く分かります。」


新「仮歌を聴いた時に時々歌詞らしいものがあって、
こういうふうに音楽ってできていくんだなと思いました。」






(質疑応答)

質問1
『「星を追う子ども』では、世界中の誰が観ても分かる普遍的な冒険ものがつくりたい
とおっしゃってましたが、
今回は万葉集や日本庭園など
日本の根っこにかかわるような内容になっていると思うのですが、
何か意図があるのでしょうか。』


新「もう1回『言の葉の庭』は『秒速5センチメートル』的なものに
戻ったんじゃないかという印象かもしれないですけど、
僕としては戻ったという印象はなくて、
ただ、現在の東京を舞台にした作品がつくりたいというのがあって、
1つには震災があって、今の風景は実は脆弱なもので
10年後、20年後にはなくなってしまうかもしれないので、
今の景色を残しておきたいな、と思ったのが1つです。

いろんな国で『秒速センチメートル』を上映した時、
十分には伝える事ができなかったと思って『星を追う子ども』をつくったんですけど、
それでもやっぱり伝えきれなかったという反省があって、
『言の葉の庭』では万葉集や日本庭園をモチーフにしながらも
万国に共通する伝わるものをつくりたいと思ってつくりました。」


水「監督の中では連続してる、と。」


新「だから、予習として『星を追う子ども』も観ていただければ。」




質問2
『大人の女性と高校生の男の子の恋愛という設定について。』


新「年上の女性との恋愛だと純粋な気持ちを取り出されるかなと。
自分が手の届かないところに憧れる男の子の話をつくりたいと思いました。
実際には彼女には彼女の属している社会があるのですが。
社会的にも環境的にもギャップがある恋愛を描く事で
コアなものが描けるんじゃないかなと思ってつくりました。」






質問3
『背景をなぜあんなに綺麗に描くのですか。』


新「僕、長野県の上のほうで育ったんですよ。
高原の光の変化がダイナミックだったんですよね。
東京に出てきた時、なにかつまらないなと。
平坦な光景だなー、と思ったんです。
それもあって綺麗な景色に救われていた部分があったと気づいたのが1つで。
東京がつまらないと思っていたのは最初の3年で、
住んでるところが汚いのはつまらないな、と
ビルに赤みがさす風景とか、積極的にいい景色を見出そうとしていくようになりました。
最初は風景にはあまりこだわってなかったんですが、
でも他の人から『背景が綺麗ですね。』と言われて、
それで逆に意識するようになりましたね。」





質問4
『「ほしのこえ」をやり直そうとしているように感じたのですが。』


新「確かに、アニメ版でも美加子という女の子がバス停で靴下を脱いでるんですね。
ずっと雨宿りの話を描いてきたんだなと思います。
本来の場所で自由になれない男女が
一時的に雨宿りしているのがやりたかったんだろうし、
僕も思春期の頃にそういう事があればよかったな、と思います。」



水「なかったんですか?」

新「僕は甘い思い出がいっぱいある訳ではないけど、
かと言って絶望している訳でもなかった凡庸な感じだったので、
作品の中でついたてしてるんだと思います。」





質問5
『監督ってひょっとして鉄道ファンだったりしますか?』


新「高校時代ずっと電車に乗って通学していて、
電車に乗って会社に行っていたので、
電車という交通手段には思い入れがあります。
なので、今回も大変緻密な電車の描写が出てきます。
ただ、電車は僕が描いているんじゃなくて、
作画の竹内(一義)くんが好きなんだと思います。」(笑)
でも、鉄道って、メカニックで
男の子ってメカが好きですからそこで上がってくれたらというのはあります。」





こうして、新海誠監督のトークイベントは終了。
わずか1分半弱の予告編映像をメインとしたトークだったにも関わらず、
すごく細かいところまで意味を込めて映像をつくられているという事が凄く伝わって、
あらためて、新海作品の映像の見方を深める事のできた密度の濃いトークでした。


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↑『マチ★アソビvol.10の「ここだけ新聞」は、これが最終号です。
取材にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
次回のマチ★アソビでまたお会いしましょう!』





「アニメイトTV」様によるレポ記事。
http://www.animate.tv/news/details.php?id=1367915282



「トーキョー アニメ ニュース」様によるレポ記事。
http://tokyo-anime-news.jp/?p=11000

http://tokyo-anime-news.jp/?p=11001


















ここで、メインステージを一旦離れ、しんまちボードウォークを最後の散策。


ボードウォークを歩いている途中、デジカメを落としてしまったのですが、
「落としましたよ。」と拾ってくださった方が、なんと、
コミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝社長でびっくり!!

「マチ★アソビ」ってすごい、、、。


「『言の葉の庭』予告編を観てすごく良かったので、
絶対に観に行きます。」

と、お伝えさせていただいたのですが、
笑顔できちんと聞いてくださって、いい人でした。

さすが「マチ★アソビ」のアイドル!!











そして、マウス・ダイスブース近くで、
徳島の「マチ★アソビ」仲間であり、川澄綾子さんファンの同志でもある、
どあらんさんと偶然遭遇。

今回、ずっとニアミス続きだったので、
ちょこっとだけでしたが、お会いできてよかったです。






そのマウス・ダイスブースでは、
先ほど「ひびちからじお」公録を終えた辻あゆみさんが立たれていたので、
ふれあいに行かせていただきました。(笑)




私「お疲れ様でした。
今回はお会いできて嬉しいです。
『ぽてまよ』のぐちゅ子の頃からファンでしたから。」


辻あゆみさん(以下・辻)
「あれ、需要あるんですか!?(笑)」


私「いいじゃないですか。(笑)
『ぽてまよ』のラジオも楽しかったです。」


辻「あれ、大変だったんだよー!!(笑)」


私「前回(vol.6)の公録は来られなかったんですけど、、、。」


辻「(ふくれっ面で)どうして来てくれなかったのー!!」


と、いうようなお話をしながら、
今回の「マチ★アソビ」フライヤーにサインをしていただき、
熱烈な握手をしていただきました♪
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ここで、マイミクのライアンさんが辻さん好きだった事を思い出したので
ライアンさんへもサインをお願いしたのですが、快諾してくださいました。



私「辻さんと川澄綾子さんのファンで。
私もですが。」(笑)


辻「だったら、『スカイガールズ』も好きなんじゃないですか?」


私「もちろん、『スカイガールズ』もすごく良かったです。

『神撃のバハムート』出演おめでとうございます。
あれでも、川澄さんと一緒で。

川澄さんって、どういう方なんですか?」


辻「すごくいい人!!」


私「やっぱり、いい人なんですか。」


辻「一緒にご飯に行ったら、すごく優しいの。
大天使!!」


私「『ぽてまよ』のラジオでも言っていましたね。(笑)」


と、いうわけで、ライアンさんへのサインをいただき、
熱烈な握手(2回目)をしていただき、辻さんとお別れしました。

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辻さんとふれあい終えた後は、
お隣に立たれていた森谷里美さんとお話させていただきました。

「マチ★アソビ」のいろんなステージイベントでずっと見てきた森谷さんと、
「vol.10」にして初コンタクト!!(苦笑)

正直、かなり興奮しました。(笑)



私「『マチ★アソビ』は昔から来てるんですけど、
普段はステージのほうにいるので、、、。
でも、ステージはいつも楽しく観ていました。

去年の『輪廻のラグランジェ』イベントで葛原ともえを知って、
2期は『おおっ、ともえだ!!』と思いながら観ていました。(笑)」


と、ここで会場限定のCDに目が、、、、。


迷わず衝動買いしてサインしていただきました。♪
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続いて、松嵜麗さんとも初コンタクト!!



同郷(福岡)出身の松嵜さんに聞きたかったのは、やはり出身地だったのですが、
松嵜さんは博多出身との事。

「博多、大都会ですよね。」と思わず言ってしまう、
自分の北九州市民気質が悲しい、、。(泣)


松嵜麗さん(以下・松)
「高校どこですか?」


私「福岡にいたのは中学までだったので、高校は滋賀県なんですよ。」


松「高校だったら分かったのに。」


ううっ、あと3年福岡にいたかった><









引き続き、ACRYLICSTABさんとお話。

前日のライブの曲が凄く良かったので、CDを物色。

昨日のライブの感想など、いろいろとお話させていただいた後、
2人からCDにサインをいただき、握手していただきました。
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↓辻あゆみさん、森谷里美さん、松嵜麗さん、ACRYLICSTABさん、と
いっぱいサインが集まりました☆
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サイン会や握手会でもない場で
声優さんやミュージシャンの方にお声をかけさせていただくのは勇気がいりましたが、
皆さん、とても気兼ねなくお話してくださって嬉しかったです。













そして、メインステージに帰ろうとして、
スターチャイルドブースの前を通ったちょうどその時、
加隈亜衣さんが、
「『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ 全国応援団結成キャンペーン』
全国制覇しましたー!!」
と宣言されていました!!!

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これは凄い!!!

私も支部長の1人として、これから頑張っていかないと!!






「水瀬伊織デカバッチ Birth Day Ver.」は完売!
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辻あゆみさんも出演されている「スターリット・マーマレード」ドラマCD2巻は
6月26日発売!(好評発売中!)
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メインステージに戻ると、ちょうど「チャリティーオークション」の途中でした。




『小森まなみさん愛用のギター』キター!!!


20万円で落札されていましたが、すごいものが出品されていますね、、、。



(つづく)
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