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2012年05月09日01:31

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【武装神姫】神記その35 小さな鋼の機甲兵―――ダスクライネ・クリーガーむ

トレフェスオフのレポ・・・の前に

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前の日記で経過報告したコイツのご紹介を。
オフ会・会場でお見かけした方もいらっしゃるでしょうが
お暇でしたらSS用設定と併せて長々とお付き合い下さいましm(_ _)m



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■戦車型MMS《ムルメルティア・ダスクライネ》
"Eden of Bullf社"が神姫ブランド参戦への足がかりとすべくフロントライン社に持ち込んだ"ムルメルティア"強化プランの一つ。
軍事色の強いムルメルティア型を、軍用神姫として改修した機体であり、アーンヴァル・トランシェやストラーフdis同様、多くのパーツを原型機と共用している。

指揮官機としても評価の高いムルメルティア型だったが、フル武装時の機体全高が大きく被弾率も他の神姫と比べて高かかった為、戦場での生存時間の短さが危惧されていた。
そこで素体を小型化、武装脚も簡略化する事でフル武装時の身長を抑え、その分だけ装甲を大幅に追加する事で生存時間の延長を図っている。

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大型副腕"ヴィントシュトース"に装甲を追加する事で、小柄な本体を守る巨大な盾として機能させており
副腕がより大型化した事で従来機より格闘戦に優れて居る。
フル武装時にはダメージが蓄積した装甲や残弾ゼロになった武器等、デッドウェイトとなった武装をパージして行く為、最終的にはこの副腕が本機の主力武器となる。

この形態では最低限の武装のみを装備しているので、非常に身軽に動け運動性は従来機と比較してより高いものとなって居る。






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●重武装形態《ダスクライネ・クリーガー》
両副腕に"インターメラル超硬タングステン鋼芯"を装備し、ブースターやフロートユニットを増設した本機のフル武装形態。
機体の身長はそのままに、全体のシルエットはより巨大な姿へ変貌を遂げており、重量は通常武装時の倍近くに増加している。

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大量の武装追加によって生じた大幅な重量増加に伴い半ば歩く事を諦め
尻尾状のフロートユニットとブースターによって滑る様に移動する。

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戦闘中も指揮に専念出来る様、副腕を始めとする武装の制御や操作を後部に搭載されたケモテック社製のプチマシーンを改良した"S.C.S.C(サブコアセットチップ)"がその全てを統括する事により戦闘を行いながら繊細な思考も行いつつ指揮を執る事を可能とし、最悪本体の神姫が行動不能となってもS.C.S.Cさえ無事ならばある程度の戦闘を続行、撤退行動に移る事が出来る。

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主力武器としてはムルメルティアの象徴とも言えるインターメラル3.5mm主砲ではなく近接用武装であるパイルバンカー"インターメラル超硬タングステン鋼芯"を敢えて採用している。
これは火力こそ凄まじいものの装弾数が少ない3.5mm主砲よりも、継続戦闘時間の長さを優先した結果であり、通常のタングステン鋼芯とは異なり、炸薬式パイル射出機構に加えエネルギー式パイル射出機構を併せたハイブリット方式を取る事でより長時間の戦闘使用に耐えられる仕様に変更されている。

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3,5mm主砲に代わる火力として、脚部側面に地対空ガトリング砲"ルーデル"を装備。
接続しているアームを前方にスライドさせる事で射撃体勢に移る事が出来、正面から上空の敵に対して威力を発揮する。
オーバーキル気味だった3.5mm主砲に比べ単発での威力は劣るものの、連射性能が高く秒間火力は凄まじい。

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フロートユニットに装備されたアンカージャッキを用いる事で機体をこの程度まで支える事が可能であり、対空砲火に適した角度を維持することが出来る。
またこのアンカージャッキは踏ん張りが必要な曲面でフロート機能が用いる事が出来ない場合に武装の重量を支える役目を持ち、本機の大型武装を支える上で重要な役割を担っている。

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アヴェンジャーは対空砲に限定して使用する場合や、脚周りのハードポイントを確保する必要がある場合
背部のブースターユニットに装備する事が可能。
この場合、射撃等の火器管制もプチマシーンが行う。






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●重機動フロートバイク《ブリッツ・クリーク》
ムルメルティア型の欠点として重武装故の機動力の低さが挙げられる。
戦線へ機体を投入する為には神姫本体とは別に輸送手段が必要であり、特に広範囲での戦闘を行う軍用機として考えた場合は致命的であった。
そこで考案されたのが武装自体にビークルとしての可変機能を与え、神姫本体ごと自らを輸送すると言うモノである。

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この武装変形機構は"Union Steel社"の真鬼王、ファスト・オーガを参考にしており、搭乗スタイルもファスト・オーガに近い形が取られている。

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装甲内部には引き出し式グリップが収納されており、機体に跨りこれを握る事で搭乗する。
一見すると神姫が操縦している様だが、実際はS.C.S.Cが機体の操縦を担当しており無人走行も可能。
設定を変更すればコントロール権を搭乗神姫に移す事も可能だが、神姫自体が操縦する事にメリットがあまり無く、神姫が操縦するのはあくまでS.C.S.Cが機能を停止する等の緊急事態に限られる。

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各種武器はクリーガー同様に使用可能で、両サイドのタングステン鋼芯はすれ違い様に打ち込む事でバイクでありながら近接戦闘をも可能としており
また浮遊移動である事から緊急の方向転換は難しく、それを解決する手段としてパイルバンカーを地面に打ち込む事で強引に軌道修正をする等、機体の方向転換や回避行動にも使用されている。

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飛行可能な様にも見えるがあくまでフロートバイクであり、最大でも地上30cm程の高さまでしか浮遊走行出来ず
機動性も重量過多な事からバイク、トライク型等と比較すると大きく劣ってしまうが、武装類を排除した場合はこの限りでは無い。
それでも武装時とは比較にならないスピードでの移動が可能であり、車輪を持たない故の無音走行によって隠密性も高く、単純な移動手段と言うだけではなく、戦略の幅を広げる事にも成功している。



計画当初では高い評価を得た本機であったが、フロントライン社が3rd素体を用いたアーンヴァル・ストラーフのMk-2プロジェクトに重点を置いた事に加え
武装の空間転送技術がほぼ確立した事による本機のコンセプトの根幹そのものが揺らいでしまった事により本プランは白紙
プレゼン用に製作された試作武装が一機分存在するのみとなった。

後に本機の再評価プロジェクトが行われ、"アテナプロジェクト"──俗に言う"アーンヴァル狩り事件"から流出したMMS型戦闘用オートマトンのデータをベースに製造された本機と同型の神姫が武装の再評価実験に参加している。



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◆解説
何時も以上に妄想設定がダラダラと長くなりましたが、ムルメルティア型《クライネ》こんなんになりました!
ちのさんにアイペしていただいて上がりに上がったテンションに任せて作りましたが、個人的には割りと満足してます(*´ω`)=3

塗装も最低限、パーツも入手の容易なモノや壊れ難い、修理しやすい構造にと適度に手抜きしてるので非常にブンドド向きの神姫に仕上がりました。
使った塗料はジャーマングレイとマットブラック、シルバーの3つのみ
更にニッパーとデザインナイフで切ったプラ板で空洞を塞ぎ、ピンバイスで穴を開けて神姫軸をぶっ刺して行くだけの簡単な作業しかしていません。
今までの神姫の中で一番手抜きなのですが、その分頑丈なのがお気に入りだったり。

初期イメージはアイアンコングだったんですが
―――途中から完全にヒュッケバインボクサーとガンナーの複合機に(`・ω・´;)
構造の関係上、フル武装時とフロートバイクに神姫スタンドが使えないのが残念な処・・・今後の改善点でしょうか。

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コメント

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