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2005年04月24日17:32

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Your Fortune

あらすじ。

母(68歳)といきなり吉野、奈良へ旅に出ることになった小生。昨日、23日の旅記でございます。・・・えぇと、長文であります。

▼吉野、桜狩り

夜行バスが中央道経由であることに若干の驚きを感じつつ、お構いなしにバスは早朝の近鉄あべの橋駅に到着。天気は晴れやかですが、朝はまだ寒さが体に凍みます。

近鉄特急「さくらライナー」で一気に吉野山の麓まで。この列車、名は体を表していて、シート、カーテンといった内装も、淡いピンクでまとめられています。

麓からはロープウェイで山を登ります。このロープウェイ、作られたのが昭和3年というシロモノ。もちろん直し直し使っているのでしょうが、それでも橋桁の下を通るときの揺れと言ったらありません。下手なライド系アトラクションよりも、ずっと恐怖。ちなみに、先週だと眼下に下千本の桜が広がっていたとか。

吉野の里に入る山門「黒門」を抜けます。桜は、メインとも言えるソメイヨシノはほとんど葉桜ですが、八重桜、山桜、そして枝下桜が、ときたま現われてはその美しさを競います。ピンクと白のシンプルなコントラストに心奪われる不思議。

吉野山の桜の名所のひとつ、4月下旬が見頃と、他よりは少し遅い奥千本へ向かうバス乗り場への道すがら、アチコチの寺社仏閣に立ち寄ります。

小生、一応神主などもしておりますが、偶像崇拝の気はありません。信仰上の理由とかはまるで関係なく、単純に、あまり仏像やらに興味が無いのです。

そんな小生でも、金峯山寺は蔵王堂の本尊像は見入ってしまいました。東大寺の大仏殿に次ぐ大きさの木造建築と言うこの蔵王堂は、外観だけでも圧巻です。

吉水神社は、京を追われた義経&弁慶や、南北朝時代の後醍醐天皇が身を寄せたところだそうです。ちんまい社ですが頑張ってます。そこに、衝撃のアイテムがっ!

English Omikuji

実物の写真はフォトアルバムを御覧ください。いやぁ、普段あまりおみくじに興味が無いせいかもしれませんが、こんなものが出てたんですねー。

というワケで、早速ひいてみました。

Your Fortune:Excellent

えぇと、大吉のようです・・・わっかんねー! 表面にいわゆるフツーの日本語のおみくじ、裏面にそれを一生懸命英訳したものが書かれています。が、日本語が雅びな言葉で書かれているせいか、英訳したものを再度直和訳しても、元に戻りませんw

信じられないくらい美味い作りたての桜餅を片手に、オーガニックコーヒーの店で小休止しつつ、竹林院と言う庭園を愛でると、もうすぐそこは、奥千本方面へ向かうマイクロバス乗り場。奥千本は今が見頃ということで、そこそこ込み合い、バスもピストン輸送しているとのこと。小生たちは、二巡目で乗れました。

バスは急な山道を登って行き、奥千本の入口、金峯神社へ。今度は徒歩で急な参道を登り、拝殿を参拝後、その横の山道を登りはじめます。生えるはひたすらに杉の樹。花粉症の母は、ドーピングをしております。加えて、もちろん慣れない山道。それでも弱音ひとつ吐かないのは、さすが戦前産まれと言うべきか。

山中を進み、もしかして、道が違うか謀られたか、あるいは既に散って見逃したか、と思い始めたころ、谷ひとつ挟んだ向かいの斜面に広がる桃色の敷布。それが、奥千本でした。

山の急斜面に這い付くように桜が連なります。その間の平地には、ここまで踏破してきた(←大げさ)人たちが、桜を愛で、飯を愛で、酒を愛でています。杉と桜が広がるだけの奥深い山の中に広がる、なんとも言えない不思議な光景。

▼ホテルマジック

帰りはバスを使わず、ハイキングルート的に案内されている道路を下山します。道々、高城山展望台などから吉野の山々を眺めたり、水分神社に参拝したり、そこでホラ貝を吹きながら寺社を巡る修験者(女性)を見かけて「ほら吹きガール」と勝手に名付けてみたり。竹林院まで来たら、ちょうど麓まで行くバスの乗り場がすぐ近く、バスも来ていたので、ロープウェイではなくバスで下山。再び近鉄に乗って、今日の宿泊地、奈良に向かいます。

今回の行きたい場所リストに、奈良市内の史跡は無かったのですが、結局宿が多いこの地に、一宿をとることにしました。予約は、小生みたいな人種には悔しいことですが、時間がなくて旅行代理店、具体的にはJTBに駆け込みました。とはいえJTBは、旅行代理店の中では対応の良い会社です。びゅうぷらざよりも全然良い。

男女一名ずつ、利用者の評価がそこそこ良く、和室部屋食でお手ごろお値段、の条件で紹介されたウチから選んだのは「ホテルニューわかさ」。奈良の古い街並を抜けて辿り着いた先は・・・

えらいファンシーなホテルでした。上の写真はロビー。

タイル張りの外装の下、花が咲き乱れ小さな噴水のまわりには白雪姫と7人の小人(5人しかいなかったけど)。ロビーには自動演奏のビアノ。屋上には貸切りタイプの展望ジャグジー風呂に、大浴場の内装にはレンガが使われています。なんていうんだろ、どうやら全体のコンセプトは「地中海風」。つか、各部屋に無駄にコンセプトをもたせたどこぞのラブホテルで見た「地中海」な部屋と似ています。

そう、どうみてもカップル向けなんです、このホテル。実際、見かけた他の客は全てカップル。あぁん、コイケさん(JTB神保町店)、「男女一名ずつ」だから気をきかせて紹介してくれたのかもしれないけど、完全に裏目に出てるよぅ。

まぁ、部屋は和室でしかも予約したランクより広くしてもらったし(狙い通り)、料理の和懐石も美味しかったし、従業員のサービスもまずまずで、良かったと言えば良い宿でした。

さて翌日は、奈良の台地を四方に駆けずり回る予定。たんまりビール呑んでさっさと寝ますか!
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