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2012年05月18日11:40

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初めて見たストーンズのリハーサル!オランダ王国98年

98年3月東京のフォーシーズンズホテルのバーで、ストーンズの
スタッフからヨーロッパで会いましょうの言葉を受け、同年6月
オランダへ旅立った。ストーンズの英国公演は99年に延期になり
オランダはアムステルダム・アリーナで行われる5回公演が欧州ツアーの
ハイライトになった。収容人員5万、天井はガラス板のようなドーム。
オランダのサッカーチーム、アヤックスのホームグラウンド。
フォトフォト
アムステルダム中央駅          地酒ハイネケン

オランダは1986年に学生時代に行って以来、何度か訪問した国。
東京駅の設計の元になったアムステルダム中央駅やハイネケンの看板。
木の靴のお土産屋さんがオランダに来たことを実感させる。
コンサート会場のアムステルダムアリーナへは、タクシーで移動。
開演前にスタッフからバックステージパスを受け取る。
フォトフォト
ストーンズも公演したパラディソ        地元のレコード屋
収容人員700人のクラブ
チケットは25万枚完売の為、交付されなかったが
「パスとリストバンドがあれば大丈夫。好きな場所で見なさい」とのこと。
バックステージにはバーも用意されており、地酒ハイネケンを一杯。
午後に組み立てられたステージにストーンズとバックバンドが勢ぞろい。
初の会場のためにサウンドチェックだ!

キースがダイスをころがせのイントロを弾くと
大音響でバンド一丸となった音が会場を直撃する。
ミックも所々歌詩をなぞるような歌い方で全体演奏が終わると
ステージを移動してセンターステージへ。曲はリトル・クイニー、
チャック・ベリーのロックンロールナンバー。
ミックはステージ全体を動き回りサウンドを確認していた。
フォトフォト
パラディソでのファンイベント          街で見かけたベロ

リハーサルが終わり夜、会場もびっしりと満員、大歓声の中、
オランダ公演が始まる。豹柄のコートを着用したキースが現れ
花火の大爆発をバックにサティスファクションのイントロを奏でる。
オランダのファンも熱狂的にストーンズを迎える。この日は
バックステージ近くのスタンド席で見ていたら知り合いの
英国人ファンと遭遇。初めての会場せいか音がかなり籠っている。

ドーム状の会場はサウンドチェックが難しいようだが
2日目、3日目と音は大分改善されていた。そこがスタッフの凄さ!
この公演はライブアルバム「ノー・セキュリティ」の収録が行われ
会場のあちらこちらにマイクが吊るされている。
良く聞けば私の叫び声も入っているかもしれませんね。
フォトフォト
ロン・ウッドの展示会         ゴッホの絵で有名なカフェ

ヨーロッパのファンにとって初の体験になるインターネットによる
今夜の演奏曲、決定コーナーは初日メモリー・モーテル、以下
シーズ・ア・レインボー、アンダー・マイ・サム、レスぺクタブル、
最終日は愚か者の涙が選ばれた。連日の盛り上がりはすごく最終日は
久しぶりに愚か者の涙が聞くことができて、本当に来てよかったと実感。
フォトフォト

最終日のリハーサルはジャスト・マイ・イマジネーションと
そしてこの曲だった。ジャスト・マイ・イマジネーションでは何度も
演奏がストップしミックの機嫌が悪いのが一目瞭然。聞けば当時の
奥さまジェリー・ホールと喧嘩して奥さまは先にイギリスに帰国。
スタッフやバンドは逆に英国から家族を連れてきているというのに。

最後はキーボードをステージ正面においての愚か者の涙の演奏は
父親になったストーンズの心境を歌いあげた名バラード。
おかげ様でリハーサルと本番の2回の生演奏を聴けたのだ!

センターステージに移動しての演奏も、ヨーロッパは座席無し、
オールスタンディングの為、オランダ人の大移動が始まり
その群集の中央にストーンズが演奏する光景はお祭り騒ぎである。
フォトフォト
お世話になったホテル ストーンズ関係者も宿泊
会場が大歓声に包まれる中、ステージセット中央のスクリーンが
アンコール前の世界地図、ヨーロッパ大陸、オランダ、アムステルダム
と地図が細かくなってゆきアムステルダム郊外の会場に矢印が刺さり
ベロマークが登場、4日目はワールドカップが開催され
(ミック・ジャガーもイングランドの応援に行きました)
オランダがアルゼンチンを破った瞬間のビデオに演出を変更するなど
日本、アメリカでは見られない演出に会場も大絶叫!
フォトフォト


アンコールはミック・ジャガーの作詞作曲によるブラウン・シュガー!
アメリカ大陸を舞台に奴隷売買や資本主義、ドラッグの快楽を歌った
この曲は海外貿易と自国の土地賃貸で財を成した国、オランダで聞く
のは全米、日本とは違った趣がある。何度も繰り返される
コール&レスポンスにオランダのファンも陶酔してしまった。
バンドのサウンド、歌はイギリス人の世界観を見事に表現していた。
フォト
コンサート会場を上から撮影
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