月亭遊方のゴキゲン落語会（第４２回）

　昨晩は遊方さんのゴキゲンな独演会を観にワッハ上方の4階にある上方亭へ。補助席（丸イス）も出る大入りに、遊方さんもニコニコでした。

　遊方さんがtweetされていた通り、この日は７月末から内弟子となった禄遊さんの初舞台。幕開前戯噺では、禄遊さんのエピソードに加えて最近の若い噺家達のメールでの謝りかたの話から、ＰＣとプリンタの接続をメーカーに問い合わせ電話した話などで、どっかんどっかん受けていました。

　初舞台の禄遊さんはぎこちないものの、話はしっかりと入っているかんじでした。これからに期待です。前に太遊さんの初舞台も観たので、遊方一門の初舞台、いまのところ制覇です。

　遊方さんの１席目は、仙台四郎さんのマクラから「老婆の宝くじ」。姑が宝くじで３億円を当てた家族の噺で、前半の当選を知った家族のオーバーアクションな驚き具合からノリノリでした。この劇画的、昭和的なかんじ、大好きです。姑が宝くじを無くしたと知った嫁の豹変ぶりとか、人間のいやらしい面もきっちりと描き、それがまた大爆笑に繋がっていて、まさに名作！２席目のマクラでギャグを５つ忘れたと言ってましたが、あと５個も増やしたら笑い死にしてしまいそうです。

　２席目はコンビニの新人店員、谷口くんが店長から、客を見て見ぬふりをするというコンビニ店員の心得を伝授される「コンビニストアの人々」。コンビニを訪れるおもろい人々の濃いキャラがいちいち面白く、彼らを買い物傾向からしっかりプロファイリングする店長のキャラと、元服屋でおせっかいな谷口くんのキャラのやりとりにどっかんどっかん受けました。体育会系の谷口くんに、ダルそうな挨拶の仕方を教える店長の声と表情がとくに最高！

　次回は１月。大阪市長の方針で３月以降のワッハ上方の運営が不明瞭で、その先はわからないとか。

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平成24年10月16日(火)
第42回月亭遊方のゴキゲン落語会＠ワッハ上方4階上方亭

演目：
１．月亭遊方「幕開前戯噺(遊方の日常あれこれ)」
２．月亭禄遊「味噌豆」（初舞台）
３．月亭遊方「老婆の宝くじ」
仲入
４．月亭遊方「コンビニストアの人々」