先日、とある本で「秘境」という単語を久しぶりに見たので、ちょっと図書館を検索して、
秘境モノの本を2冊ほど借りてみました。
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誰でも行ける世界の秘境
誰でも行けたら秘境ちゃうやん!というツッコミをするために借りてきたのですが、まぁ著者の方もその辺はお見通しで
「誰でも行けるなら、秘境ではないのでは」と反論されるだろう。たしかにその通りだが、「誰でも行けるようになった、かつての世界の秘境」という意味であることをご理解いただきたい。
ちっ。
然るに、読んでみたらこれが結構面白い。元新聞記者の著者のテキストはこなれていて、情景も浮かびやすく、構成も上手く見せています。また、現地の人と著者とのやり取りをリアルに書いているので、土地土地の人間を感じられる文章になっています。
ただ、その体験記の幾つかが、やれ政府に招致されただの、やれなんかの研究だのというところをキッカケにしているので、その部分で、一般人的な視点とのアンマッチがあるのかな、と。
とはいえもちろん、一般的な行き方、観光の仕方もかかれているので、ガイドとしてはまぁなんとか成立してるかな、と。
ちなみに、文章本なので、写真などは最小限しか使われていません(しかもモノクロ)。壮大な風景を見たい人は、別の本がいいですね。
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世界秘境地図
さっきの本とは逆で、グラビア中心の作りです。なのに、グラビアの写真がいかにもアリポジ(多分、どこかの写真屋から買ったもの)でクオリティが低く、しかも第一章の後は2色刷りになるので、かなりガッカリします。
扱っている場所の数は多いので、いろいろ見てみたい、という人には良いかもしれませんが、きっと、もっと良い秘境モノのグラビア本はあるはずですw。
思いっきり、旅立ちたいねぇ……
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